灯篭
こんばんは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
自分が亡くなった後、お葬式やお墓をどうするかを亡くなる前に決めている、という人はどれぐらいいるものでしょうか?5月に亡くなった義兄のような場合だとあまりに急過ぎて全く考えてもなかったでしょうし、今から20年前に亡くなった母は病室のベッドで、亡くなったら着物やバッグ、宝飾品はこうして欲しいと謎に細かくメモを遺しましたが、でも葬儀やお墓のことにまでは至りませんでした。
今年93歳になられる上皇様の将来の葬儀について規模を大幅に縮小する方向で宮内庁が検討していることが分かった、というニュースが報道されました。国民生活への影響を小さくしたいという上皇様の意向を受けた対応で、従来の皇室のしきたりは踏襲しつつ、時代の要請も踏まえながら簡素化するとのこと。皇太子時代、平成天皇在位時代(生前退位も含め)から、国民に寄り添う姿勢を貫かれ、象徴天皇とは何かを体現されようとされた上皇らしいお考えだと思います。このタイミングで報道されたのは、国民不在で、男系男子にこだわって、旧宮家からの養子縁組を認める皇室典範にみられる、現政権のマッチョな姿勢・体質へのアンチテーゼと捉えるのは考えすぎでしょうか?天皇には政治的権能が認められてないので発言は難しいかと思いますが、生前退位の際に上皇様(当時は天皇)がお気持ちを述べたように、政府が皇室の皆さんに非公式に意向をうかがうということはあってもよいのではないでしょうか?
父が亡くなった時はミニマムな家族葬でしたが、現役の義兄の葬儀ではお仕事関係の方も多く参列して下さり、以前ブログでも書きましたが、亡くなることで人を出会わせる、繋げる役割もあるなと感じました。上皇が亡くなられて海外の要人が葬儀に参列することでそこに外交が生まれるかもしれませんし、式年遷宮ではないですが、儀式により伝統なり技術なりが継承されることもあるかもしれないので、縮小には賛成ですが、ある程度の規模はあった方がよい気もします。それにより国威を示そうというマッチョな姿勢では決してなく。
店頭に立ってお客様とお話していて、「断捨離しなアカンからなぁ」という言葉が出ると、「断捨離を最初に提唱された方は、”捨てる”ではなく”選ぶ”ということを言いたかったようですよ」というお話をしています。が、「終活せなアカンからなぁ」という言葉には、なかなかそれを乗り越えてまで器や道具をおススメすることは出来ず、キラーワードとなっています。死の話をしているから、キラーという訳ではありません(苦笑)。その方にとって価値があるものも、遺された方にとっては価値を感じないということは往々にしてありますもんね。。。
この話の流れなので、タイトル画像はお墓感ありますが、灯篭です。開店に合わせてお庭は8年前に全面的に植栽は替えましたが、灯篭や飛び石はそのまま。建物は昭和初期、築90~100年の古民家をリノベーションしましたが、この灯篭はいつからあるのでしょうか??
閉店間際に雑誌民藝が旅立って行ったところで、テマヒマ本日の営業終了しました。久しぶりに雨もやみ、ランチタイムを中心に沢山の皆様にお越し頂きありがとうございました。
明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半,12時のお時間はご予約で残り1席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れ様でした、好い夜をお過ごし下さい。
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