文字
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
セレクトショップ&カフェ テマヒマ
ただいま準備中!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日の日経新聞の日曜版
NIKKEI The STYLE の中の
"非対称•遠近感に見る美学" という記事が
面白かったので紹介したいと思います。
輸入品である漢字を簡略化して
平安時代に平仮名を発明したのは
広く知られる所ですが、同時に、
書き出しの行の頭を揃えなかったり
行間を自在に変える書き方
"散らし書き"も流行したそうです。
この散らし書きが
アシンメトリー(非対称)を愛する
日本人独特の美意識の表れだと。
ドナルド•キーンさんは
"概して日本人は昔から均等とか
規則正しさを避ける傾向があった"
(日本人の美意識より ※原典未確認です)
龍安寺の石庭の素晴らしい不規則性は
いびつさを愛する日本人の心の代表例だと。
以前、日本民藝館で 文字の美 という展示が
あったように、民藝の創始者 柳宗悦も
文字そのものやレイアウトに
美を見出していました。
今、民藝とか手仕事が注目されているのは
世の中で合理性や効率、仕組み化の傾向が
強まる中でその反動として
多様性や伝統、つながりなどを求める
流れがあるのだと思います。
テマヒマが提案したいことでもあります。
前述の日本人独特の美意識というのも
底流にあるのでしょうね。
先日あるイベントで活版印刷で
革小物に刻印して頂けるということで
店名テマヒマをお願いしましたが
片仮名がなく平仮名でやってもらったら
随分イメージが違ったものになりました苦笑
また同じ漢字•仮名だとしても
フォントが違うとイメージ、ニュアンスが
変わります。
(フォントと言えばこの本も面白いです)
テマヒマのロゴ、フォントは、
僕がかなり適当に作ったものですので
お店オープンまでにブラッシュアップ
していきたいところです。
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