段取
半乾きの状態で印花を押して紋様を付けその
上から化粧土を塗り、乾燥させた後に化粧土
を剥ぎ取り紋様を浮かび上がらせる象嵌の技
法、花三島。繊細な模様、リズム感が魅力で
いつかテマヒマでも三島手の器をご紹介した
いと思っていましたがやっと実現します。ち
なみに三島手とは、静岡県三島市にある三島
大社が発行していた暦にある仮名文字が一見
すると模様のようで、李氏朝鮮から日本に伝
わった時にそれに模様が似ていたことから、
呼ばれるようになったという説があります。
木村さんが大学卒業後趣味で始めた陶芸です
が、今は富山県内でグループ展や個展を中心
にマイペースに活動されています。先日、工
房兼ショールームを訪ねた際、見せて頂いた
自作の印判は驚くほどのバリエーションでし
た。三島手中心にと思って行ったのですが、
三島手以外にもスリップウエアやイッチン、
掻き落としなど多彩に手がけてらっしゃって
魅力的な器がいっぱい。特にアイヌの文様に
着想を得た器はシリーズとして多数選ばせて
頂きました。どれも木村さんのセンスの良さ
を感じるものばかりです。
実は、先日の北陸旅3日目9月6日は、光徳寺さ
んで木村さんと待ち合わせして、工房に行く
前に、大福寺さんに一緒にお邪魔したり、ラ
ンチをご一緒したり(庄川の鮎の美味しいこ
と!)、城端別院善徳寺まで送って頂いてた
り、ほぼ一日フルアテンドして頂きました。
木村さんの器は富山県外ではなかなかご覧に
なる機会は無いかと思いますので是非ご期待
下さい。是非お手に取ってご覧下さい。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
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