建築

おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

工藝は常に家屋と結合されなければならない。その分離は近代の欠陥である。元来建築
は総合的工藝でなければならない。この法則
を踏んで試みられるのが「民藝館」である。

と柳宗悦も言っているように、民藝は器や暮
しの道具といったモノに目がいきがちで、
モノやココロ(思想)のところについて語られる
ことが多いですが、それを使われる空間まで
含めた美、トータルライフスタイル提案だっ
たとやはり思います。
以前大山崎山荘美術館で見た三国荘展でそれ
を強烈に感じました。三国荘とは日本民藝館
設立よりも前に大礼記念国産振興博覧会に柳
宗悦らが出展した民藝館。後にアサヒビール
の山本為三郎が自邸として三国に移築したこ
とからそう呼ばれています。
河井寛次郎の自邸を美術館としと開放してい
る河井寛次郎記念館もまさに暮らしをトータ
ルで表現している場所で、暮らしが仕事、仕
事が暮らし、という言葉ではありませんが、
この暮らしがあったからこそあの寛次郎さん
の作品が生まれ、その作品があるからこそこ
の暮らしがある気がします。神は細部に宿る
という言葉のように、隅々まで行き届いたこ
だわりがこの空間を成立させていて、行く
びに感動します。空間の美しさに目を奪わ
心地良さに癒されながらも、細部まで見逃
まいと目がギラギラしてる変な感覚。それ
も来るたびに目のいくところが違ったり、
づきがあったりします。

前置きが長くなってしまいましたが、昨日、
その河井寛次郎記念館に行ってきました。
以前から公言してますように、テマヒマの古
民家リノベーションやインテリアには河井寛
次郎記念館の影響というか、素直に真似して
いることも多いです。昨日も見ながらテマヒ
マに取り入れたいところが何点か。また追々
考えて徐々に実行したいと思います。

テマヒマでは、モノを販売するだけ、お食事
を提供するだけでなく、そのモノの使われ方
、使われる空間も含めて提案しています。心
地良いトキをお過ごし頂くとともに、何か暮
らしを味わうヒントをお持ち帰り頂ければと
考えています。

今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約状況ですが、
11時半が1組、12時が1組で、残り9席とか
なり余裕がございます。味噌キーマカレーも
年内は今日を含めて2回のみ!是非ご賞味くだ
さい。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

タイトルを建築と内容の割に大きく出ました
が、以前買った住宅建築という雑誌の民藝運
動再考という特集は面白くおススメです。



0コメント

  • 1000 / 1000

テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01