古作
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日まで3日間、河井一喜さん、達之さん、平
岡正弘さんの新着入荷商品の紹介を結構な数
インスタにアップしていましたところ、沢山
の通販のお問い合わせ頂きありがとうござい
ました。週明けの今日から順次出荷しますの
で到着まで今しばらくお待ち下さい。
通販のお問い合わせ対応は、昨年の緊急事態
宣言•外出自粛要請時期に急増しましたが、今
は下火で、ご利用頂いてる方はリピーター、
テマヒマでの通販経験者が多いですね。いつもご利用頂きありがとうございます!
以前にも書きましたが、お問い合わせが比較
的多い、人気なのは新着商品。この新着とい
うのは新たに届いたものという意味でして、
必ずしも窯出ししたばかりのものとか、新作
というわけではありません。
直近の河井一喜さんの仕入れを例に挙げると
定番的にやられてるお仕事を中心に選びつつ
他にも心の琴線に触れたものも選んでいます
。
前回お邪魔した時に斜めに入った面取りを僕
が気になってるという話をしていました。一
喜さんの器の特長の1つは軽さなのですが、
その分薄く轆轤をひいてますのでそのままで
は面取には向かないので、そこを改良したも
のが今回上がっていました。正確には技法で
言えば面取りというよりは太めの鎬(しのぎ)で
はあるのですが、いい感じになってきました
。これからシリーズ化が期待出来そうな予感
です。
こちらは練り込みのお仕事。練り上げとは違
って複数の色の土から轆轤をひいて整型し、
鎬を入れることで生まれるマーブル調の模様
がぐっときました。直近の窯のものからです
が普段はそれほどやっていないお仕事。
で、こちらがタイトル画像に選んだ古い作品
。一喜さんに聞いたら10年ほど前に作ったも
ので、お父様が開窯した現在のお仕事場に戻
った頃、ごく初期に作ったモノとのことでし
た。今の特徴の1つの多色使いの片鱗はあるものの今は描かれない柄。当時に比べて、ご
自身の技術が向上したり、材料が変わったり
で今作ろうと思っても逆に作れないと言いま
す。上手い下手とかとは離れたその時にしか
出せない味があります。
以前、深澤直人さんの良いものと好いものは
違うという言葉をご紹介したこともあります
が、良いものというよりは好いものという感
じでしょうか?
これもまた以前のブログの中で、配り手とし
て、作り手と伴走していきたい、作り手と伴
走のが配り手の役割ということを書きました
。作り手のお仕事の変化に寄り添いながら、
その変化に影響を与えたり、与えられたりし
ながら、配り手としたも変化していくような
気がします。
テマヒマで扱わせて頂いている作り手の多く
は、テマヒマ開業前に自身で実際に使ってい
てよかったものですが、例えば大久保ハウス
木工舎さんの炒め用の木べらとか中ノ畑窯さ
んの七寸皿とか、自宅にあるものと、直近仕
入れたものとで微妙に変化している、進化し
ているものもあります。使い手としてもそう
いった違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約状況ですが、
11時半が3組で、お席を減らして営業してい
るため残り4席となっています。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
0コメント