胡桃
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
一昨日、昨日とテマヒマのランチタイムに大
変たくさんのお客様にお越し頂きありがとう
ございます。メインメニューが揚げ物の時は
ご提供に時間がかかりがちということはあり
つつも、何かあった?ぐらい大変たくさんの
お客様と混雑混乱ぶりでした。
昨日も15時まではそんな店内でしたが15時か
らは全く違ってのんびりとゆったりと。テマ
ヒマの印象は来られる時間によって、あと平
日と週末とで全く違う店のように感じられる
ことと思います。
昨日、そんなのんびりした時間帯にご年配の
女性のお客様がいらっしゃって、テマヒマで
販売するの器を見て「くるみさんのようで素
晴らしいわね」と仰ってました。
昨日ではないですが、コアな民藝ファン(と
いう言葉が適切かは分かりませんが)のご年
配の男性からも「くるみさんが無くなってし
まったから、こういう店(テマヒマのこと)
が出来てすごくうれしい」と言われたことも
ありました。
タイトル画像はインスタの個人アカウントに
昔アップしてたのを探して使ったものですが
くるみ民芸店さんはJR高槻駅と阪急高槻市駅
の間にあった老舗民藝店さんですが、2015年
に女性店主さんが亡くなったことで先代から
続いた45年の歴史に幕を閉じました。お店も
その後更地になり現在は不動屋さんに変わっ
てしまいました。
閉店セールの際、商品を見せて頂いたら、民
藝館!?ぐらいの本当に素晴らしいものがあ
ったりとビックリしました。というのもお店
の前を何度となく通っていたのに、入りづら
い雰囲気というか、正確には入った後の居づ
らい雰囲気があって、何度かしか店内に入っ
たことがなかったからです。亡くなったとか
閉店するとかっていうことを聞いてもっと行
っておけばよかった、もっとお話しておけば
よかったと後悔したのを覚えています。
くるみ民芸店さんが無くなってしまったので
テマヒマはそれを引き継いだなどというよう
なことは全く思っていませんが、そういう役
割も担えるなら。ちなみにテマヒマにいらっ
しゃるくるみ民芸店さんのファン、お客様と
は、くるみ民芸店さんの話や民藝の話で盛り
上がるのですが、皆さん既に色々お品をお持
ちだからか、ご年配だからか、お買い物はさ
れない方が多いですね。
昨年の今日のテマヒマブログ 飛翔の回で鳥取
の岩井窯さんのことを書いています。岩井窯
さんの工房・喫茶・参考館のあるあの敷地に
行った時に感じた空気、山本さん御夫妻・ご
家族との出会い・会話、テマヒマ店主(うち
の奥さん)が岩井窯の料理教室に通ってたこ
と、いろんなことが後で振り返るとテマヒマ
に繋がってるような気がしています。その岩
井窯さんもくるみ民芸店さんで個展をされて
いました。
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