気遣
こんにちは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
10月5日(木)は盛り付けデザイナー飯野登起子さんを講師にお招きして「盛り付けデザイン講座」を開催しました。構想約1年、企画スタートから約半年での実現でした。
小倉ヒラクさんの発酵デザイナーというのも唯一無二ですが、飯野さんの「盛りつけデザイナー」というのもそうでしょうか?元々グラフィックデザインのお仕事から始まっただけあって、紙の上に絵の具で絵を描くように、お皿の上に彩りなどを考えて素材を盛りつけていくのが盛り付けデザインだっと仰っています。まずは座学からですが、盛り付けから撮影するまでの手順を教えて頂きます。盛り付けだけにフォーカスすると
①食材を観察する
②器を観る
③誰のための盛り付けかを考える
④主役、脇役を決める
⑤お皿の上に、「自分らしく」「自信をもって」盛り付ける
言われると当たり前のようにも思いますが、何か正解があるというものでは無く、どういう意図で盛り付けようとするのか?それをどう徹底して表現するのか?ということのように思います。テマヒマでスタッフの皆さんと常々話している、お客様のことを考えて盛りつける、美味しそうに盛り付ける、ボリューム感を意識するということとも共通していますが、徹底出来るか、ちょっとした気遣いが出来るかが肝要な気がします。
実践編では、テマヒマのおばんざいセットのお料理を題材に、地元高槻の中ノ畑窯さんの七寸皿にワンプレートで盛り付けていきましたが、お一人お一人盛り付け方が全然違っていて、個性が現れていて、面白かったです。そして飯野さんがそれをちょっと手直しするだけで魔法のようにグッと良くなるのがビックリでした。これが意図を徹底する、ちょっとしたことに気が付く(気遣い)ということなのでしょうね。
その後はスマホを使った撮影会に。器やお料理を撮影してはSNSにアップするということを僕は、仕事の一つとして日常的にしていますが、スマホの機能のほとんど使えていないことを思い知らせされました。。。。
最後は皆さんが作ったワンプレートに、発芽玄米、味噌汁、豆乳ヨーグルトをセットにお召し上がり頂いたところで終了。皆さん真剣にでも楽しそうに取り組んでらっしゃったのが印象的でした。終了後にSNSにアップされてる様子を拝見してると、そこに喜びが溢れていて良かったです。
ご参加頂きました皆様、講師の飯野さん、ありがとうございました!
終了後、打ち上げで、我々夫婦と飯野さん、今回の講座開催のきっかけとなった高田さん(飯野さんの講座を何度も受講されています)と4人で神戸三宮のいたぎ家さんへ。ここでも、飯野さんのお料理写真のこだわりの一端を垣間見ることが出来ました。
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