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おはようございます。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する、古民家セレクトショップ&カフェ『テマヒマ』、プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


一昨日取材頂いたのは、今年7月に増補改訂版が出る某民藝系書籍で、著者は萩原健太郎さん。ライター兼フォトグラファーで予定を超えてかなりのロングインタビューとなりました。お店を始めたきっかけを聞かれて、一つは会社の方向性や自分のあり方への違和感とその反動で、ということ。もう一つは鳥取の岩井窯、山本教行さん房江さんご夫妻との出会いを挙げました。まだ趣味で窯元さんを回っていた頃、ご自宅にお招き頂いたり、クラフト館に泊めて頂いたり、うちの奥さんが毎月房江さんの料理教室に通ったり。「暮らし」の豊かさということについて考えるようになったのがきっかけです。ちなみに8年前に書いたブログ、書き始めて2日目のブログにも書いていましたが、11月に会社を辞める決断をして、12月にはご夫妻にその報告に行きました。

ちなみに、物販と飲食を併設する店というアイディアもまた岩井窯さんの影響。工房・売店・参考館・喫茶HANAがあるクラフト館岩井窯。モノを観る、モノを買うだけでなく、器を実際に使って、体感することが出来ること。岩美町のあの広いスペースを都心部でコンパクトに実現したらどうだろう?という構想。鳥取民藝美術館、鳥取たくみ、たくみ割烹の3つが並び建っているというのも同様ですね。


岩井窯さんからの影響を話した時に萩原さんからは、富山の林ショップさんや飛騨高山のやわい屋さんとか山本さんの影響を受けた人多いですよね?というリアクションでした。沖縄旅で金城次郎館の松井健さんに話した時は「山本さんの人間力にやられた一人やね」と言われました。


昨日、大阪日本民芸館で土曜日から始まったばかりの「眼のわざ 手のわざー山本教行•西洋工芸コレクションよりー」展に行ってきました。比べる必要もありませんが、ここ数年観に行った展示の中でも最高だったと思います。最後に塩窯の記録映像(90分強)放映があったこともありますが一番滞在時間も長く、濃密な時間、空間でした。実際にいつもの展示に比べて物量も多かったと思います。一階は山本教行さんの膨大な蒐集品の中から西洋工芸に絞った展示(眼のわざ)。山本さんのコレクションは洗練されていてどこか可愛らしさを感じます。2階はそんな蒐集品を参考(≠模倣)に、咀嚼して生まれた山本さんの60年の作陶の記録(手のわざ)。1人の作家の作品とは思えないほどのバリエーションの広さに驚かされます。共通するのは「洗練」でしょうか。前述の萩原さんがテマヒマの品揃えをご覧になって「洗練」ということを仰っていて、岩井窯さんの器こそ扱いは無いもののそこにも山本さんの影響?と展示を見ながら思ったりもしました。

展示も山本さんご自身が手掛けられたそうですが、国を超え時代を超え共鳴し合っていて、大阪日本民芸館のあの大きな空間だからこそとても生き生きして見えました。鳥取でも観ていたモノがあるはずですが、モノの印象を超えるぐらい山本さんとの会話・時間が感動的でどうしてもそちらの印象の方が残ってしまいます。今回は集中して見れることが出来ました。ちなみに今回の展示は撮影OKでした。インスタにアップもしましたが、写真を撮り過ぎてなかなか選ぶのが大変でした。そしてなかなか写真では魅力が伝えきれていない気がします・・・。この展示は会期は7/14迄ですので是非お運び下さい。僕もまた行きたいと思います。


さて、テマヒマでは出版されたばかりの山本教行さんの「眼のわざ」、「手のわざ」をお取り扱いさせて頂いています。編集は前著「暮らしを手づくりする 鳥取•岩井窯のうつわと日々」同様澁川祐子さん。前者は山本教行さんの蒐集品の数々を紹介していて、後者は山本さんご自身の幅広い作品を紹介しています。“わざ”は技であり業であるというコピーが痺れます。「眼のわざ」の表紙の朝鮮の民画の中の牡丹と、「手のわざ」の表紙の山さんの掻き落としの牡丹文の器とが象徴的なように、山本さんにとって蒐集と作陶は不可分で、蒐集したモノを参考にして、咀嚼して、作品へと昇華してらっしゃいます。


「眼のわざ」では一点一点山本さんによる解説があります。一点一点のモノに文字通り「物語」があって山本さんのモノへの愛、蒐集への執念が溢れています。ご本人からも聞いたことのある、個展の売上全部をつぎ込んで買ったスリップウエアとかエピソード。でもやって来るべくしてやってきた、集まるべくして集まってきた、そんな気がします。

「手のわざ」では作品とともに語られる山本さんによるモノ作りの考え方が滲み出るエッセーも必読です。2冊をお手元に置いておかれるのをおススメします。是非お手にとってご覧下さい。


テマヒマは昨日今日火曜日水曜日で定休日です。

明日木曜日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。



こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨日、元スタッフのなつみさんが、栃木県宇都宮市から、ご主人、娘さん(1歳2ヵ月)と共にテマヒマに遊びにきてくれました。週末とは思えないのんびりとした店内でしたので、ゆっくりしてもらえて、再会の好き時間となりました。ご主人の転職・転勤、テマヒマ退職、そして出産と大きな変化があったここ数年だったかと思いますが、変わらずなつみさんのままでした。


思えば、なつみさんが加わった頃、テマヒマは開店時からのメンバーが皆さん卒業して、完全な第二期となりました。第一期では、メニュー開発も含め中心的な主力メンバー(今は娘さんとご自身の飲食店を開業されました)がいる体制。第二期は圧倒的な存在がいない分、みんなで作り上げていくような体制。新メニューの試作・試食会が定着したのもこの頃です。サラリーマン時代、マネージャーをしていて、中心的な中堅・ベテランがいない時期に若手メンバーが成長していくということがよくありましたが、それにも似てるかもしれません。なつみさんが抜け現体制になって、グループLINEなどで知見を共有する、蓄積するということが強まっていってます。そうせざるを得ない制約状況だったからですが、結果、利他的な、みなで支え合うようなとても良い習慣になってきていると思います。まずは自己開示しないことには始まらないのですが、、、


現在のランチのメイン、なんちゃって牡蠣フライ。毎年冬時期にやっていて大変人気メニューですが、これもほぼヴィーガン(お出汁の鰹節以外は)という制約があったからこそ生まれたもので、少し似ています。制約が企画を生むということもよくこのブログで書いていますね。


初期テマヒマブログで、仕事の仕方として、山下達郎さんの論をお借りして、シンガーソングライター的アプローチ、プロデューサー的アプローチということを書いていました。後者は現有メンバーなら、どういう曲なら最大限発揮出来るか?という感じで、エンジニアリング(設計主義)に対して、ブリコラージュ的と言えるかもしれません。


僕自身、プロデューサーを名乗っていますが、飲食部門に対してはある種客観視しながら仕事を進めれているのでプロデュースがきいていると思いますが、物販部門に対してはシンガーソングライターの部分が出て客観視出来ていないのが問題だと、客観視しています笑。ミュージシャンのセルフプロデュースってどうしてるんでしょうね?難しいですよね?


今日は比較的のんびりした店内でしたが、7月に出版される書籍の撮影取材があったりしつつ、よく喋りました。ライター兼カメラマンさんが同い年、大阪出身というのもあったでしょうか?どんな紙面になるか楽しみです。


テマヒマは明日明後日火曜日水曜日で定休日です。木曜日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。




『大阪・高槻』古民家『テマヒマ』の「恩送り」と「哲学対話」が1周年。

~「民藝と発酵」を暮らしの思想に。セレクトショップ・カフェの次の一歩、本来の自分に還り、未知の自分に出会う場所へ~


大阪府高槻市にある『テマヒマ』は、民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案するセレクトショップ&カフェです。住宅街の隠れ家的な場所にある築約90年の古民家をリノベーションして2018年10月にオープンしました。

2025年4月に始まった恩送りの「思いやりチケット」と月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)が1周年を迎えます。ともに、コスパ・タイパに象徴される効率優先の現代社会において、他者を信じ、時間を信じ、アナログなコミュニケーションを通して、ゆるやかな繋がりが生まれる活動で、民藝的・発酵的な思考の実践ともいえます。


■時を越え、つながり、広がる Omoiyari Ticket(恩送り/Pay it forward)

5枚綴りのDink Ticketsのうち1枚を「まだ見ぬ誰か」へ贈ることも出来る「Omoiyari Ticket」。この1年で74名がご購入になり、55名がチケットを贈り、44名がそれを受け取りました。店内にある交換日記スタイルの「Omoiyari note」には、SNSの匿名性とは異なる、手書きの温かな言葉が並びます。ある方が「過去の自分」に向けて書いた励ましが、偶然手にした別の誰かの今の孤独を救い、涙ながらにお返事が綴られる――、そんな善意が循環する場面もありました。利他は偶然に未来からやってきます。「Omoiyari note」はどなたでもご覧になれます。


■名を無くし、問いを深める月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ/Philosophy Cafe)

日頃感じるモヤモヤや正解のない「問い」に対し、きっと出会わなかっただろう人と、ドリンク片手に言葉を交わす哲学カフェ。これまでの全12回でのべ133名(重複除くと73名)が参加し、「センスとは?」「友人とは?」「自分らしくとは?」といった、どちらかと言えば主語の小さな「問い」について語り合ってきました。テマヒマの哲学対話ではあえて自己紹介をしません。名を無くすことで、属性にとらわれず対等な立場で「聴く・話す」ことが出来ます。場に任せ、参加者に委ね、話が進む様子は、他力による発酵・熟成のプロセスのようです。


■代表太田準より一言

「昨年から始まった恩送りの取り組みや哲学対話は、売上のインパクトは皆無ですが、テマヒマにとっては大きな変化でした。『食べる』(発酵)、『買う』(民藝)、『学ぶ』(ワークショップ)に続く、四つ目の顔と言えるかもしれません。当初から計画していたわけではなく、開店7年目にして自然と生まれましたが、振り返るとこれらは極めて民藝的、発酵的な営みであり、正解を求めがちな今、ますます高速化する今、分断が深まる今こそ、必要とされていたのだと感じています。こうした試みが、他の場所でも緩やかに広がっていくことを願っています。これからも家でも職場でもない第三の居場所(サードプレイス)として、一人ひとりの想いや問いを受け止める大きな器のような存在になれるよう、新しい文化をじっくりと醸し出していきたいと思います」


【店舗概要・お問い合わせ先】

テマヒマ

みそソムリエの店主がテマヒマかけて作る発酵食品中心、ほぼプラントベースのカフェ、テマヒマかけて作られた民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ。手前味噌作りをはじめ食に関するワークショップも随時開催。今年より発酵型テマヒマコンサル始めました。

住所: 〒569-1123 大阪府高槻市芥川町3-10-13

HP: www.temahimaselect.jp

Instagram:https://www.instagram.com/temahima.jp

担当者: 太田 準(おおた ひとし)代表・プロデューサー・バイヤー

電話番号: 072-655-3259

メール: temahimaselect@gmail.com

【1周年記念・4月開催スケジュール】

イベント名: 第13回 月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)

開催日時: 2026年4月5日(日) 9:00〜10:30

場所: テマヒマ(大阪府高槻市芥川町3-10-13)

参加費: 無料(ワンドリンクオーダー制)

お申込みは https://www.facebook.com/events/1168240668767646


こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨年から始めた、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)と、恩送りのドリンクチケットが開始から1年になるのを前に上記のようなプレスリリースを出してみました。開店1周年の時に高槻市役所の広報室にお手伝い頂いて出したことはあるのですが、自前では初めて。広告出稿はしないというマイルールの延長で、PR-FREEというあくまで無料のプレスリリース。プレスリリース向けな文体とか体裁とかってきっとあるのでしょうが、いつもの調子で書いたので、あれってプレスリリースだったの?ってある方に聞かれる始末(苦笑)。


これを作成するにあたって、googleのAIさんと壁打ちしながら推敲したりするということを試しにやってみました。AIを常時つかってらっしゃるような方ならもしかしたら今さら!?なことかもしれませんが、気が付いたことを書きたいと思います。


・なんかもっともらしいことをいいがち

・こっちに合わせ過ぎがち

・話を大きくしがち


自店のことなので誤りにも気が付くことが出来ますが、そうでなければ思わず信じてしまいそう。そういう意味ではAIを使う側のリテラシーが求められる気がします。リテラシーということで言えば、そもそもAIにどう依頼し、どう修正していくかというリテラシーが必要であると思います。はなからAIを全信用してない姿勢で僕はAIとやりとりしましたが、今後AIネイティブ、生まれた時からAIが当たり前にある世代になったらどうなるのでしょう?


今回このプレスリリースをしようと思ったのは、テマヒマの飲食、物販以外のこれらの活動について1周年というタイミングで知って頂きたいということと、そして哲学対話や恩送りについてテマヒマに留まらず広がって欲しいという理由です。


このプレスリリースとあわせて、昨日、このリリース文を改稿したものを、市の広報室さんに北摂記者クラブさんへの投げ込みを依頼しました。個人的には大切な活動だと思っていますが、メディア的にはどうでしょうか?


さて、その壁打ちですが、何度か対話をした上で、AIさんから最初に出てきたプレスリリース案を下記に残しておこうと思います。誤った情報がいっぱい含まれているので、これをネット空間に置いておくのは誤解が生まれかねませんが、読んでみると面白いと思います。一箇所は元案まるまる残したところがあるのはご愛敬です笑。リリースしたものも読み返してみると直したいところがありますが。。。。


※下記内容には誤りが多数含まれています

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「名もなき誰か」と心を通わせる1年。高槻の古民家カフェ『テマヒマ』、開店1周年の「恩送りチケット」と「哲学対話」が紡ぐ、現代の“自他一如”。

~延べ130名超が参加した「正解のない対話」と、44名が受け取った「見知らぬ人からの善意」。民藝と発酵の精神が、地域の土壌を醸(かも)す~


大阪府高槻市、築約90年の古民家を再生した「民藝と発酵」のセレクトショップ&カフェ『テマヒマ』(代表:太田準)は、2024年4月に「恩送りドリンクチケット」と「哲学対話」の導入1周年を迎えます。

「自己紹介をしない対話」や「見知らぬ誰かへ飲み物を贈る仕組み」など、あえて匿名性とアナログにこだわった活動を通じて、この1年で延べ170名以上の善意と思考が交差しました。効率を優先する現代社会において、時間をかけて価値を育む「発酵的」なコミュニティの形を提案します。

■「無名性」がつなぐ善意:Omoiyari Tickets(恩送り)

5枚綴りのチケットのうち1枚を「まだ見ぬ誰か」へ贈る『Omoiyari Tickets』。この1年で55名がチケットを贈り、44名がそれを受け取りました。

店内の「Omoiyari note(交換日記)」には、SNSの匿名性とは異なる、手書きの温かな言葉が並びます。ある方が「過去の自分」に向けて書いた励ましが、偶然手にした別の誰かの今の孤独を救い、涙ながらにお返事が綴られる――。民藝が重んじる「自他一如(自分と他人の区別がない)」の精神が、一枚のチケットを通じて具現化しています。

■肩書きを脱ぎ、問いを深める:月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」

2023年4月の開始から全12回、延べ133名(実数73名)が参加しました。「センスとは?」「友人とは?」といった正解のない問いに対し、ドリンク片手に語り合います。

最大の特徴は、「あえて自己紹介をしない」こと。年齢や職業といった属性に縛られず、ただ「自分の言葉」で話す。それは民藝の「無名性」に通じ、互いの違いを認めながら一つの場を作り上げる、まさに発酵のようなプロセスです。

■テマヒマ代表・太田準の想い:暮らしを「醸す」ということ

「モノを売る、食を提供するだけでなく、この場に集う人々の想いが混ざり合い、変化していく。そんな『発酵的』なあり方を大切にしてきました。この1年で生まれた数々のドラマは、私たちの暮らしにはまだ、効率ではない『手間暇(テマヒマ)』をかける余白が必要であることを教えてくれています。」

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テマヒマは間もなく本日の営業終了します。お越し頂きました皆様ありがとうございました。ランチで満席の為お断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。


明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り5席となっています。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。



こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


新聞の連載ってどうしても読み忘れたりしがち。日経新聞の最終面の「私の履歴書」もそう。面白い人面白くない人(っていうのは失礼ですが)、読む人読まない人がいて、今月の元厚生労働次官・村木厚子さんのは読みながら引き込まれる感じです。生まれたところから、或いは父母や祖父に遡って時系列で書き連ねるのが「私の履歴書」の定型と言えますが、村木さんのは例の冤罪事件から始まりました。連載初日、拘置所で出会った(おそらくこの事件がなければ村木さんが出会わなかったであろう)人たちのことを挙げた上で、

”世の中には「いい人」「悪い人」がいるのではない。周囲に十分な支援がなく、生きづらさを抱えていると、ふとしたことで道をそれてしまうこともある”

という一文がありました。


テマヒマブログでは、発酵と腐敗とか、善玉菌・悪玉菌とかを喩えにしたり、正義の反対はまた別の正義という言葉をご紹介したりして、「正しさ」は見方・捉え方次第ということだったり、最近だと「正しさ」圧というか、正しさを声高に叫ぶことが分断を煽るというようなことをよく書いていますが、これはまた別の話で、人には良い面・悪い面、そのグラデーションというか、或いは多面性があり、村木さんが仰るように、「いい人」「悪い人」が一人の中にいる、というのは本当に同感です。


自宅(ファーストプレイス)、職場(セカンドプレイス)に対してカフェのような場所は第三の居場所として「サードプレイス」と呼ばれることがありますが、クルミドコーヒーの影山知明さんが、「ゆっり、いそげ2~大きなシステムと小さなファンタジー」の中で、それを時間に置き換え、ファーストタイム(主婦、母親の時間)、セカンドタイム(職業人としての時間)とするなら、カフェなどでのサードタイムこそが何かの顔や役割を求められない、自分自身の時間では?と仰っていて、僕も、自分に還れる時間、素に戻れる時間みたいな感じで使わせて頂くことがあります。

昨年から始めまもなく1周年になる「恩送り」(pay it forward)のOmoiyari Ticket /Omoiyari Noteや、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ/Philosophy cafe)について考えてみると、カフェにきて自分らしさを取り戻すことが出来るというだけでなくさらに、対話を通して心の奥底にあるような「思考」を引き出す、Omoiyari TicketやOmoiyari Noteを通して心の奥底にある「善意」を引き出す、ということもあるなぁと思います。あくまで、発酵的なメタファーで言えば醸し出すというような、無理やりではなく、自然と引き出される感じですが。それもまた、よく書いてるように中動態的だったり、与格的だったりする気がします。


人は変われるのか?変われないのか?という議論がよくありますが、変われるとも言えるし、変われないとも言える気がします。意外とそれって、自分を構成する要素の比率が変わるとか、そのどの要素が前面に出てくるか、ということなのかもしれないなと思いますが、いかがでしょうか?


営業中にこんなブログを書けるほど、週末とは思えないのんびりした店内です。


大変ご好評いただいてます、創作中華的なランチメニューも明日まで、壺屋焼常秀工房のやちむん特集も明日までです。皆様のお越しをお待ちしております。


先日選ばせて頂いた瀬戸本業窯の器が先程届きました。開梱しようかどうか・・・・

荷ほどきして新聞が散らかり積み上がってくるとお客様がいらっしゃる説あり・・・・









おはようございます。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


この前の日曜日ですが、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)第十二回目を開催しました。参加者は11名、初めての方が3名。女性7名、男性4名という内訳でした(運営メンバー含む)。いつも通り自己紹介することなく皆さんから持ち寄った「問い」を発表して頂きます(パスもOK!)。


コミュ(ニケーション)力とは?

語ることの大切さ

期待とはどういうことか?

普通って何だろう?

なめられる/なめる とは?

年齢とは?

美しいとは何か?

同窓会に参加する/参加しないとは?


今回は、いつにも増して、どれも魅力的?興味深い「問い」ばかりでしたが、投票の結果決まったのは、「コミュ力とは?」。当日UPしたSNSでレポートめいたものを書きましたので、ここでは僕個人が考えたことを中心に書いてみたいと思います。哲学対話を体験すると分かるかと思いますが、そこには他の皆さんの言葉から導かれたり、引き出されたりことも含まれます。自分の考えなのか、皆さんの考えなのか、境界も曖昧で溶け合い混じりあってる感覚もあります。不思議というか面白いというか。


「コミュ障」って言葉もあるけど、「コミュ力」って言葉と元の「コミュニケーション能力」とで略すことで違うニュアンスがあるよね?みたいなところから口火を切りましたが、略すことによって、言葉って使いやすくなることが多いと思うのですが、意味さえ変わることもあるのですね。「力」とか「能力」とかってつくことによってある種のモノサシが生まれ、あった方がいいし、高い方がいい、伸ばしたり、高めたたりしよう!するには?といった「圧」がかかるような気がします。ちなみに途中発言した通り僕自身は「コミュ力」という言葉を発したことはありません。「私コミュ力ないんで」って言ってる人は意外とコミュ力ないことない、これは「私人見知りなんで」と同様の構造に思います。コミュニケーション能力があるかどうかは、相手・受け手が感じたり、判断したりすることなのかなとも思います。

タイムリーなことに?ちょうどその翌日、日経の朝刊を読んでいたら「何でも言語化する社会」という記事があって興味深く読みました。コミュニケーション能力の中には、発する部分、受け取る部分、リアクションする部分・・・様々な要素があるとは思いますが、その要素の一つが「言語化」だとは思いますが、本当に最近「言語化」という言葉をよく聞きます。言語化は出来た方がよい、言語化能力は高い方がよいかもしれませんが、それが言語化「圧」となってしまう傾向、言葉に出来ないコトバ、大事なものが零れ落ちてしまうことがある気がします。


記事にると、言語化という言葉自体の用例は戦前からあるそうですが、昨年「言語化」を冠した本が前年比倍増出版されたそうです。やはり言語化ブーム。もとは「口にする」「言葉に出す」といった動詞が名詞化して、言葉が生まれるプロセスを指していたが、うまく言葉にする、文章にするといった意味に使われるようになった(日本語学者・飯間浩明氏)ようです。SNSの影響もあって、日本語のコミュニケションが低コンテスト(文脈)化しつつある(直木賞作家小川哲氏)、わざわざ言葉にしなくても理解してもらえるだろうという前提(あうんの呼吸)は通じなくなっています。言語化本のハウツー化に警鐘をならす東京大の古田徹也准教授の言葉に納得です。

「考えることは、言葉を選び、迷うプロセスそのもの。試行錯誤する中で新しい見方が見えてきて驚く、というのが本来の言語化ではないか。言語化を急ぐとアウトプットのうまさばかりに目が行き、その過程にあったはずの本当の経験や驚きがおろそかになってしまう」


テマヒマの哲学カフェの案内に、日頃「もやもや」感じているテーマ(問い)について、集まった人たちで一緒に「わいわい」話し、「うんうん」聴き、「ぐるぐる」考える営みです、ということを書きました。言語化「圧」がある今こそ、哲学対話が求めらている、と手前味噌ながら思います。


昨年4月から始まった、テマヒマでの哲学カフェもちょうど1年となりました。ちなみにこれまでテスト回含む12回で選ばれた「問い」は

・胡散臭いってどういうこと?

・友人とはどういう人?

・繋がりとは?

・劣等感ってどういうこと?

・センスとは何か?

・遊ぶってどういうこと?

・人の知恵に限界はあるのか?

・名前って何だろう?

・自分らしくとはどういうこと?

・運について

・若さって何だろう?

・残す(遺す)とは?


1年間でのべ133名(重複除くと73名)の方がご参加頂きました。ありがとうございました。次回は4月5日を予定しています。是非ご参加ご検討下さい。


テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半12時のお時間はご予約で残り9席とお席にかなり余裕がございます。現時点ではご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨日は、沖縄那覇の台湾素食の名店・金壺食堂さんの名物ちまきをメインとした1日限定コラボランチ、本当に沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。予約時も含め満席や売切の為沢山の皆様にお断りしてしまい申し訳ございませんでした。


金壺食堂のちまき

具沢山の味噌汁

味噌クーブーイリチ―

白ネギ酢味噌和え

もずく酢

味噌サーターアンダーギー


というメニューでしたが、味噌汁は、首里の玉那覇味噌さんの米味噌、具は豆腐、蒟蒻、人参、レタス。普段のランチのお味噌汁はお味噌を味わって頂くため具は出来るだけシンプルにしていますが、今回は変わり味噌汁と言ってもよいかもしれません。先月の沖縄旅で出会った「食」がインスピレーションのもとになっています。一般的に沖縄料理と聞いてイメージするのは、戦後米軍統治を経て生まれたもので、それ以前の琉球料理、長寿県だった頃、「ぬちぐすい(命の薬)」という言葉がリアルだった頃をイメージしています。味噌汁はどこまでも自由で、どこまでも受け止めてくれる懐の深さがあります。


企業などでの理想的な組織のあり方として、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の影山知明さんは著書の中で「おでん」を喩えにされていますが、今朝ポットキャストを聴いていたら、坂の途中の小野邦彦さんは「カレー」を挙げていたと仰っていて、テマヒマならやはり、(そして皆さんご想像の通り?)「味噌汁」で喩えるところだなと思いました。別に対抗しなくてもよいですが笑。


これまで「発酵型マネージメント」という言い方で、組織運営をぬか床によく喩えていました。ぬか漬けを美味しくするため(成果物)のリーダーの役割は、目指す方向性を示し、ぬか床の中の微生物(メンバー)に委ね・任せ、いかに微生物が自由に活発に動けるか、その環境を作ることであると。発酵のメタファーで説明するようになったのはテマヒマ開店後ですが、サラリーマン時代・マネージャー時代の自分が心がけ、目指していたことでした。哲学カフェで、司会進行をしている時の僕も言わば、ぬか床をかき混ぜる手のようなものだと、後になって気が付きました。


一汁一菜を提唱されてる土井善晴さんも仰っていますが、お出汁をとらなくても具材からいい出汁が出て美味しいですし、ちょっとお味噌を多めに溶けば十分。味を出す具材、味を吸う具材、食感を出す具材、香りを出す具材、彩りを出す具材・・・・様々な役割があり、どんな具材でもだいたい美味しいですし、だいたいの組み合わせはお味噌がうまくまとめてくれます。なんだったら、おでんやカレーはそれ用に買い物をしないといけないですが、味噌汁は冷蔵庫にあるものでなんとなる、意外な組み合わせにより新たなものが生まれるかもしれません。ブリコラージュ的な喩えとしても秀逸ではないですか?別に対抗しなくてもよいですが笑。


おでんであれ、カレーであれ、味噌汁であれ、目指すべき組織のイメージは似ていて、メンバーの多用性、メンバーへの自主性に任せる・委ねる姿勢、メンバーへの信頼など共通するところがあるんだろうと思います。そして小さな組織だけでなく、大企業においても、この不確実性の時代、求められているのだろうと思います。それが今年テマヒマコンサルを始めた理由の一つでもあるのですが。

テマヒマは明日明後日火曜日水曜日で定休日です。明々後日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も1日お疲れ様でした。おやすみなさい。

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


島岡桂縄文象嵌の器特集が昨日で終了し、続いては明後日2/26~3/9まで、壺屋焼 常秀工房のやちむん特集です。


やちむんとは沖縄の言葉で焼き物という意味。やちむんを求めてテマヒマにお越し頂く方もいらっしゃるほど人気です。あと何故か、やむちんと言う人が多いです。民藝や手仕事或いは沖縄を語る中で「やちむん」の果たす役割や影響は大きいと思いますが、一方「モノ」というよりやちむんという「コトバ」が独り歩きしている、言わばブランド化している気もして、ちょっともやもやしたりもします。営業形態もあってコンスタントに沖縄に行くことが出来ないので、残念ながらテマヒマでは常時やちむんを扱ってはおらず、開店当初、そして古民芸たつのさん・沖縄ゆくい商店さんのご協力でやった沖縄フェア以来、かなり久しぶりの入荷となります。


自宅でも愛用している常秀工房さんの器は、沖縄料理だけでなく様々なお料理で大活躍していますが、伝統の上にありながら、色艶や模様に洗練されたデザインを感じます。菊唐草、蝋抜き、赤絵、飛び鉋、掻き落とし、点打ちなど多彩な技法があるのも常秀工房さんの魅力です。


沖縄出張初日、金壺食堂でランチをした後、読谷村へ移動して工房を訪ねました。工房の中だけでなく、8つの工房の共同管理している登り窯・金城次郎窯をご案内して頂きました。工房同士の平等・公平のため窯焚きごとに窯詰めをする部屋が替わるところもありますが、ここでは毎回同じ部屋を使用するとのこと。窯の癖が分かる、安定する利点があります。ちなみに常秀工房さんでは薪窯とガス窯を併用してらっしゃいます。


工房では親方の島袋常秀さんがちょうど菊唐草の絵付けをしていました。色々お話をうかがいましたが、お仕事の手を止めることなく、伸びやかに気持ちよさそうに描いてらっしゃって、ずっと見てられます。そのことをお尋ねしたら、ずっと描いてるから、とのお答えでした。新しいカタチが出来た時は、バランスとかを考えてデザインするとも仰っていました。ちなみに菊唐草はお弟子さんではなく親方が常に描くことになってるそうです。


工房ではお弟子さん、職人さんが並んでお仕事されていましたが、その中には息子さん娘さんも。工房設立50周年の間に多くの陶工を輩出してきたかと思いますが、現在はご家族を中心とした体制でお仕事されてます。窯焚き前のタイミングで、それほど点数が多いわけではなありませんが、バリエーション豊かに選ばせて頂きました。昨日の営業終了後から今日にかけて開梱したり陳列したりしていました。


メインテーブルでは、常秀工房さんに加えて、首里のスタジオde-jinさんの石獅子、沖縄の紅型を学んだ金城千琴さんの紅型コースター(テマヒマ初登場!)をご紹介しています。関連してメイン横では、読谷村北窯で修行して高槻で独立された佐藤さんご夫妻の中ノ畑窯の器、同じく沖縄は奥原硝子製造所で学んで東京都青梅市で再生ガラスを使って吹きガラスをされてる平岩愛子さんの器をご紹介しています。


是非お手に取ってご覧下さい。


■島袋常秀 陶歴

昭和23年 那覇市壺屋生まれ

昭和47年 琉球大学美術工芸科卒、父島袋常恵に師事

昭和50年 常秀工房設立

昭和62年 工房を読谷村座喜味に移転

     金城次郎窯を共同窯として使用

平成2年 沖縄県立芸術大学教授(同14年教授,25年退任)

平成19年 国画会会員

令和7年 沖縄県無形文化財保持者認定(沖縄陶器)


テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日2/26 11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席とお席に余裕がございます。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。


こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


沖縄旅、いや出張、初日。神戸空港からの飛行機で那覇空港に着いてモノレールに乗ろうとしたその時、沖縄在住の同期からLINEが。事前のやりとりでは今回はタイミングが合わず会えないかも?って感じでしたが、忙しい合間を縫って空港まで来てくれて、2年7か月ぶりの再会。会えて良かった。そして会いに来てくれてありがとう!!


で、まず向かったのは、壺屋にある台湾素食(台湾精進料理)の金壺食堂さんへ。3年前の夏、1日限定で金壺食堂さんのちまきランチをやったことがありました。今回お邪魔したタイミングで名物のちまきは既に売り切れてしまっていましたが、バイキングを楽しみました。どれも優しいお味で、まるで店主さんのお人柄の優しさのようでした。ごちそうさまでした!

その時、ちまきを食べられなかったからという訳でもありませんが笑、

緊急企画!金壺食堂のちまきランチの日 第2弾を開催します。


<1日限定> 金壺食堂のちまきランチの日

~那覇市壺屋の台湾素食(台湾精進料理)金壺食堂の絶品「ちまき」を高槻で~


2/26~3/9の「壺屋焼 常秀工房のやちむん」特集に関連して3/1(日)のランチはいつもと違ったスタイルです。2年半前大好評だった企画、緊急リピート開催です。


■イートイン(11:30~14:00)

・金壺食堂のちまき

・お味噌汁(お味噌は首里の玉那覇味噌さん)

・店主が沖縄旅で感じた沖縄を表現した小皿4品

¥1650(税込)

※通常ランチ同様ご予約を承ります。


■テイクアウト(11:00~18:00)

・金壺食堂のちまき単品 

¥500(税込)

※冷凍でのお渡しとなりますので保冷バックをご持参下さい。

※お渡しは2/28(土)~を予定しています。

※ご予約の際は、ご来店日時、個数もお知らせ下さい。


是非ご賞味下さい。皆様のお越しをお待ちしております。

店内で開催中の「壺屋焼 常秀工房のやちむん」特集と合わせてお楽しみ下さい。


■金壺食堂とは

那覇市壺屋にある「金壺食堂」は台湾素食(台湾精進料理)のお店。肉類を一切使用せずに穀物と野菜だけを使ったお料理で、ヘルシーなのに満足感があると大変人気です。

中でも、お店の名物の「ちまき」は絶品!もっちりとしたもち米と黒米、大豆、大豆ミート、しいたけ、たけのこなどが使用されていて具材たっぷりでボリューム満点。竹の葉の香りとコリコリとした具材の食感がたまりません。 



このブログを営業中に書けるぐらいなので現在お客様はいらっしゃらないのですが、ランチタイムには沢山のお客様にお越し頂きありがとうございました。ランチで満席のためお断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。


明日もランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


また営業中ですが・・・・

明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。




おはようございます。


民藝と発酵のをモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


先週の今日、沖縄にいたのが信じられないぐらいですが、沖縄旅、いや出張の話を続けます。

2日目、小倉ヒラクさんと行く発酵ツアー豆腐よう編の後ランチして、首里城へ。2019年に火災により正殿をはじめ焼失していましたが今秋には完成予定だそうです。次回の兵庫県民芸協会の読書会の課題図書が「琉球の富」でちょうど読み進めていたところですが、その中で琉球の街並みや瓦を柳宗悦は絶賛しています。今は戦争もあって様変わりしてしまいましたが、高台からそれを感じようとしていました。

同じく首里にある、,スタジオde-jinの若山大地・恵里さんのところにお邪魔して石獅子を選ばせて頂きました。今月末、常秀工房さんのやちむんと共にご紹介予定です。

そして夜は再びヒラクさんとお食事に。当日急遽決まったので、お店選びもヒラクさんにお任せしてしまいましたが、忘れがたい夜となりました。色々なお話をしていましたが、その中でヒラクさんから、発酵デパートメントでは「本物」という言葉は使わないようにしている、という話がありました。その文脈の中でインスタで触れたマツケンサンバやCoCo壱の喩えが出てきたのですが、敢えて詳細はここでは書きません。


確かに「本物」「本物の」という言葉はよく聞きます。その言葉自体は問題はないのですが、そこに「本物以外」を否定したり、排除したりする強さがどこかあります。テマヒマでは本物って言葉はどうだろう?あまり使わない言葉かな?と隣にいたうちの奥さんと話していましたが、それは意識的というよりは無意識で。ただ、使わないまでも、自分達が正しいと思うことを主張する(し過ぎる)ことできっと似たようなことが起こると思います。「正しさ」は時に刃となってしまいます。


以前、まいまい京都さん主催のイベントで、民藝と発酵をテーマにしたお話をしました。発酵と腐敗は、人間にとって有用かどうかの別でしかなく実は微生物による同じ現象です、という流れで、正義の反対は悪ではなく、また別の正義という言葉もありますね。と述べました。今も世界中で続く戦争も、社会で起こっている分断、身近な争いもきっとそう。


昨日、某発酵系WEBメディアの取材があってそこでもお話しましたが、民藝や発酵から導かれるのは思想や哲学には「寛容さ」があると考えています。そこに「本物の」民藝とか、「本物の」発酵食品とかって言葉を持ち出すのは、民藝的でもなく、発酵的でもないですね。。。。


テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


2/6~8の3日間、2年7ヶ月ぶりに、沖縄に行ってきました。今回の沖縄行のきっかけとなったのは、玉那覇味噌さんのクラウドファンディング。

テマヒマのランチのお味噌汁の選べるお味噌で、毎年夏場に玉那覇味噌さんの王朝味噌をご紹介させて頂いています。お味噌作りの木桶が老朽化したため新調するためのクラウドファンディングで、テマヒマもご支援させて頂きましたが、そのリターンで選んだ「発酵デザイナー小倉ヒラクと行く豆腐ようツアー」に参加する目的がありました。

前回玉那覇味噌さんに行った時のテマヒマブログ ↑

玉那覇味噌さんのクラウドファンディング ↓

集合場所の県立沖縄芸術大学に向かう途中、モノレールの駅で小倉ヒラクさんとバッタリ会って一緒に首里の町を歩きました。ヒラクさんとは昨年10月にテマヒマにお越し下さって以来。

沖芸の学食では木桶の組み上げ作業を行っていて、テマヒマ開店前に木桶作りのワークショップでお世話になった、大阪・きしな屋の岸菜賢一さん、五島の木桶職人・宮崎光一さんがいらっしゃったり(9年ぶり?)、昨年「百姓の百の声」の自主上映会でお世話になった映画監督柴田昌平さんがいらっしゃったり、思わず記念撮影。玉那覇味噌さんが作って下さったきっかけ、発酵が繋ぐご縁に感謝です。

きしな屋さんでのワークショップのことを書いたブログ↓

最初にお邪魔した琉球うりずん物産さんは1973年創業で現在3代目。豆腐ようとジーマミ豆腐を作ってらっしゃいます。豆腐ようは中国台湾の腐乳がルーツと言われています。創業者がいったん途絶えていた豆腐ようを再現復刻しましたが、その技術を競合他社にも惜しみなく伝えていたそうです。直近でもコロナ禍で生産中止していた時期に工場から菌が居なくなってしまったり、HACCP(ハサップ)の対応だったり、某社の紅麹の風評被害だったり、様々な困難を乗り越えて活動されています。なかなか豆腐ようを作る現場を拝見する機会はないのでとても有難い時間でした。


うりずんさんへの移動の車中で、ヒラクさんより木桶についての説明がありました。

・樽と桶の違いは蓋の有無。蓋の無い桶は混ぜやすい、空気中の菌が入りやすい

・甕(陶器)から木桶への移行により大型化・大量生産化が可能になり醸造業の礎となった

・桶に杉板が使われるのはまっすぐ育つから

・桶には年輪の密度の高い、節のない杉板を使う、そのためには育て方から変える必要あり

などなど、博識なヒラクさんの話は止まりませんが、

お話の中で、木桶は100年も持続する素晴らしい技術であることから逆に技術の継承が難しいという話は考えさせられました。小豆島のヤマロク醤油さんが立ち上げた「木桶職人復活プロジェクト」は技術の継承とともに広げる活動も行っていて今回の玉那覇味噌さんの木桶にもつながっています。先述の林業のこともそうですが、短期の利益追求ばかりしている現代では、次の世代に遺すということが難しくなってるかもしれません。


この発酵ツアー、参加者皆さんが何らか発酵に関わっていたり、興味関心が高かったり、とても濃い感じで、楽しくも刺激的な時間でした。


その日(沖縄出張DAY2)、小倉ヒラクさんと夜ごはん(とお酒)をご一緒することになって、話は色々多岐に渡りとても楽しい時間でした。発酵デパートメントさんとテマヒマとで相互にイベントするとかって話も出て、色々楽しみでもあります。ヒラクさんありがとうございました!DAY1(読谷仕入編)、DAY3(斎場御嶽&金城次郎館編)などはまた別に書こうと思います。


今日まで8日間お休みを頂いていましたが、明日から営業再開です。水曜日は通常定休日ですが祝日ですので営業致します。メインテーブルでは明日より「島岡桂 縄文象嵌の器特集或いはミニ個展」スタートです。是非お手に取ってご覧下さい。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。


こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

2/3~10 までお休み中

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


僕の名前は、準と書いて「ひとし」と読むのですが、なかなか読むことが出来ません。自宅に「じゅん」さんいらっしゃいますか?という電話が掛かってきたら怪しいと見分けるのに使えたり。自分の名前を「準備の準と書いてひとしです」と説明するのは母の真似ですが、小学生の頃、何の時だったかは分かりませんが、同じ説明をしたら「太田備」と書かれていたことが50年の人生の中で一番ズッコケました。自分の中でバランスを意識する感覚があるのは、漢字と共に読み方が何気に影響いるのかもしれません。皆さんのお名前はどうですか?


ちょっと前にSNSで、名前を平仮名にすると、とたんに候補者っぽくなるという投稿を見ました。

太田ひとし

確かに選挙ポスターにありそう笑。


テマヒマは、お店を始める前から、何だったらお店を実際に始めることになるとは思って無かったころから、我々夫婦の中にあった店名です。勿論「手間暇」という言葉からきているのですが、平仮名でもなく、片仮名。

平仮名だと、なんか違う感じしません?笑

業種も違う気がします。


手間暇という言葉は一般的な言葉だとは思うのですが、「片仮名でテマヒマで、領収書お願いします」って言った時に、聞き返されたり、書き間違えられることもあります。開店以来7年強で一番ズッコケたのは

ヘマヘマって。。。笑。

一時期お客様があまりに少なかった時期に、このままでは「テマヒマ」ではなく「ヒマヒマ」という店名になってしまいますって自虐的な投稿をしたことはありましたが。。。


開店より8か月ほど前から、このテマヒマブログはネットのSEO対策的な意味もあって始めました。片仮名テマヒマでgoogle検索すると、今でこそ、うちの「テマヒマ」が上位に表示されるようになっていますが、ブログ開始当初は株式会社テマヒマさんというマーケティングの会社さん(?)が常に上位にあって、苦労したのを思い出します。


今年に入り、コンサル業をスタートし、「テマヒマ コンサル」というワードでの検索で、再び株式会社テマヒマさんと競合することになってしまいました。8年前と違うのはAIが検索において大きな位置を占めるようになりつつあること。


そのAIさんが両テマヒマの違いをうまくまとめてました。抜粋すると、株式会社テマヒマさんの「テマヒマ」は無駄な「手間」や「暇(コスト)」を削ぎ落すことが目的で、高槻のテマヒマは手間暇かけることに価値を置いている、「無駄をなくすための投資」か、「時間をかけること自体が投資」か。AIさんって、なんかうまいこと言いがちです。


テマヒマの次回の営業は、2/11(水・祝)です。水曜日は通常定休日ですが祝日ですので営業致します。現時点ではご予約は入っていませんので、現時点ではご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


昨日までの濱田窯メイン特集或いはミニ個展、お買い上げ頂きました皆様ありがとうございました。11日から同じ益子の島岡桂縄文象嵌の器特集です。


”濱田庄司は「縄文土器は民藝の先祖である」と言いました。島岡達三が生み出した縄文象嵌という技法は、「焼き物本来の美しさは静謐さにある」と云った本人が言った通り、動的な縄目模様を、化粧土で埋めることによって静的になる、プリミティブさと洗練が同居する、不思議な美しさがあります。

人間国宝の祖父に弟子入りし、継承した島岡桂さんの縄文象嵌の器は、音楽好きの桂さんだからこその、リズム感と軽やかさがあります。模様の印象が強いですが、カタチの美しさにもご注目下さい。

成形した器が半乾きの状態で組紐を転がして縄目をつけ、凹んだ部分を含め全体に化粧土を塗り、乾燥した後表面を薄く削り取るというテマヒマかけた工程で作らる縄文象嵌はスタイリッシュでありながら、ニットの編み地のような温もりも感じます。特徴的な柄でありながら無地のようでもあり、お料理を受け止め、引き立ててくれます。

昨年末、2年ぶりに益子の工房にお邪魔して、定番の人気の器から、テマヒマ初登場のモノまで選ばせて頂きました。

是非お手に取ってご覧下さい。

皆様のお越しをお待ちしております。”


それでは来週も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。




こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


先日、北海道からお越しのお客様と、少し時間に余裕があったので、お店のことについて色々とお話する機会がありました。中でもDrink Ticketsの恩送りにとても興味津々でらっしゃって、初めてお越しだったのですが、Omoiyari Ticket を受け取って、さらにご自身でもOmoiyari TicketをプレゼントしてOmoiyari Noteに貼ってメッセージを書いてらっしゃいました。


Drink Ticketsについても色々お話しましたが、始まってまだ1年弱、開店から6年も経って始まったことに驚かれるととも、その時間に対してとても肯定的なご意見を下さってなんだか救われた気がしました。


テマヒマブログで書いたかどうかは覚えていませんが、ビームスの設楽社長が「気づきのタイムラグ」ということを昔から仰っていて、流行なり情報なりを感度高くいち早くキャッチする、気づくことが(ファッションなどでは)重要で、その時間差がビジネスになるということかと思います。その点、自分自身翻ってみると、きっと遅いのだと思います。


古い話ですが今から20年ほど前、前職で新規事業としてファッションのWEBショップを立ち上げようとして、アパレルブランドを回っていた時に、ある社長から「レースの最終コーナーというタイミングですね」と言われたのが忘れません。遅過ぎはしなかったもののやはり遅く、その遅さが理由ではありませんでしたが残念ながら終了してしまいました。そして時を経て、会社を辞めテマヒマを始めたのも45歳になる年でしたのでやはりかなり遅かったと思います。


開店から8年目になりますが、その後の進化・成長(※売上という意味では全く成長していません)も遅く、ゆったり、のんびりとしたものでした。コロナを乗り越え7年続いただけでもスゴイと仰って下さる方もいらっしゃいますが、もう少しテンポよく出来たのでは?と正直思わなくもありません。始めるのも、進むのも、遅め。


年始の、振り返りのブログで書いた通り、昨年、哲学カフェ/哲学対話や恩送りの取り組みを始めたのは、小さなでも大きな一歩でした。開店当初から考えていたわけでは無いので、機が熟したという言葉は当てはまらないですが、そのタイミングになった理由、必然性があり、そのお客様が仰ったように、発酵・熟成に時間のかかるテマヒマらしいということでしょうか。。。


そう言えば、自宅の百日紅も、なんだか遅咲きなんですよね・・・


昨年4月に始まった、Drink Tickets ですが、これまでのべ69人の方がご購入頂き、50人の方がOmoiyari Ticketをプレゼンとして下さり、36人の方が受け取って下さいました。参加はしないまでもOmoiyari Noteをご覧になった方も沢山いらっしゃって有難いことです。


テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り4席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。