混沌
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
少し前のことですが、男女お2人でお越しの方
がいらっしゃって、お一人は金沢の方、お一
人は尼崎の方。金沢の女性が関西に行くなら
是非テマヒマに寄りたい、ということでお越
し下さったのですが、尼崎の男性はそれでテ
マヒマを知ったとのこと。このパターン結構
あって、高槻市の方が他の市のお友達に教え
てもらってテマヒマにお越しになることもあ
ります。情報の伝播は、必ずしも距離的に近
いところから遠いところに起こる訳ではない
ですね。
金沢の方は「発酵ツーリズムほくりく」を、
尼崎の方は兵庫県民芸協会の機関紙「兵庫民
芸」をランチの後ご購入になりましたが、距
離的な意味では面白いなぁと。もっとも、発酵ツーリズムほくりくも、兵庫民芸も一般的
な書店で販売している訳ではないので、ご近
所で手に入るものではないのですが。
現在、レジ前というか、レジ横には、「石獅
子探訪記」(若山恵里著)、「発酵ツーリズム
ほくりく」(小倉ヒラク)、雑誌民藝が置いて
あって、民藝と発酵がテーマとするテマヒマ
ならではの状況ですが、地域的にはカオスな
感じ。石獅子〜も発酵〜もローカルな出版社
から出されてきて、取次経由の一般的な流通
とは違って、関西で普通の本屋さんで見るこ
とはまず無いと思います。誰もが興味のある
ものでは無く、販売開始直後はインスタなど
でもお知らせするのでよく旅立っていきます
が、その後はボチボチで、だからこそ偶然の
出会いみたいなものが、お客様にとっても、
お店にとっても、そして本にとっても嬉しか
ったりします。
以前も書いたと思いますが、ショップにずらりの並ぶ器の中からご出身地の器と出会って
地元のことを改めて知ったり、ランチでお味
噌を選んだり味噌地図を見たりしながら地元
を再発見するということはよくあって、ここ
でも距離的な捻れというか逆転が起きていま
すね。
高槻市からのお客様が他市町村に比べて少な
く感じる今日この頃ですが、高槻市の方でも
まだまだご存知ない方も多いので、きっかけ
は様々かと思いますが、まずは知って頂くこ
とからですね。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約は3組のみで残
り10席とお席に余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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