復帰

おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

現在の朝ドラは、沖縄を舞台とした「ちむど
んどん」。ドラマも楽しみに見ていますが、
もう一つの楽しみがあります。神戸岡本にあ
る、沖縄の本や一部工芸品や食品を扱ってら
っしゃる「まめ書房」さんがInstagramにアッ
プされてる#ちむどんどん豆知識 を見ること
。ドラマの場面や台詞から、沖縄の風俗や暮
らしなどについて詳しく解説してらっしゃっ
て勉強になります。その博識ぶりと、そして
よくその細かい所に気がつくなぁということ
に驚かされます。まめ書房さんには3年前、
テマヒマ食の基礎講座③〜沖縄の食編〜お話
し会でお世話になりました。
そのまめ書房さんの一昨日のインスタで書いてらっしゃったことを長文ですがご紹介した
いと思います。

この物語の舞台・戦後の沖縄は、米軍統治下の「アメリカ世(ゆー)」。米軍のトップが絶対的権力を持ち、人々の暮らしはその大きな影響下にあった。しかしドラマでは、米軍の存在が不自然なまでに見えてこない。
*
米軍の土地摂取・米兵による犯罪や事故・沖縄の人々の抵抗・日本復帰運動…何一つ起こらない。まるで歴史のifを描いたSFか、異世界物のファンタジーのようだ。そんな政治や社会の話は朝ドラにそぐわない、他の番組で取り上げます…という事なのか。
*
だが沖縄に無関心な人も見る朝ドラだからこそ、私達が知らない「アメリカ世」の姿、当時の人々の気持ちを描いてほしかった。せめてその片鱗でもあれば、皆が今の沖縄の状況にも関心を持つきっかけになると期待していた。
*
しかし本作では日本復帰もあっさりと完了、物語の舞台は東京へ。今後も沖縄は「米軍のいない沖縄・何事もない沖縄」として描かれるのか。沖縄の記憶や歴史を、またしても「ヤマトゥ(日本)に都合のいい沖縄イメージ」で上書きするのか。
*
それでは、製作者と同じヤマトゥンチュー(日本人)の一人として、あまりにも情けなく恥ずかしい。


昨日は沖縄の本土復帰から50年の日でした。
おそらくその50年という年だからこ今回の朝
ドラは企画されたのだろうと思います。それ
だけに、ぼーっとドラマを見てるだけでは見
逃してしまう、でもぼーっと見てる人が多い
だろうからこそ、まめ書房さんの指摘は重要
に思います。

テマヒマでは開店当初こそ横田屋窯さんや登
川均さんのやちむんの扱いがありましたが、
出張に行く難しさもあって現在はありません
。基地問題をはじめ、沖縄の現在の問題につ
ては、沖縄で石獅子を作ってらっしゃる若
大地さんが発信してらっしゃるものから得
ことも多いのですが、やはりテレビや新聞
などのマスコミだけでなく現地の方の声を聞くということも大切に思います。

昨日は週末とは思えないほどお客様も少なく
、終日ゆったりのんびりとした店内でした。
お越し頂きました皆様ありがとうございまし
た!
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約状況ですが、
キャンセルが発生した為お1組のみで残り12席
とお席にかな〜〜〜〜り余裕がございます。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01