動静
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
以前、テマヒマのインスタグラムで、テマヒ
マでもお取扱いさせて頂いています前野直史
さんの同じくインスタでの
「轆轤したものは遠心力で広がろうとする土
の姿をとどめて動的に在り
型作りのものは押し込めた土が素焼型や石膏
型に収まって静的に在り」
というコメントをご紹介させて頂きました。
すごく分かりやすくそして深い言葉だなと。
今は無くなってしまったD&DEPARTMENT大阪
で、こちらもまたテマヒマでお取扱いさせて
頂いてます鈴木稔さんのフリーカップを作る
ワークショップがあって以前参加させて頂い
たことがあるのですが、型モノだから誰でも
出来るというものではなくまた轆轤に比べて
時間も掛かるということが分かりました。
少し前からお取扱いが始まりましたマツヲ製
陶の松尾直樹さんの京都の工房を訪問した時
に轆轤仕事の後、型のお仕事の後のまだ焼く
前の状態が土の生命力を感じて好き、と仰っ
ていました。
生命力のある器。
手仕事の器を持った時に感じる良さは、物理
的なものだけでなく、その土の生命力、作り
手の息遣い、温もり、テマヒマなど見えない
ものだったりするのかもしれません。広がろ
うとする動的な生命力か、閉じ込められた静
的な生命力か、の違いはあっても。
何でも見える化される時代、効率化一辺倒な
時代だからこそ自然と求められるのだと思います。
動的な人、静的な人がいます。そして同じ人
の中にも動的な面、静的な面があります。
テマヒマにおける我々夫婦、スタッフはそれ
ぞれどんな役割、キャラクターでしょうか?
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