取継
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、発酵食品
中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
いよいよ本日5/3(水・祝)から5/7(日)まで
企画展「古いモノ•今のモノ」スタートです!
昨日、古民芸たつの長澤正義さんが納品にお
越し下さいました。方向性についてやりとり
しつつ、リストは事前に頂いていたのですが
、実際に見るのは初めて。開梱しながら検品
しながらテンションが上がります。普段テマヒマでは扱ってか無いモノなので、一点一点
確認していきます。ランチを挟んで2人で手分
けして並べていきます。店内の陳列は基本1人
でやっているのでなかなか新鮮。毎月何箇所
もの骨董市に出店されてる長澤さんの手際良
さが際立ちます。そんな長澤さんも初めての
経験という古いモノと今のモノとが文字通り
横並びになる独特の空間となりました。普段
のテマヒマとは違う、そして京都の天神さん
、平安蚤の市で見る古民芸たつのさんとも違
う面白い雰囲気になったと思います。今のモ
ノと古いモノとの緩やかな繋がり、変化も感
じられるのではないでしょうか?
開梱〜陳列の間、ランチの待ち時間、長澤さ
んから色々なお話を聞く機会を得ました。長
澤さんの骨董の値段は実はかなりリーズナブ
ル。安く手に入ったモノは安い値付けで販売
してらっしゃって、利益を多く出そうという
考えは無いそう。だいたい月末に仕入れの旅
に出てるそうですが、骨董市での売上で次の
仕入の支払いや旅費(ガソリン代)が出たらい
い、旅に出る為に、次のモノに出合う為に、モノを販売をしているそんな感覚。何代目か
の持ち主から次の持ち主へと取り次ぐ、いや
取り継ぐと言った方がよいでしょうか、その
中継点的な役割と考えてらっしゃるのかもし
れません。
そんな長澤さんのお話の中で1番興味深かった
のは沖縄の厨子甕の話。日本民藝館で何年か
前に開かれた「祈りの造形展」。そこで紹介
されてました厨子甕は長澤さんが寄贈しても
の。長澤さんが手に入れた150点のうち25点
。その厨子甕が長澤さんのもとに手に入った
経緯、運ぶ苦労、民藝館に渡るまでの物語は
まさにそんな長澤さんの役割が最大限発揮さ
れたことでした。
近くをたまたま通りかかったしかまファイン
アーツの四釜尚人さんも合流して、興味深い
話は尽きず、楽しい時間でした。
ありがとうございました!
そんな?どんなや!笑、古いモノ•今のモノ展
。本日からスタート。話がどうしても古いモ
ノに偏りますが現行品、常設のモノもあって
店内なかなか盛りだくさんです。
今日明日は高槻はジャズスト開催ですので、
合わせて?皆様のお越しをお待ちしておりま
す。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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