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おはようございます。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


この前の日曜日ですが、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)第十二回目を開催しました。参加者は11名、初めての方が3名。女性7名、男性4名という内訳でした(運営メンバー含む)。いつも通り自己紹介することなく皆さんから持ち寄った「問い」を発表して頂きます(パスもOK!)。


コミュ(ニケーション)力とは?

語ることの大切さ

期待とはどういうことか?

普通って何だろう?

なめられる/なめる とは?

年齢とは?

美しいとは何か?

同窓会に参加する/参加しないとは?


今回は、いつにも増して、どれも魅力的?興味深い「問い」ばかりでしたが、投票の結果決まったのは、「コミュ力とは?」。当日UPしたSNSでレポートめいたものを書きましたので、ここでは僕個人が考えたことを中心に書いてみたいと思います。哲学対話を体験すると分かるかと思いますが、そこには他の皆さんの言葉から導かれたり、引き出されたりことも含まれます。自分の考えなのか、皆さんの考えなのか、境界も曖昧で溶け合い混じりあってる感覚もあります。不思議というか面白いというか。


「コミュ障」って言葉もあるけど、「コミュ力」って言葉と元の「コミュニケーション能力」とで略すことで違うニュアンスがあるよね?みたいなところから口火を切りましたが、略すことによって、言葉って使いやすくなることが多いと思うのですが、意味さえ変わることもあるのですね。「力」とか「能力」とかってつくことによってある種のモノサシが生まれ、あった方がいいし、高い方がいい、伸ばしたり、高めたたりしよう!するには?といった「圧」がかかるような気がします。ちなみに途中発言した通り僕自身は「コミュ力」という言葉を発したことはありません。「私コミュ力ないんで」って言ってる人は意外とコミュ力ないことない、これは「私人見知りなんで」と同様の構造に思います。コミュニケーション能力があるかどうかは、相手・受け手が感じたり、判断したりすることなのかなとも思います。

タイムリーなことに?ちょうどその翌日、日経の朝刊を読んでいたら「何でも言語化する社会」という記事があって興味深く読みました。コミュニケーション能力の中には、発する部分、受け取る部分、リアクションする部分・・・様々な要素があるとは思いますが、その要素の一つが「言語化」だとは思いますが、本当に最近「言語化」という言葉をよく聞きます。言語化は出来た方がよい、言語化能力は高い方がよいかもしれませんが、それが言語化「圧」となってしまう傾向、言葉に出来ないコトバ、大事なものが零れ落ちてしまうことがある気がします。


記事にると、言語化という言葉自体の用例は戦前からあるそうですが、昨年「言語化」を冠した本が前年比倍増出版されたそうです。やはり言語化ブーム。もとは「口にする」「言葉に出す」といった動詞が名詞化して、言葉が生まれるプロセスを指していたが、うまく言葉にする、文章にするといった意味に使われるようになった(日本語学者・飯間浩明氏)ようです。SNSの影響もあって、日本語のコミュニケションが低コンテスト(文脈)化しつつある(直木賞作家小川哲氏)、わざわざ言葉にしなくても理解してもらえるだろうという前提(あうんの呼吸)は通じなくなっています。言語化本のハウツー化に警鐘をならす東京大の古田徹也准教授の言葉に納得です。

「考えることは、言葉を選び、迷うプロセスそのもの。試行錯誤する中で新しい見方が見えてきて驚く、というのが本来の言語化ではないか。言語化を急ぐとアウトプットのうまさばかりに目が行き、その過程にあったはずの本当の経験や驚きがおろそかになってしまう」


テマヒマの哲学カフェの案内に、日頃「もやもや」感じているテーマ(問い)について、集まった人たちで一緒に「わいわい」話し、「うんうん」聴き、「ぐるぐる」考える営みです、ということを書きました。言語化「圧」がある今こそ、哲学対話が求めらている、と手前味噌ながら思います。


昨年4月から始まった、テマヒマでの哲学カフェもちょうど1年となりました。ちなみにこれまでテスト回含む12回で選ばれた「問い」は

・胡散臭いってどういうこと?

・友人とはどういう人?

・繋がりとは?

・劣等感ってどういうこと?

・センスとは何か?

・遊ぶってどういうこと?

・人の知恵に限界はあるのか?

・名前って何だろう?

・自分らしくとはどういうこと?

・運について

・若さって何だろう?

・残す(遺す)とは?


1年間でのべ133名(重複除くと73名)の方がご参加頂きました。ありがとうございました。次回は4月5日を予定しています。是非ご参加ご検討下さい。


テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半12時のお時間はご予約で残り9席とお席にかなり余裕がございます。現時点ではご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨日は、沖縄那覇の台湾素食の名店・金壺食堂さんの名物ちまきをメインとした1日限定コラボランチ、本当に沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。予約時も含め満席や売切の為沢山の皆様にお断りしてしまい申し訳ございませんでした。


金壺食堂のちまき

具沢山の味噌汁

味噌クーブーイリチ―

白ネギ酢味噌和え

もずく酢

味噌サーターアンダーギー


というメニューでしたが、味噌汁は、首里の玉那覇味噌さんの米味噌、具は豆腐、蒟蒻、人参、レタス。普段のランチのお味噌汁はお味噌を味わって頂くため具は出来るだけシンプルにしていますが、今回は変わり味噌汁と言ってもよいかもしれません。先月の沖縄旅で出会った「食」がインスピレーションのもとになっています。一般的に沖縄料理と聞いてイメージするのは、戦後米軍統治を経て生まれたもので、それ以前の琉球料理、長寿県だった頃、「ぬちぐすい(命の薬)」という言葉がリアルだった頃をイメージしています。味噌汁はどこまでも自由で、どこまでも受け止めてくれる懐の深さがあります。


企業などでの理想的な組織のあり方として、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の影山知明さんは著書の中で「おでん」を喩えにされていますが、今朝ポットキャストを聴いていたら、坂の途中の小野邦彦さんは「カレー」を挙げていたと仰っていて、テマヒマならやはり、(そして皆さんご想像の通り?)「味噌汁」で喩えるところだなと思いました。別に対抗しなくてもよいですが笑。


これまで「発酵型マネージメント」という言い方で、組織運営をぬか床によく喩えていました。ぬか漬けを美味しくするため(成果物)のリーダーの役割は、目指す方向性を示し、ぬか床の中の微生物(メンバー)に委ね・任せ、いかに微生物が自由に活発に動けるか、その環境を作ることであると。発酵のメタファーで説明するようになったのはテマヒマ開店後ですが、サラリーマン時代・マネージャー時代の自分が心がけ、目指していたことでした。哲学カフェで、司会進行をしている時の僕も言わば、ぬか床をかき混ぜる手のようなものだと、後になって気が付きました。


一汁一菜を提唱されてる土井善晴さんも仰っていますが、お出汁をとらなくても具材からいい出汁が出て美味しいですし、ちょっとお味噌を多めに溶けば十分。味を出す具材、味を吸う具材、食感を出す具材、香りを出す具材、彩りを出す具材・・・・様々な役割があり、どんな具材でもだいたい美味しいですし、だいたいの組み合わせはお味噌がうまくまとめてくれます。なんだったら、おでんやカレーはそれ用に買い物をしないといけないですが、味噌汁は冷蔵庫にあるものでなんとなる、意外な組み合わせにより新たなものが生まれるかもしれません。ブリコラージュ的な喩えとしても秀逸ではないですか?別に対抗しなくてもよいですが笑。


おでんであれ、カレーであれ、味噌汁であれ、目指すべき組織のイメージは似ていて、メンバーの多用性、メンバーへの自主性に任せる・委ねる姿勢、メンバーへの信頼など共通するところがあるんだろうと思います。そして小さな組織だけでなく、大企業においても、この不確実性の時代、求められているのだろうと思います。それが今年テマヒマコンサルを始めた理由の一つでもあるのですが。

テマヒマは明日明後日火曜日水曜日で定休日です。明々後日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も1日お疲れ様でした。おやすみなさい。

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


島岡桂縄文象嵌の器特集が昨日で終了し、続いては明後日2/26~3/9まで、壺屋焼 常秀工房のやちむん特集です。


やちむんとは沖縄の言葉で焼き物という意味。やちむんを求めてテマヒマにお越し頂く方もいらっしゃるほど人気です。あと何故か、やむちんと言う人が多いです。民藝や手仕事或いは沖縄を語る中で「やちむん」の果たす役割や影響は大きいと思いますが、一方「モノ」というよりやちむんという「コトバ」が独り歩きしている、言わばブランド化している気もして、ちょっともやもやしたりもします。営業形態もあってコンスタントに沖縄に行くことが出来ないので、残念ながらテマヒマでは常時やちむんを扱ってはおらず、開店当初、そして古民芸たつのさん・沖縄ゆくい商店さんのご協力でやった沖縄フェア以来、かなり久しぶりの入荷となります。


自宅でも愛用している常秀工房さんの器は、沖縄料理だけでなく様々なお料理で大活躍していますが、伝統の上にありながら、色艶や模様に洗練されたデザインを感じます。菊唐草、蝋抜き、赤絵、飛び鉋、掻き落とし、点打ちなど多彩な技法があるのも常秀工房さんの魅力です。


沖縄出張初日、金壺食堂でランチをした後、読谷村へ移動して工房を訪ねました。工房の中だけでなく、8つの工房の共同管理している登り窯・金城次郎窯をご案内して頂きました。工房同士の平等・公平のため窯焚きごとに窯詰めをする部屋が替わるところもありますが、ここでは毎回同じ部屋を使用するとのこと。窯の癖が分かる、安定する利点があります。ちなみに常秀工房さんでは薪窯とガス窯を併用してらっしゃいます。


工房では親方の島袋常秀さんがちょうど菊唐草の絵付けをしていました。色々お話をうかがいましたが、お仕事の手を止めることなく、伸びやかに気持ちよさそうに描いてらっしゃって、ずっと見てられます。そのことをお尋ねしたら、ずっと描いてるから、とのお答えでした。新しいカタチが出来た時は、バランスとかを考えてデザインするとも仰っていました。ちなみに菊唐草はお弟子さんではなく親方が常に描くことになってるそうです。


工房ではお弟子さん、職人さんが並んでお仕事されていましたが、その中には息子さん娘さんも。工房設立50周年の間に多くの陶工を輩出してきたかと思いますが、現在はご家族を中心とした体制でお仕事されてます。窯焚き前のタイミングで、それほど点数が多いわけではなありませんが、バリエーション豊かに選ばせて頂きました。昨日の営業終了後から今日にかけて開梱したり陳列したりしていました。


メインテーブルでは、常秀工房さんに加えて、首里のスタジオde-jinさんの石獅子、沖縄の紅型を学んだ金城千琴さんの紅型コースター(テマヒマ初登場!)をご紹介しています。関連してメイン横では、読谷村北窯で修行して高槻で独立された佐藤さんご夫妻の中ノ畑窯の器、同じく沖縄は奥原硝子製造所で学んで東京都青梅市で再生ガラスを使って吹きガラスをされてる平岩愛子さんの器をご紹介しています。


是非お手に取ってご覧下さい。


■島袋常秀 陶歴

昭和23年 那覇市壺屋生まれ

昭和47年 琉球大学美術工芸科卒、父島袋常恵に師事

昭和50年 常秀工房設立

昭和62年 工房を読谷村座喜味に移転

     金城次郎窯を共同窯として使用

平成2年 沖縄県立芸術大学教授(同14年教授,25年退任)

平成19年 国画会会員

令和7年 沖縄県無形文化財保持者認定(沖縄陶器)


テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日です。明後日2/26 11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席とお席に余裕がございます。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。


こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


沖縄旅、いや出張、初日。神戸空港からの飛行機で那覇空港に着いてモノレールに乗ろうとしたその時、沖縄在住の同期からLINEが。事前のやりとりでは今回はタイミングが合わず会えないかも?って感じでしたが、忙しい合間を縫って空港まで来てくれて、2年7か月ぶりの再会。会えて良かった。そして会いに来てくれてありがとう!!


で、まず向かったのは、壺屋にある台湾素食(台湾精進料理)の金壺食堂さんへ。3年前の夏、1日限定で金壺食堂さんのちまきランチをやったことがありました。今回お邪魔したタイミングで名物のちまきは既に売り切れてしまっていましたが、バイキングを楽しみました。どれも優しいお味で、まるで店主さんのお人柄の優しさのようでした。ごちそうさまでした!

その時、ちまきを食べられなかったからという訳でもありませんが笑、

緊急企画!金壺食堂のちまきランチの日 第2弾を開催します。


<1日限定> 金壺食堂のちまきランチの日

~那覇市壺屋の台湾素食(台湾精進料理)金壺食堂の絶品「ちまき」を高槻で~


2/26~3/9の「壺屋焼 常秀工房のやちむん」特集に関連して3/1(日)のランチはいつもと違ったスタイルです。2年半前大好評だった企画、緊急リピート開催です。


■イートイン(11:30~14:00)

・金壺食堂のちまき

・お味噌汁(お味噌は首里の玉那覇味噌さん)

・店主が沖縄旅で感じた沖縄を表現した小皿4品

¥1650(税込)

※通常ランチ同様ご予約を承ります。


■テイクアウト(11:00~18:00)

・金壺食堂のちまき単品 

¥500(税込)

※冷凍でのお渡しとなりますので保冷バックをご持参下さい。

※お渡しは2/28(土)~を予定しています。

※ご予約の際は、ご来店日時、個数もお知らせ下さい。


是非ご賞味下さい。皆様のお越しをお待ちしております。

店内で開催中の「壺屋焼 常秀工房のやちむん」特集と合わせてお楽しみ下さい。


■金壺食堂とは

那覇市壺屋にある「金壺食堂」は台湾素食(台湾精進料理)のお店。肉類を一切使用せずに穀物と野菜だけを使ったお料理で、ヘルシーなのに満足感があると大変人気です。

中でも、お店の名物の「ちまき」は絶品!もっちりとしたもち米と黒米、大豆、大豆ミート、しいたけ、たけのこなどが使用されていて具材たっぷりでボリューム満点。竹の葉の香りとコリコリとした具材の食感がたまりません。 



このブログを営業中に書けるぐらいなので現在お客様はいらっしゃらないのですが、ランチタイムには沢山のお客様にお越し頂きありがとうございました。ランチで満席のためお断りしてしまった皆様申し訳ございませんでした。


明日もランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


また営業中ですが・・・・

明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。




おはようございます。


民藝と発酵のをモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


先週の今日、沖縄にいたのが信じられないぐらいですが、沖縄旅、いや出張の話を続けます。

2日目、小倉ヒラクさんと行く発酵ツアー豆腐よう編の後ランチして、首里城へ。2019年に火災により正殿をはじめ焼失していましたが今秋には完成予定だそうです。次回の兵庫県民芸協会の読書会の課題図書が「琉球の富」でちょうど読み進めていたところですが、その中で琉球の街並みや瓦を柳宗悦は絶賛しています。今は戦争もあって様変わりしてしまいましたが、高台からそれを感じようとしていました。

同じく首里にある、,スタジオde-jinの若山大地・恵里さんのところにお邪魔して石獅子を選ばせて頂きました。今月末、常秀工房さんのやちむんと共にご紹介予定です。

そして夜は再びヒラクさんとお食事に。当日急遽決まったので、お店選びもヒラクさんにお任せしてしまいましたが、忘れがたい夜となりました。色々なお話をしていましたが、その中でヒラクさんから、発酵デパートメントでは「本物」という言葉は使わないようにしている、という話がありました。その文脈の中でインスタで触れたマツケンサンバやCoCo壱の喩えが出てきたのですが、敢えて詳細はここでは書きません。


確かに「本物」「本物の」という言葉はよく聞きます。その言葉自体は問題はないのですが、そこに「本物以外」を否定したり、排除したりする強さがどこかあります。テマヒマでは本物って言葉はどうだろう?あまり使わない言葉かな?と隣にいたうちの奥さんと話していましたが、それは意識的というよりは無意識で。ただ、使わないまでも、自分達が正しいと思うことを主張する(し過ぎる)ことできっと似たようなことが起こると思います。「正しさ」は時に刃となってしまいます。


以前、まいまい京都さん主催のイベントで、民藝と発酵をテーマにしたお話をしました。発酵と腐敗は、人間にとって有用かどうかの別でしかなく実は微生物による同じ現象です、という流れで、正義の反対は悪ではなく、また別の正義という言葉もありますね。と述べました。今も世界中で続く戦争も、社会で起こっている分断、身近な争いもきっとそう。


昨日、某発酵系WEBメディアの取材があってそこでもお話しましたが、民藝や発酵から導かれるのは思想や哲学には「寛容さ」があると考えています。そこに「本物の」民藝とか、「本物の」発酵食品とかって言葉を持ち出すのは、民藝的でもなく、発酵的でもないですね。。。。


テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


2/6~8の3日間、2年7ヶ月ぶりに、沖縄に行ってきました。今回の沖縄行のきっかけとなったのは、玉那覇味噌さんのクラウドファンディング。

テマヒマのランチのお味噌汁の選べるお味噌で、毎年夏場に玉那覇味噌さんの王朝味噌をご紹介させて頂いています。お味噌作りの木桶が老朽化したため新調するためのクラウドファンディングで、テマヒマもご支援させて頂きましたが、そのリターンで選んだ「発酵デザイナー小倉ヒラクと行く豆腐ようツアー」に参加する目的がありました。

前回玉那覇味噌さんに行った時のテマヒマブログ ↑

玉那覇味噌さんのクラウドファンディング ↓

集合場所の県立沖縄芸術大学に向かう途中、モノレールの駅で小倉ヒラクさんとバッタリ会って一緒に首里の町を歩きました。ヒラクさんとは昨年10月にテマヒマにお越し下さって以来。

沖芸の学食では木桶の組み上げ作業を行っていて、テマヒマ開店前に木桶作りのワークショップでお世話になった、大阪・きしな屋の岸菜賢一さん、五島の木桶職人・宮崎光一さんがいらっしゃったり(9年ぶり?)、昨年「百姓の百の声」の自主上映会でお世話になった映画監督柴田昌平さんがいらっしゃったり、思わず記念撮影。玉那覇味噌さんが作って下さったきっかけ、発酵が繋ぐご縁に感謝です。

きしな屋さんでのワークショップのことを書いたブログ↓

最初にお邪魔した琉球うりずん物産さんは1973年創業で現在3代目。豆腐ようとジーマミ豆腐を作ってらっしゃいます。豆腐ようは中国台湾の腐乳がルーツと言われています。創業者がいったん途絶えていた豆腐ようを再現復刻しましたが、その技術を競合他社にも惜しみなく伝えていたそうです。直近でもコロナ禍で生産中止していた時期に工場から菌が居なくなってしまったり、HACCP(ハサップ)の対応だったり、某社の紅麹の風評被害だったり、様々な困難を乗り越えて活動されています。なかなか豆腐ようを作る現場を拝見する機会はないのでとても有難い時間でした。


うりずんさんへの移動の車中で、ヒラクさんより木桶についての説明がありました。

・樽と桶の違いは蓋の有無。蓋の無い桶は混ぜやすい、空気中の菌が入りやすい

・甕(陶器)から木桶への移行により大型化・大量生産化が可能になり醸造業の礎となった

・桶に杉板が使われるのはまっすぐ育つから

・桶には年輪の密度の高い、節のない杉板を使う、そのためには育て方から変える必要あり

などなど、博識なヒラクさんの話は止まりませんが、

お話の中で、木桶は100年も持続する素晴らしい技術であることから逆に技術の継承が難しいという話は考えさせられました。小豆島のヤマロク醤油さんが立ち上げた「木桶職人復活プロジェクト」は技術の継承とともに広げる活動も行っていて今回の玉那覇味噌さんの木桶にもつながっています。先述の林業のこともそうですが、短期の利益追求ばかりしている現代では、次の世代に遺すということが難しくなってるかもしれません。


この発酵ツアー、参加者皆さんが何らか発酵に関わっていたり、興味関心が高かったり、とても濃い感じで、楽しくも刺激的な時間でした。


その日(沖縄出張DAY2)、小倉ヒラクさんと夜ごはん(とお酒)をご一緒することになって、話は色々多岐に渡りとても楽しい時間でした。発酵デパートメントさんとテマヒマとで相互にイベントするとかって話も出て、色々楽しみでもあります。ヒラクさんありがとうございました!DAY1(読谷仕入編)、DAY3(斎場御嶽&金城次郎館編)などはまた別に書こうと思います。


今日まで8日間お休みを頂いていましたが、明日から営業再開です。水曜日は通常定休日ですが祝日ですので営業致します。メインテーブルでは明日より「島岡桂 縄文象嵌の器特集或いはミニ個展」スタートです。是非お手に取ってご覧下さい。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。


こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

2/3~10 までお休み中

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


僕の名前は、準と書いて「ひとし」と読むのですが、なかなか読むことが出来ません。自宅に「じゅん」さんいらっしゃいますか?という電話が掛かってきたら怪しいと見分けるのに使えたり。自分の名前を「準備の準と書いてひとしです」と説明するのは母の真似ですが、小学生の頃、何の時だったかは分かりませんが、同じ説明をしたら「太田備」と書かれていたことが50年の人生の中で一番ズッコケました。自分の中でバランスを意識する感覚があるのは、漢字と共に読み方が何気に影響いるのかもしれません。皆さんのお名前はどうですか?


ちょっと前にSNSで、名前を平仮名にすると、とたんに候補者っぽくなるという投稿を見ました。

太田ひとし

確かに選挙ポスターにありそう笑。


テマヒマは、お店を始める前から、何だったらお店を実際に始めることになるとは思って無かったころから、我々夫婦の中にあった店名です。勿論「手間暇」という言葉からきているのですが、平仮名でもなく、片仮名。

平仮名だと、なんか違う感じしません?笑

業種も違う気がします。


手間暇という言葉は一般的な言葉だとは思うのですが、「片仮名でテマヒマで、領収書お願いします」って言った時に、聞き返されたり、書き間違えられることもあります。開店以来7年強で一番ズッコケたのは

ヘマヘマって。。。笑。

一時期お客様があまりに少なかった時期に、このままでは「テマヒマ」ではなく「ヒマヒマ」という店名になってしまいますって自虐的な投稿をしたことはありましたが。。。


開店より8か月ほど前から、このテマヒマブログはネットのSEO対策的な意味もあって始めました。片仮名テマヒマでgoogle検索すると、今でこそ、うちの「テマヒマ」が上位に表示されるようになっていますが、ブログ開始当初は株式会社テマヒマさんというマーケティングの会社さん(?)が常に上位にあって、苦労したのを思い出します。


今年に入り、コンサル業をスタートし、「テマヒマ コンサル」というワードでの検索で、再び株式会社テマヒマさんと競合することになってしまいました。8年前と違うのはAIが検索において大きな位置を占めるようになりつつあること。


そのAIさんが両テマヒマの違いをうまくまとめてました。抜粋すると、株式会社テマヒマさんの「テマヒマ」は無駄な「手間」や「暇(コスト)」を削ぎ落すことが目的で、高槻のテマヒマは手間暇かけることに価値を置いている、「無駄をなくすための投資」か、「時間をかけること自体が投資」か。AIさんって、なんかうまいこと言いがちです。


テマヒマの次回の営業は、2/11(水・祝)です。水曜日は通常定休日ですが祝日ですので営業致します。現時点ではご予約は入っていませんので、現時点ではご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


昨日までの濱田窯メイン特集或いはミニ個展、お買い上げ頂きました皆様ありがとうございました。11日から同じ益子の島岡桂縄文象嵌の器特集です。


”濱田庄司は「縄文土器は民藝の先祖である」と言いました。島岡達三が生み出した縄文象嵌という技法は、「焼き物本来の美しさは静謐さにある」と云った本人が言った通り、動的な縄目模様を、化粧土で埋めることによって静的になる、プリミティブさと洗練が同居する、不思議な美しさがあります。

人間国宝の祖父に弟子入りし、継承した島岡桂さんの縄文象嵌の器は、音楽好きの桂さんだからこその、リズム感と軽やかさがあります。模様の印象が強いですが、カタチの美しさにもご注目下さい。

成形した器が半乾きの状態で組紐を転がして縄目をつけ、凹んだ部分を含め全体に化粧土を塗り、乾燥した後表面を薄く削り取るというテマヒマかけた工程で作らる縄文象嵌はスタイリッシュでありながら、ニットの編み地のような温もりも感じます。特徴的な柄でありながら無地のようでもあり、お料理を受け止め、引き立ててくれます。

昨年末、2年ぶりに益子の工房にお邪魔して、定番の人気の器から、テマヒマ初登場のモノまで選ばせて頂きました。

是非お手に取ってご覧下さい。

皆様のお越しをお待ちしております。”


それでは来週も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。




こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


先日、北海道からお越しのお客様と、少し時間に余裕があったので、お店のことについて色々とお話する機会がありました。中でもDrink Ticketsの恩送りにとても興味津々でらっしゃって、初めてお越しだったのですが、Omoiyari Ticket を受け取って、さらにご自身でもOmoiyari TicketをプレゼントしてOmoiyari Noteに貼ってメッセージを書いてらっしゃいました。


Drink Ticketsについても色々お話しましたが、始まってまだ1年弱、開店から6年も経って始まったことに驚かれるととも、その時間に対してとても肯定的なご意見を下さってなんだか救われた気がしました。


テマヒマブログで書いたかどうかは覚えていませんが、ビームスの設楽社長が「気づきのタイムラグ」ということを昔から仰っていて、流行なり情報なりを感度高くいち早くキャッチする、気づくことが(ファッションなどでは)重要で、その時間差がビジネスになるということかと思います。その点、自分自身翻ってみると、きっと遅いのだと思います。


古い話ですが今から20年ほど前、前職で新規事業としてファッションのWEBショップを立ち上げようとして、アパレルブランドを回っていた時に、ある社長から「レースの最終コーナーというタイミングですね」と言われたのが忘れません。遅過ぎはしなかったもののやはり遅く、その遅さが理由ではありませんでしたが残念ながら終了してしまいました。そして時を経て、会社を辞めテマヒマを始めたのも45歳になる年でしたのでやはりかなり遅かったと思います。


開店から8年目になりますが、その後の進化・成長(※売上という意味では全く成長していません)も遅く、ゆったり、のんびりとしたものでした。コロナを乗り越え7年続いただけでもスゴイと仰って下さる方もいらっしゃいますが、もう少しテンポよく出来たのでは?と正直思わなくもありません。始めるのも、進むのも、遅め。


年始の、振り返りのブログで書いた通り、昨年、哲学カフェ/哲学対話や恩送りの取り組みを始めたのは、小さなでも大きな一歩でした。開店当初から考えていたわけでは無いので、機が熟したという言葉は当てはまらないですが、そのタイミングになった理由、必然性があり、そのお客様が仰ったように、発酵・熟成に時間のかかるテマヒマらしいということでしょうか。。。


そう言えば、自宅の百日紅も、なんだか遅咲きなんですよね・・・


昨年4月に始まった、Drink Tickets ですが、これまでのべ69人の方がご購入頂き、50人の方がOmoiyari Ticketをプレゼンとして下さり、36人の方が受け取って下さいました。参加はしないまでもOmoiyari Noteをご覧になった方も沢山いらっしゃって有難いことです。


テマヒマは明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り4席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。

こんにちは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


年末に、IKEUCHI ORGANICさん、坂の途中さん、食堂カモシカさんのトークイベント(ポッドキャスト「なんでやってねんやろ」の公開収録)に行った話はこのブログでも書きましたが、申し込みの際に池内さん(IKEUCHI ORGANIC),小野さん(坂の途中)、関さん(食堂カモシカ)、3人に聞いてきたいテーマという項目があって「3社の常連のお客様の比率とその適正な比率は?」という趣旨のことを書きました。そもそも「常連」とは?という言葉の定義から必要だとは思いますが。


パレートの法則とか言われるように、3割のお客様で7割の売上(2割で8割とか言う場合もありますね)を作っている、みたいなことがビジネスの世界で言われたりします。常連とも言えるコアなファン層の存在が経営を安定化する面はあります。一方、テマヒマもそうですが、この3社のように理念的な企業は、その理念を伝え、広げていくことを考えれば、常に新規のお客様が入ってくるということが重要にも思えます。ちなみに質問に書いておいて何ですが、適正な比率があると思っている訳ではありません。


前職で、「うちのお客さん」という言葉を使う人が多くて、その言葉遣いが気になっていました。無店舗販売の会社だったのでお客様の顔が見えないこともあり(グループインタビューとかはするものの)基本はデータから読み取れるお客様のイメージでしかなかったり、それをマルっとまとめて見てしまう感覚、ある種のニュアンスが入っていることに違和感があったり。創業社長がある時「(マーケティングでよく使われる)囲い込むなんで下品な言葉を使うな」と言ってて珍しく(失礼)いいこと言うなと思ったことがありました。IT技術、さらにはAIにより、ますます囲い込む方向に世の中は進んでいますが。今、僕自身が、テマヒマのお客さんって言葉を使うことはありません。


お店も8年目となり、おかげさまで常連とお呼びしてもよいだろうお客様、顔が浮かぶお客様がいらっしゃいます。自分は常連だと思うお客様と、この方は常連だと思うお店の間に感覚のズレはあるように思います。きっとある回数を超えるとそのお客様のことを覚える/思い出すようになると思うのですが、日々沢山のお客様と接しているので、回数よりもその方と印象的な会話をしたかどうかの方が記憶に影響します。


ランチでメニューのご説明をする際に、その説明の軽重(もちろん初めての方には詳しく)をつけようと最近「初めてお越しですか?」という確認をするようにしてみたら、9割方初めての方で、初めての方ばかりの日も珍しくありませんでした。よく地元高槻にお住いの方は2割ぐらいということを書いたり話したりしていますが、一般的な飲食店さんがどうかは分かりませんが、初めての方、遠方からの方が驚くほど多く、たまたまいらっしゃるような立地ではないので、こんなに多くの方が何らか調べてお越し頂いてること、本当に有り難いことです。民藝とか発酵とか古民家とか、知って頂いたきっかけは様々かと思いますが、本当に有り難いことです。そのきっかけとは違った何かも感じてお帰り頂けてるとよいのですが。。。


先日、サーキュラーエコノミーというかゴミについてポットキャストで発信してらっしゃる方がいらっしゃって少しお話することが出来ました。どちらかと言えば領域の狭いことをやっている、理念的なお店なのに、マニアックになり過ぎてない、閉じることなく他に開かれている、ということに感心されてらっしゃって、自分ではあまり意識していなかったことですが気づきでした。計らいというよりは自然にここに落ち着いた感じです。少し話はずれるかもしれませんが、サードプレイスの話をする時に、「居場所を”作る”」という言い回しをすることもありますが、多くのサードプレイスと呼ばれるような場所は、意図したというよりは結果そうなったんではないかなと思います。どうでしょうか?


写真は、本文とは関係なく、昨日の手前味噌作りワークショップ2回目の様子。ご参加頂く方は、ほとんど初めての方なのですが、たまにリピーターの方もいらっしゃって、お味噌を作るだけなら、一度経験してるので、ご家庭でも出来るはずですが、みんなでワイワイ言いながら作るのが楽しくて参加して下さってるようです。

残り5回全ての回が定員に達していて、キャンセル待ち受付中です。材料のみコースは引き続きお申込みを承っております。


今日明日は火曜日水曜日で定休日です。

木曜日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。


それでは明後日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して健やかな暮らしを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


一昨日のことですが、月イチで参加してます兵庫県民芸協会の読書会でした。先月に続き今回もテマヒマを会場にご利用頂きました。


新編•民藝四十年から今回の課題論考は「藍絵の猪口」。

テマヒマでも蕎麦猪口は、その名の通り蕎麦のつけ汁を入れる器としてだけで無く、コーヒーやお茶を飲んだり、ヨーグルトや納豆など小鉢として使ったり、多用性があって、また模様も多様(柳宗悦の言葉を借りれば”衣裳持ち“)で、人気です。柳は猪口を旅行好きと擬人化して表現してますが、朝鮮から日本に入り全国津々浦々に広がって作られています。


猪口が、朝鮮の言葉を語源としていることを初めて知りましたが、ここで述べられている(蕎麦)猪口は、これまで読んできたような分業、伝統、他力、無名性、など民藝の特徴を持ち合わせていますし、テマヒマでよく言う現代的モノサシで言えば寛容さも感じます。

作り手の方がご参加頂いてることで、モノ作りの解像度が上がって、対話も深まります。真っ白で無い磁器ほど絵付けされてるという話はなるほどなと思ったり。


個人的には

「物がよければ、物で語りたい」

という一言が気になりました。文脈的には有名無名とか関係無くモノが重要ということなのですが、何年か前にgraf の服部さんがトークイベントで話されてたのを思い出しました。

マーケティング•ブランディング的な意味合いで、モノの背景にあるストーリー(物語)を語るということがあり、それも一面大切だとは思いますが、それが前に立ち過ぎているのでは?モノ自体が自然と語ってくれることがメインであり、そこに目を向け(直観?)、耳を傾け、感じることこそが肝要かと思います。


小説「グロリアソサエテ」(朝井まかて)を最近読んだことで、柳宗悦がより人間味を持って感じられるようになったこともちょっとした変化でした。


ここまでがSNSにアップした内容でした。ちょっとブログ寄りの長さで、ブログ向き?とも思ったので(正直SNSとブログの使い分けも最近迷ってます・・・)ブログにも転載しました。


ここから追記なのですが・・・


今回の読書会に、昨年テマヒマでミニ個展を開催して頂いた磁器の作り手の深田緑葉さんが初参加下さいました。今回のテーマともドンピシャで、土や釉薬のこと、砥部の修業時代のことなどをお話下さったことで、とても理解が深まりました。読書会に関連して、深田さんが修業時代、先輩からの習わしで一日二時間読書するという習慣があったと仰っていました。それは深田さんのいた窯元だけでなく、富本系のところは皆そうだったと。


ここで言う富本系というのは、富本憲吉のこと、冨本憲吉の系譜ということですが、富本と言えば「模様から模様を造らず」という言葉を遺したことで有名で、読書の習慣ということまでその考え方から繋がっていることに感動さえしながら聞いていました。読書も直接的に陶芸の本という意味ではなく、寧ろそうでない方が良いと言われてたそうです。


テマヒマの場合、民藝のことを発酵から、発酵のことを民藝から、考えたりもしますし、民藝や発酵から他に置き換えたりしています、その逆もまたしかり。そういう意味では「模様から模様を造らず」という言葉をまた別に置き換えたり、捉え直したりしているとも言えます。


メイン画像は、その深田緑葉さんが参加者の方にお持ち下さった藍絵の猪口。当日焼き立てだそうですが、習作。これを見て、日本民藝美術館設立趣意書の表紙の!ってピンときた方は、かなりコアの民藝ファンです笑。


テマヒマ本日の営業終了しました。お近くから遠くは東京や北海道の方まで沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。これだけ沢山お越しになるとどうしても満席でお断りしてしまう方が出てしまいがちなのですが今日はそれが無くて良かったです。テマヒマコンサルは始動したばかりですが、早速ご相談を何件か頂いていて有難いことです。


明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り1席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした、好い夜をお過ごし下さい。


小説「グロリアソサエテ」に続いて、最近「黒田辰秋 千年の椅子」(丸山茂樹)を読み始めましたが、こちらも楽しみです。

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


突然の解散総選挙、突然の新党結成、国民不在で政治が盛り上がっています。後者について、中道改革連合の結成は政治の勢力図を分かりやすくすることで個人的には良いことではと思います。社会がより多様化・細分化している傾向からも、選挙制度からも二大政党制にはなり得なくて、ヨーロッパのように多党化する方向かと思いますが、連立であれ政権交代が常に起こる可能性・緊張感のある状況が望ましいと思います。


与党もその中道改革連合も、2年の時限か恒久かの違いはあるもののの、食品の消費税率0を公約に掲げています。他の野党も消費税率を下げる又は廃止を主張しています。だったら別に選挙せずにやったらええやん、選挙前にやったらええやんって思ったりもします。与党はあんなに渋ってたわけなのにホンマかいな?という気持ちもあります。

一消費者としては、食品消費税0は喜ばしいことではあるのですが・・・・


ただ一飲食店経営者としては手放しに喜べません、というか大変なことになるのでは?と思います。


間もなく確定申告が始まりますが、我々が納める消費税は、売上にかかる消費税から仕入れにかかる消費税をマイナスして計算します。例えばイートイン1000円の売上で、(食品)仕入が400円だとしたら、現在は1000円×0.1-400×0.08=68円です。これが食品消費税0になった場合1000円×0.1-0円=100円なので納税額は32円増えることになります。仕入値が下がるんだから上代は下がるだろう?って思われるかもしれませんが(食品価格から上代を直接イメージする方は結構多いです)そうはならないですし、この計算から分かるように値下げは難しいです。テマヒマの場合は簡易課税の適用を申請していますので実際にはこの計算とは違いますが、考え方は同様です。つまり食品消費税0は、飲食店にとっては実質増税の可能性があるということです。


納税額が増えるのに加え、食品消費税がゼロになるのなら、家で作って食べようとか、買って帰ろうとかと内食・中食に移るお客様、外食離れが起きる可能性もあり、飲食店には大きな打撃です。もしかしたら資金力・体力のある大手飲食チェーンなどが食品消費税0のタイミングで値下げキャンペーンをはったりするかもしれませんが、個人店には余力はなく淘汰されてしまうかもしれません。


食品消費税0政策を公約する政党はそういったことを考慮してるのでしょうか?考慮していないとしたら酷い話ですし、分かってて言わないのもまた酷い話です。どこに投票したらいいでしょうね・・・?


昨年末、高槻市内、テマヒマからほど近くにある10年選手の人気飲食店が2軒閉店しました。ただでさえ厳しい経営環境ですが、消費税により更なる不況とならないことを願います。。。


タイトル画像は本文とは関係ありませんが、テマヒマの冬の風物詩とも言える期間限定スイーツ、ぜんざいとお味噌食べ比べセット。今年も始まっています。


今日はランチはのんびりとした店内でしたが、逆にショップ利用の方が多く、お越し頂きました皆様ありがとうございました。今日とは一転、明日から金土日とランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした、おやすみなさい。


















こんばんは。


昨日のことですが、月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)の10回目を開催しました。最近店頭で「哲学カフェ」やってらっしゃるんですね?とお尋ねが増えてきている気がします。


今回の参加者は9名で内訳は男性3名・女性6名、初参加4名•リピーター5名(運営メンバー含む)。以前ブログで名を匿すのではなく、名を無くすといった表現をしたかと思いますが、敢えて自己紹介せず始めるのがテマヒマ流。参加者の皆さんから話したい/聴きたい「問い」を出して頂き投票で決めていきます。「家族って何だろう」?と「若さって何だろう?」とが同数で、決戦投票で、「若さって何だろう?」に。


僕自身50歳を超えた頃から、老いを感じることも多くなりましたが、一口に若さと言っても、身体的な若さもあれば精神的な若さもあります。テマヒマも8年目となり、お店の「若々しさ」ということについて考えることが多いので、お店を例にお話しすることが僕は多かったです。


一昨年亡くなった父の、定年退職後の様子を思い浮かべながら、「現役である」ことが若さにとって大事だとか、以前ブログにも書きましたが某ミュージシャンのAI活用を例に老いを受け入れるか?若さを求めるのか?という話もしました。あと年齢を重ねるごとに、周囲や後進に伝える(アウトプット)場面が増え、それは大事な役割ではあるけど、インプットし続けられるかどうか?が若さにつながるとか。


初めてのことが多いと若くいられるでは?ということもお話しました。お店でも8年目となるとある種の「型」が出来てきます。それは成熟や熟練でもあるけど、同時に鮮度が落ちることにもなります。そういう意味で、年始に誰が読むねん!?という長文のブログ(タイトル:振返)で書いたように、昨年、哲学カフェや恩送りの取り組みを始めたのは、狙ってたわけではありませんが、お店の「若さ」につながった気がしています。今年、僕は「新」という漢字を抱負に掲げましたが、テマヒマコンサルの始動もその一つになると思います。

福岡伸一さんの「動的平衡」で言ってもいいですし、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」で喩えてもよいですが、変わり続けることが変わらないこととさえ思えます。


参加者の方から出た言葉、

「現在が正解・完成と思わず、まだまだ未完成・未熟だと思えるか?」

という視点はとても重要に思います。そう思える限りはお店としての若さは保てるでしょうし、成長し続ける(この場合の成長については再定義が必要なのですが)ことが出来るのでは?と思いました。


身体の健やかさと心の健やかさがつながっているということはよく言われ実感しますが、身体的に若くあるためには心から、心が若くあるためには身体からということも感じました。


同じ場、同じ時を過ごしていてもきっと参加者ごとに感じ方、持ち帰った言葉は違ったと思いますが、他の方はどうだったでしょうか?ご参加頂きました皆様ありがとうございました。


次回は2/1で、2週間後とインターバルが短いですが現在お申込み受付中です。是非一度、体感頂ければと思います。ご参加お待ちしております。


写真は、本文とは全く関係ないのですが、一昨日、お客様が立ち上がる際にフラッとして横にあった椅子を掴んでこけてしまい破損が発生しました。お客様にお怪我が無かったのが幸いでした。奥のお席の椅子は開店前にヤフオクで集めたアンティークです。折角なので、直して使い続けたいと思い、木工家の小島優さんにお願いしたらご快諾頂けました。修理に出して直るまでにはしばらくお時間がかかります。6名席をご利用の際、少しご不便をおかけすることもあるかもしれませんがご理解頂ければと思います。


明日明後日は火曜日水曜日で定休日です。

明々後日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

ランチのご予約はお一組のみでお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


それでは木曜日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。