おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
少し前にお店に手紙が届きました。
3/18に国分寺市のクルミドコーヒーさんに行った際、お手紙コーヒーを買わせて頂き、そのお返事が届きました。お手紙コーヒーは、テマヒマのOmoiyariチケットを考える際に参考にさせて頂いた仕組みのうちの一つ。
見知らぬ誰かにおごり、おごられる、お手紙コーヒーの流れを簡単に書くと
お手紙コーヒーを買う(700円)
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葉書に住所、氏名、見知らぬ誰か(〇〇〇な方)へのメッセージを書く
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店員さんに葉書を渡す
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店内のラックに葉書(住所・名前には個人情報シールが貼られている)が並ぶ
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自分にピッタリだと思った手紙を見つけた人は受け取り(コーヒーを飲んで)贈り主にお返事を書く
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クルミドコーヒーさんが葉書を贈り主に郵便で送る
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贈り主のもとに葉書が届く
テマヒマの思いやりチケットの場合は
Drink Tickets(5枚綴り)を買う(2200円=4杯分の料金)
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5枚のうちの1枚(Omoiyari Ticket)をOmoiiyari Note に貼って、見知らぬ誰か(〇〇〇な人)へのメッセージを書く
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Omoiyari Noteの中に自分宛だと思うメッセージを見つけたらOmoiyari Ticketを受け取り(コーヒーを飲んで)贈り主に返事を書く
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贈り主は次回以降の来店でお返事をご覧になる
基本的な設計は一緒だと思うのですが、原資が違う以外に、クルミドコーヒーさんは非公開の文通、テマヒマは公開された交換日記、のような形態の違いがあります。
これからお店を始めようとする方(本文ではお店に限らず何か新しい一歩を踏み出そうとしている方)宛にお手紙コーヒーを贈らせて頂いたのは3月上旬でしたが、4月上旬に受け取って下さった方がいらっしゃいました。影山さんの本を読んで大阪から国分寺に行かれた方だとのこと。詳細は書きませんが、その方が喜んで頂けたことに喜んでいます。まだ見ぬ誰かさんではありますが、大阪の方、新たにお店をやりたい方ということで、なんだか親近感も湧きます。機会があれば高槻にも是非お立ち寄り頂ければと思います。
その方からのお返事も嬉しかったのですが、葉書にはクルミドコーヒーの店長さんからのコメントが書かれていたのもまた嬉しかったです。その方がクルミドコーヒーさんに入ったのとテマヒマが始まったのとタイミングが一緒ぐらいだったそうです。
受け取ってもらえる、お返事が来るというのが嬉しいというのを実感しました。テマヒマのOmoiyari Ticketでも贈って下さった方が、お返事を心待ちにしてらっしゃるのをよく聞きますが、分かる気がしました。Drink Ticketsのお買い上げも30人弱となりました。受け取って欲しい気持ちが溢れて、みなさんどなたでもという感じの宛先を書いてらっしゃる方もいらっしゃいますが、見てると、みなさーんという感じより、あなたへという感じのメッセージの方がかえって受け取ってもらえてる気がします。ある時涙ぐみながらOmoiyari Ticketを受け取って下さった方がいらっしゃいました。そのことを贈って下さった方にお伝えしたら、過去の自分に宛てたメッセージだと仰ってて、なんかとてもいい話だなぁと思いました。クルミドコーヒーさんのお手紙コーヒーほどには歴史はありませんが、Omoiyari Ticketの輪が静かに広がっていけばと思います。
テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は3組で残り9席とお席に余裕がございます。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を!