塗師
岩手の艸工房・玉山保男さんの個展を3年ぶりに開催致します。
国産漆の最大の産地である浄法寺の上質な生漆(きうるし)を精製した「すぐろめ漆」を刷毛で塗っては研ぎ、塗っては研ぎを7回も繰り返して作られた漆器です。玉山さんがデザインし木地師さんが轆轤をひき、塗師である玉山さんが仕上げます。
玉山さんが標榜されているように、とても「ふつう」で、まるで以前から自宅にあったかように、食卓や暮らしに馴染みます。漆器というと少し縁遠く感じる方もいらっしゃるかもしれませんがむしろ「ふつう」に使って頂きたい器です。使い込むうちに、艶を増し、より美しくなっていくのも魅力です。
ランチでお味噌汁を召し上がって頂く際に使って頂いてる汁椀が玉山さんによるもので、のべどれぐらいの方にお使い頂いてきたでしょうか?きっとその手馴染みの良さ、口当たりの良さを知らず知らずのうちに実感頂いていると思います。また開店以来6年強の経年変化もご覧頂いています。
普段は汁椀や酒器に絞ってご紹介していますが、3年ぶりのこの個展ではバリエーション豊かにご覧頂きます。新しい年を迎える前に、お気に入りの漆器を探してみませんか?
■玉山保男(艸工房)
1959年 岩手県生まれ
1982年 木工家・川勝英十津氏に師事
1995年 安代漆工技術研究センター(岩手県八幡平市)修了、独立
1996年 初個展
■開催日時
12/2(木)~12/23(月)
■開催場所場所
テマヒマ
〒569-1123
大阪府高槻市芥川町3-10-13
Tel/Fax 072-655-3259
Mail temahimaselect@gmail.com
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
来週からのミニ個展のご案内です。年内最後のメイン特集となります。3年前同様、今回も個展のラインナップについては玉山さんにお任せしている為、どんな器が届くかワクワクドキドキです。「ふつう」に日常使いして頂きたい器ですが、やはりハレの印象、季節商材の印象も強いかと思います。ちょうどこの時期気になる方も多いかと思いますので、是非お手に取ってご覧下さい。皆様のお越しをお待ちしております。
メインテーブルは、河井一喜さん、達之さんによる将棋の駒の器ほか特集を1週延長し、引き続きご覧頂きます。
今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお一人のみで残り15席とお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席案内出来るかと思います。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を!
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