Hitoshi Ota

2018年3月末22年勤めた会社を退職しました。
「暮らし、味わう。」をテーマに
食のセレクトショップ&カフェ テマヒマ
OPENに向けて準備中の45歳です。

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制約

こんばんは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。昨日、元スタッフのなつみさんが、栃木県宇都宮市から、ご主人、娘さん(1歳2ヵ月)と共にテマヒマに遊びにきてくれました。週末とは思えないのんびりとした店内でしたので、ゆっくりしてもらえて、再会の好き時間となりました。ご主人の転職・転勤、テマヒマ退職、そして出産と大きな変化があったここ数年だったかと思いますが、変わらずなつみさんのままでした。思えば、なつみさんが加わった頃、テマヒマは開店時からのメンバーが皆さん卒業して、完全な第二期となりました。第一期では、メニュー開発も含め中心的な主力メンバー(今は娘さんとご自身の飲食店を開業されました)がいる体制。第二期は圧倒的な存在がいない分、みんなで作り上げていくような体制。新メニューの試作・試食会が定着したのもこの頃です。サラリーマン時代、マネージャーをしていて、中心的な中堅・ベテランがいない時期に若手メンバーが成長していくということがよくありましたが、それにも似てるかもしれません。なつみさんが抜け現体制になって、グループLINEなどで知見を共有する、蓄積するということが強まっていってます。そうせざるを得ない制約状況だったからですが、結果、利他的な、みなで支え合うようなとても良い習慣になってきていると思います。まずは自己開示しないことには始まらないのですが、、、現在のランチのメイン、なんちゃって牡蠣フライ。毎年冬時期にやっていて大変人気メニューですが、これもほぼヴィーガン(お出汁の鰹節以外は)という制約があったからこそ生まれたもので、少し似ています。制約が企画を生むということもよくこのブログで書いていますね。初期テマヒマブログで、仕事の仕方として、山下達郎さんの論をお借りして、シンガーソングライター的アプローチ、プロデューサー的アプローチということを書いていました。後者は現有メンバーなら、どういう曲なら最大限発揮出来るか?という感じで、エンジニアリング(設計主義)に対して、ブリコラージュ的と言えるかもしれません。僕自身、プロデューサーを名乗っていますが、飲食部門に対してはある種客観視しながら仕事を進めれているのでプロデュースがきいていると思いますが、物販部門に対してはシンガーソングライターの部分が出て客観視出来ていないのが問題だと、客観視しています笑。ミュージシャンのセルフプロデュースってどうしてるんでしょうね?難しいですよね?今日は比較的のんびりした店内でしたが、7月に出版される書籍の撮影取材があったりしつつ、よく喋りました。ライター兼カメラマンさんが同い年、大阪出身というのもあったでしょうか?どんな紙面になるか楽しみです。テマヒマは明日明後日火曜日水曜日で定休日です。木曜日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。

壁打

『大阪・高槻』古民家『テマヒマ』の「恩送り」と「哲学対話」が1周年。~「民藝と発酵」を暮らしの思想に。セレクトショップ・カフェの次の一歩、本来の自分に還り、未知の自分に出会う場所へ~大阪府高槻市にある『テマヒマ』は、民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案するセレクトショップ&カフェです。住宅街の隠れ家的な場所にある築約90年の古民家をリノベーションして2018年10月にオープンしました。2025年4月に始まった恩送りの「思いやりチケット」と月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)が1周年を迎えます。ともに、コスパ・タイパに象徴される効率優先の現代社会において、他者を信じ、時間を信じ、アナログなコミュニケーションを通して、ゆるやかな繋がりが生まれる活動で、民藝的・発酵的な思考の実践ともいえます。■時を越え、つながり、広がる Omoiyari Ticket(恩送り/Pay it forward)5枚綴りのDink Ticketsのうち1枚を「まだ見ぬ誰か」へ贈ることも出来る「Omoiyari Ticket」。この1年で74名がご購入になり、55名がチケットを贈り、44名がそれを受け取りました。店内にある交換日記スタイルの「Omoiyari note」には、SNSの匿名性とは異なる、手書きの温かな言葉が並びます。ある方が「過去の自分」に向けて書いた励ましが、偶然手にした別の誰かの今の孤独を救い、涙ながらにお返事が綴られる――、そんな善意が循環する場面もありました。利他は偶然に未来からやってきます。「Omoiyari note」はどなたでもご覧になれます。■名を無くし、問いを深める月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ/Philosophy Cafe)日頃感じるモヤモヤや正解のない「問い」に対し、きっと出会わなかっただろう人と、ドリンク片手に言葉を交わす哲学カフェ。これまでの全12回でのべ133名(重複除くと73名)が参加し、「センスとは?」「友人とは?」「自分らしくとは?」といった、どちらかと言えば主語の小さな「問い」について語り合ってきました。テマヒマの哲学対話ではあえて自己紹介をしません。名を無くすことで、属性にとらわれず対等な立場で「聴く・話す」ことが出来ます。場に任せ、参加者に委ね、話が進む様子は、他力による発酵・熟成のプロセスのようです。■代表太田準より一言「昨年から始まった恩送りの取り組みや哲学対話は、売上のインパクトは皆無ですが、テマヒマにとっては大きな変化でした。『食べる』(発酵)、『買う』(民藝)、『学ぶ』(ワークショップ)に続く、四つ目の顔と言えるかもしれません。当初から計画していたわけではなく、開店7年目にして自然と生まれましたが、振り返るとこれらは極めて民藝的、発酵的な営みであり、正解を求めがちな今、ますます高速化する今、分断が深まる今こそ、必要とされていたのだと感じています。こうした試みが、他の場所でも緩やかに広がっていくことを願っています。これからも家でも職場でもない第三の居場所(サードプレイス)として、一人ひとりの想いや問いを受け止める大きな器のような存在になれるよう、新しい文化をじっくりと醸し出していきたいと思います」【店舗概要・お問い合わせ先】テマヒマみそソムリエの店主がテマヒマかけて作る発酵食品中心、ほぼプラントベースのカフェ、テマヒマかけて作られた民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ。手前味噌作りをはじめ食に関するワークショップも随時開催。今年より発酵型テマヒマコンサル始めました。住所: 〒569-1123 大阪府高槻市芥川町3-10-13HP: www.temahimaselect.jpInstagram:https://www.instagram.com/temahima.jp担当者: 太田 準(おおた ひとし)代表・プロデューサー・バイヤー電話番号: 072-655-3259メール: temahimaselect@gmail.com【1周年記念・4月開催スケジュール】イベント名: 第13回 月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)開催日時: 2026年4月5日(日) 9:00〜10:30場所: テマヒマ(大阪府高槻市芥川町3-10-13)参加費: 無料(ワンドリンクオーダー制)お申込みは https://www.facebook.com/events/1168240668767646こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。昨年から始めた、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)と、恩送りのドリンクチケットが開始から1年になるのを前に上記のようなプレスリリースを出してみました。開店1周年の時に高槻市役所の広報室にお手伝い頂いて出したことはあるのですが、自前では初めて。広告出稿はしないというマイルールの延長で、PR-FREEというあくまで無料のプレスリリース。プレスリリース向けな文体とか体裁とかってきっとあるのでしょうが、いつもの調子で書いたので、あれってプレスリリースだったの?ってある方に聞かれる始末(苦笑)。これを作成するにあたって、googleのAIさんと壁打ちしながら推敲したりするということを試しにやってみました。AIを常時つかってらっしゃるような方ならもしかしたら今さら!?なことかもしれませんが、気が付いたことを書きたいと思います。・なんかもっともらしいことをいいがち・こっちに合わせ過ぎがち・話を大きくしがち自店のことなので誤りにも気が付くことが出来ますが、そうでなければ思わず信じてしまいそう。そういう意味ではAIを使う側のリテラシーが求められる気がします。リテラシーということで言えば、そもそもAIにどう依頼し、どう修正していくかというリテラシーが必要であると思います。はなからAIを全信用してない姿勢で僕はAIとやりとりしましたが、今後AIネイティブ、生まれた時からAIが当たり前にある世代になったらどうなるのでしょう?今回このプレスリリースをしようと思ったのは、テマヒマの飲食、物販以外のこれらの活動について1周年というタイミングで知って頂きたいということと、そして哲学対話や恩送りについてテマヒマに留まらず広がって欲しいという理由です。このプレスリリースとあわせて、昨日、このリリース文を改稿したものを、市の広報室さんに北摂記者クラブさんへの投げ込みを依頼しました。個人的には大切な活動だと思っていますが、メディア的にはどうでしょうか?さて、その壁打ちですが、何度か対話をした上で、AIさんから最初に出てきたプレスリリース案を下記に残しておこうと思います。誤った情報がいっぱい含まれているので、これをネット空間に置いておくのは誤解が生まれかねませんが、読んでみると面白いと思います。一箇所は元案まるまる残したところがあるのはご愛敬です笑。リリースしたものも読み返してみると直したいところがありますが。。。。※下記内容には誤りが多数含まれています・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「名もなき誰か」と心を通わせる1年。高槻の古民家カフェ『テマヒマ』、開店1周年の「恩送りチケット」と「哲学対話」が紡ぐ、現代の“自他一如”。~延べ130名超が参加した「正解のない対話」と、44名が受け取った「見知らぬ人からの善意」。民藝と発酵の精神が、地域の土壌を醸(かも)す~大阪府高槻市、築約90年の古民家を再生した「民藝と発酵」のセレクトショップ&カフェ『テマヒマ』(代表:太田準)は、2024年4月に「恩送りドリンクチケット」と「哲学対話」の導入1周年を迎えます。「自己紹介をしない対話」や「見知らぬ誰かへ飲み物を贈る仕組み」など、あえて匿名性とアナログにこだわった活動を通じて、この1年で延べ170名以上の善意と思考が交差しました。効率を優先する現代社会において、時間をかけて価値を育む「発酵的」なコミュニティの形を提案します。■「無名性」がつなぐ善意:Omoiyari Tickets(恩送り)5枚綴りのチケットのうち1枚を「まだ見ぬ誰か」へ贈る『Omoiyari Tickets』。この1年で55名がチケットを贈り、44名がそれを受け取りました。店内の「Omoiyari note(交換日記)」には、SNSの匿名性とは異なる、手書きの温かな言葉が並びます。ある方が「過去の自分」に向けて書いた励ましが、偶然手にした別の誰かの今の孤独を救い、涙ながらにお返事が綴られる――。民藝が重んじる「自他一如(自分と他人の区別がない)」の精神が、一枚のチケットを通じて具現化しています。■肩書きを脱ぎ、問いを深める:月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」2023年4月の開始から全12回、延べ133名(実数73名)が参加しました。「センスとは?」「友人とは?」といった正解のない問いに対し、ドリンク片手に語り合います。最大の特徴は、「あえて自己紹介をしない」こと。年齢や職業といった属性に縛られず、ただ「自分の言葉」で話す。それは民藝の「無名性」に通じ、互いの違いを認めながら一つの場を作り上げる、まさに発酵のようなプロセスです。■テマヒマ代表・太田準の想い:暮らしを「醸す」ということ「モノを売る、食を提供するだけでなく、この場に集う人々の想いが混ざり合い、変化していく。そんな『発酵的』なあり方を大切にしてきました。この1年で生まれた数々のドラマは、私たちの暮らしにはまだ、効率ではない『手間暇(テマヒマ)』をかける余白が必要であることを教えてくれています。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テマヒマは間もなく本日の営業終了します。お越し頂きました皆様ありがとうございました。ランチで満席の為お断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り5席となっています。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。

引出

こんにちは。高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。新聞の連載ってどうしても読み忘れたりしがち。日経新聞の最終面の「私の履歴書」もそう。面白い人面白くない人(っていうのは失礼ですが)、読む人読まない人がいて、今月の元厚生労働次官・村木厚子さんのは読みながら引き込まれる感じです。生まれたところから、或いは父母や祖父に遡って時系列で書き連ねるのが「私の履歴書」の定型と言えますが、村木さんのは例の冤罪事件から始まりました。連載初日、拘置所で出会った(おそらくこの事件がなければ村木さんが出会わなかったであろう)人たちのことを挙げた上で、”世の中には「いい人」「悪い人」がいるのではない。周囲に十分な支援がなく、生きづらさを抱えていると、ふとしたことで道をそれてしまうこともある”という一文がありました。テマヒマブログでは、発酵と腐敗とか、善玉菌・悪玉菌とかを喩えにしたり、正義の反対はまた別の正義という言葉をご紹介したりして、「正しさ」は見方・捉え方次第ということだったり、最近だと「正しさ」圧というか、正しさを声高に叫ぶことが分断を煽るというようなことをよく書いていますが、これはまた別の話で、人には良い面・悪い面、そのグラデーションというか、或いは多面性があり、村木さんが仰るように、「いい人」「悪い人」が一人の中にいる、というのは本当に同感です。自宅(ファーストプレイス)、職場(セカンドプレイス)に対してカフェのような場所は第三の居場所として「サードプレイス」と呼ばれることがありますが、クルミドコーヒーの影山知明さんが、「ゆっり、いそげ2~大きなシステムと小さなファンタジー」の中で、それを時間に置き換え、ファーストタイム(主婦、母親の時間)、セカンドタイム(職業人としての時間)とするなら、カフェなどでのサードタイムこそが何かの顔や役割を求められない、自分自身の時間では?と仰っていて、僕も、自分に還れる時間、素に戻れる時間みたいな感じで使わせて頂くことがあります。

言圧

おはようございます。民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。この前の日曜日ですが、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)第十二回目を開催しました。参加者は11名、初めての方が3名。女性7名、男性4名という内訳でした(運営メンバー含む)。いつも通り自己紹介することなく皆さんから持ち寄った「問い」を発表して頂きます(パスもOK!)。コミュ(ニケーション)力とは?語ることの大切さ期待とはどういうことか?普通って何だろう?なめられる/なめる とは?年齢とは?美しいとは何か?同窓会に参加する/参加しないとは?今回は、いつにも増して、どれも魅力的?興味深い「問い」ばかりでしたが、投票の結果決まったのは、「コミュ力とは?」。当日UPしたSNSでレポートめいたものを書きましたので、ここでは僕個人が考えたことを中心に書いてみたいと思います。哲学対話を体験すると分かるかと思いますが、そこには他の皆さんの言葉から導かれたり、引き出されたりことも含まれます。自分の考えなのか、皆さんの考えなのか、境界も曖昧で溶け合い混じりあってる感覚もあります。不思議というか面白いというか。「コミュ障」って言葉もあるけど、「コミュ力」って言葉と元の「コミュニケーション能力」とで略すことで違うニュアンスがあるよね?みたいなところから口火を切りましたが、略すことによって、言葉って使いやすくなることが多いと思うのですが、意味さえ変わることもあるのですね。「力」とか「能力」とかってつくことによってある種のモノサシが生まれ、あった方がいいし、高い方がいい、伸ばしたり、高めたたりしよう!するには?といった「圧」がかかるような気がします。ちなみに途中発言した通り僕自身は「コミュ力」という言葉を発したことはありません。「私コミュ力ないんで」って言ってる人は意外とコミュ力ないことない、これは「私人見知りなんで」と同様の構造に思います。コミュニケーション能力があるかどうかは、相手・受け手が感じたり、判断したりすることなのかなとも思います。

具材

こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。昨日は、沖縄那覇の台湾素食の名店・金壺食堂さんの名物ちまきをメインとした1日限定コラボランチ、本当に沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。予約時も含め満席や売切の為沢山の皆様にお断りしてしまい申し訳ございませんでした。金壺食堂のちまき具沢山の味噌汁味噌クーブーイリチ―白ネギ酢味噌和えもずく酢味噌サーターアンダーギーというメニューでしたが、味噌汁は、首里の玉那覇味噌さんの米味噌、具は豆腐、蒟蒻、人参、レタス。普段のランチのお味噌汁はお味噌を味わって頂くため具は出来るだけシンプルにしていますが、今回は変わり味噌汁と言ってもよいかもしれません。先月の沖縄旅で出会った「食」がインスピレーションのもとになっています。一般的に沖縄料理と聞いてイメージするのは、戦後米軍統治を経て生まれたもので、それ以前の琉球料理、長寿県だった頃、「ぬちぐすい(命の薬)」という言葉がリアルだった頃をイメージしています。味噌汁はどこまでも自由で、どこまでも受け止めてくれる懐の深さがあります。企業などでの理想的な組織のあり方として、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の影山知明さんは著書の中で「おでん」を喩えにされていますが、今朝ポットキャストを聴いていたら、坂の途中の小野邦彦さんは「カレー」を挙げていたと仰っていて、テマヒマならやはり、(そして皆さんご想像の通り?)「味噌汁」で喩えるところだなと思いました。別に対抗しなくてもよいですが笑。これまで「発酵型マネージメント」という言い方で、組織運営をぬか床によく喩えていました。ぬか漬けを美味しくするため(成果物)のリーダーの役割は、目指す方向性を示し、ぬか床の中の微生物(メンバー)に委ね・任せ、いかに微生物が自由に活発に動けるか、その環境を作ることであると。発酵のメタファーで説明するようになったのはテマヒマ開店後ですが、サラリーマン時代・マネージャー時代の自分が心がけ、目指していたことでした。哲学カフェで、司会進行をしている時の僕も言わば、ぬか床をかき混ぜる手のようなものだと、後になって気が付きました。一汁一菜を提唱されてる土井善晴さんも仰っていますが、お出汁をとらなくても具材からいい出汁が出て美味しいですし、ちょっとお味噌を多めに溶けば十分。味を出す具材、味を吸う具材、食感を出す具材、香りを出す具材、彩りを出す具材・・・・様々な役割があり、どんな具材でもだいたい美味しいですし、だいたいの組み合わせはお味噌がうまくまとめてくれます。なんだったら、おでんやカレーはそれ用に買い物をしないといけないですが、味噌汁は冷蔵庫にあるものでなんとなる、意外な組み合わせにより新たなものが生まれるかもしれません。ブリコラージュ的な喩えとしても秀逸ではないですか?別に対抗しなくてもよいですが笑。おでんであれ、カレーであれ、味噌汁であれ、目指すべき組織のイメージは似ていて、メンバーの多用性、メンバーへの自主性に任せる・委ねる姿勢、メンバーへの信頼など共通するところがあるんだろうと思います。そして小さな組織だけでなく、大企業においても、この不確実性の時代、求められているのだろうと思います。それが今年テマヒマコンサルを始めた理由の一つでもあるのですが。

常秀

こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。島岡桂縄文象嵌の器特集が昨日で終了し、続いては明後日2/26~3/9まで、壺屋焼 常秀工房のやちむん特集です。やちむんとは沖縄の言葉で焼き物という意味。やちむんを求めてテマヒマにお越し頂く方もいらっしゃるほど人気です。あと何故か、やむちんと言う人が多いです。民藝や手仕事或いは沖縄を語る中で「やちむん」の果たす役割や影響は大きいと思いますが、一方「モノ」というよりやちむんという「コトバ」が独り歩きしている、言わばブランド化している気もして、ちょっともやもやしたりもします。営業形態もあってコンスタントに沖縄に行くことが出来ないので、残念ながらテマヒマでは常時やちむんを扱ってはおらず、開店当初、そして古民芸たつのさん・沖縄ゆくい商店さんのご協力でやった沖縄フェア以来、かなり久しぶりの入荷となります。自宅でも愛用している常秀工房さんの器は、沖縄料理だけでなく様々なお料理で大活躍していますが、伝統の上にありながら、色艶や模様に洗練されたデザインを感じます。菊唐草、蝋抜き、赤絵、飛び鉋、掻き落とし、点打ちなど多彩な技法があるのも常秀工房さんの魅力です。沖縄出張初日、金壺食堂でランチをした後、読谷村へ移動して工房を訪ねました。工房の中だけでなく、8つの工房の共同管理している登り窯・金城次郎窯をご案内して頂きました。工房同士の平等・公平のため窯焚きごとに窯詰めをする部屋が替わるところもありますが、ここでは毎回同じ部屋を使用するとのこと。窯の癖が分かる、安定する利点があります。ちなみに常秀工房さんでは薪窯とガス窯を併用してらっしゃいます。工房では親方の島袋常秀さんがちょうど菊唐草の絵付けをしていました。色々お話をうかがいましたが、お仕事の手を止めることなく、伸びやかに気持ちよさそうに描いてらっしゃって、ずっと見てられます。そのことをお尋ねしたら、ずっと描いてるから、とのお答えでした。新しいカタチが出来た時は、バランスとかを考えてデザインするとも仰っていました。ちなみに菊唐草はお弟子さんではなく親方が常に描くことになってるそうです。工房ではお弟子さん、職人さんが並んでお仕事されていましたが、その中には息子さん娘さんも。工房設立50周年の間に多くの陶工を輩出してきたかと思いますが、現在はご家族を中心とした体制でお仕事されてます。窯焚き前のタイミングで、それほど点数が多いわけではなありませんが、バリエーション豊かに選ばせて頂きました。昨日の営業終了後から今日にかけて開梱したり陳列したりしていました。メインテーブルでは、常秀工房さんに加えて、首里のスタジオde-jinさんの石獅子、沖縄の紅型を学んだ金城千琴さんの紅型コースター(テマヒマ初登場!)をご紹介しています。関連してメイン横では、読谷村北窯で修行して高槻で独立された佐藤さんご夫妻の中ノ畑窯の器、同じく沖縄は奥原硝子製造所で学んで東京都青梅市で再生ガラスを使って吹きガラスをされてる平岩愛子さんの器をご紹介しています。是非お手に取ってご覧下さい。■島袋常秀 陶歴昭和23年 那覇市壺屋生まれ昭和47年 琉球大学美術工芸科卒、父島袋常恵に師事昭和50年 常秀工房設立昭和62年 工房を読谷村座喜味に移転     金城次郎窯を共同窯として使用平成2年 沖縄県立芸術大学教授(同14年教授,25年退任)平成19年 国画会会員令和7年 沖縄県無形文化財保持者認定(沖縄陶器)テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日2/26 11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席とお席に余裕がございます。それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。

仮名

遅咲

こんばんは。民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマプロデューサー,バイヤーの太田 準です。先日、北海道からお越しのお客様と、少し時間に余裕があったので、お店のことについて色々とお話する機会がありました。中でもDrink Ticketsの恩送りにとても興味津々でらっしゃって、初めてお越しだったのですが、Omoiyari Ticket を受け取って、さらにご自身でもOmoiyari TicketをプレゼントしてOmoiyari Noteに貼ってメッセージを書いてらっしゃいました。Drink Ticketsについても色々お話しましたが、始まってまだ1年弱、開店から6年も経って始まったことに驚かれるととも、その時間に対してとても肯定的なご意見を下さってなんだか救われた気がしました。テマヒマブログで書いたかどうかは覚えていませんが、ビームスの設楽社長が「気づきのタイムラグ」ということを昔から仰っていて、流行なり情報なりを感度高くいち早くキャッチする、気づくことが(ファッションなどでは)重要で、その時間差がビジネスになるということかと思います。その点、自分自身翻ってみると、きっと遅いのだと思います。古い話ですが今から20年ほど前、前職で新規事業としてファッションのWEBショップを立ち上げようとして、アパレルブランドを回っていた時に、ある社長から「レースの最終コーナーというタイミングですね」と言われたのが忘れません。遅過ぎはしなかったもののやはり遅く、その遅さが理由ではありませんでしたが残念ながら終了してしまいました。そして時を経て、会社を辞めテマヒマを始めたのも45歳になる年でしたのでやはりかなり遅かったと思います。開店から8年目になりますが、その後の進化・成長(※売上という意味では全く成長していません)も遅く、ゆったり、のんびりとしたものでした。コロナを乗り越え7年続いただけでもスゴイと仰って下さる方もいらっしゃいますが、もう少しテンポよく出来たのでは?と正直思わなくもありません。始めるのも、進むのも、遅め。年始の、振り返りのブログで書いた通り、昨年、哲学カフェ/哲学対話や恩送りの取り組みを始めたのは、小さなでも大きな一歩でした。開店当初から考えていたわけでは無いので、機が熟したという言葉は当てはまらないですが、そのタイミングになった理由、必然性があり、そのお客様が仰ったように、発酵・熟成に時間のかかるテマヒマらしいということでしょうか。。。そう言えば、自宅の百日紅も、なんだか遅咲きなんですよね・・・昨年4月に始まった、Drink Tickets ですが、これまでのべ69人の方がご購入頂き、50人の方がOmoiyari Ticketをプレゼンとして下さり、36人の方が受け取って下さいました。参加はしないまでもOmoiyari Noteをご覧になった方も沢山いらっしゃって有難いことです。テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り4席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。