感的

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


テマヒマのメニューでよく出てくる言葉というか、表記があって、それは〇〇風という「風」という言葉。お出汁の鰹節を除いて動物性食材を使わないほぼほぼヴィーガンなお料理をご提供しているので、プラントベースな食材でどう代替するか、どう表現するかということがポイントになります(その制約が結果的にテマヒマのオリジナリティを生んでるのですが)。そして、メニューは〇〇そのものではなく、〇〇風ということになります。


今回で言えば、おからの味噌ポテサラ風。厚揚げ南蛮の厚揚げとおからの味噌ポテサラ風のおからは、地元高槻の素材にこだわって昔ながらの製法で作ってらっしゃるお豆腐屋さん「豆伍心」さんのものを使わせて頂いています。ジャガイモ自体は別に動物性ではないのですが、普通のマヨネーズは動物性なので、自家製の豆乳マヨネーズを使っています。おからをポテサラ風に仕上げるアイディアは是非ご家庭でも取り入れて欲しいです。


参議院選挙で伸び悩んだ野党第一党の党首(元首相)が執行部の体制を一新した会見で「安定感」と「刷新感」ということを言っていました。「感」っている?って思うんですよね。自分達がそう思うだけでなく、国民に伝わらなければ意味がないという意味で「感」を使ってるのならいいのですが、「感」が「風」のように思えてならなくて、やってる「感」とかやってる「風」とか。


そして大敗した与党。総理が辞任して、総裁選挙で盛り上がってる様を見ると、古巣の会社で業績が年々悪くなっていき、そのたびに組織替えをし、そのチーム編成や人事を楽しんでいた人たちが思い出されてなりませんが、その中でよく出ている言葉「解党的出直し」。解党するぐらいの気持ちで出直しするということで、この「的」という言葉があることで解党はしないけどね、という意味が含まれることになります。解党したらいいのに。政党/政界も再編したらいいし、選挙制度も変えた方がいいと思います(そんなエネルギーはないか)。


民藝という言葉が生まれて今年で100年。それまで下手物と呼ばれていたものに新たに民衆的工藝、略して民藝という言葉が生み出されました。民衆「的」工藝であって、民衆工藝ではないんですよね。栁宗悦は「的」にどのような意味を込めたのでしょうか?当たり前に民衆的の工藝の略で、なんて口にしていますが、解党的出直しという言葉を聞くたびに「的」が気になってしょうがない最近です。ちなみに昨年、世田谷で見に行った「アウト・オブ・民藝|「民」から芋づる編 MINGEIのB面!」という展示で知ったことですが、民藝という言葉、最初に辞書に載った時には、民衆藝術、民俗藝術と説明されていました。


先程テマヒマ本日の営業終了しました。いやー8月以降お客様が激少なくて厳しい時期が続いてます。。。


明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り5席となっています。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れさまでした!好い夜をお過ごし下さい。





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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェはじめました。