遺品
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
本日は水曜日で定休日でした
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
今日は大山崎山荘美術館で開催されています
「みうらじゅんマイ遺品展」に行ってきまし
た。大山崎山荘美術館が開館25周年記念でな
ぜみうらじゅんさんのこの展示を選んだのか
?みうらじゅんさんのマイ遺品展がなぜ大山
崎山荘美術館という場所を選んで開催される
のか?そのミスマッチを不思議に思っていま
した。普段、バーナード・リーチ、河井寛次
郎、濱田庄司などの作品を観る大山崎山荘美
術館の中で、みうらじゅんさんのサブカル的
蒐集物を見るというのはとても奇異な感じな
気もするのですが、不思議と違和感がなかっ
たのは、建物・空間の懐の深さでしょうか?
それともみうらじゅんさんのコレクションが
民俗学的な価値、あるいは民藝的な手触りが
あるからでしょうか?
とても面白く、楽しめる、展示会でした。
普通なら蒐集しないであろうモノ、
1点そのもので笑えるものもありますが、蒐集
して群となることでその面白さが増すモノ、
その切り口、ネーミングの妙に笑い、感心し
てしまいます。そしてこれまでにそれを途中
で棄てることなく、所有し続けてきたことの
価値を思います。
「マイブーム」「ゆるキャラ」という言葉を
生み、流行らせたみうらじゅんさんですが、
この「マイ遺品」という言葉も含蓄がありま
す。以下、ほぼ日に連載されてた中からの引
用・抜粋です。
生前から「集めているもの」を「マイ遺品」
と呼んでいこうという、これは一種の運動・
活動のようなものなんだよ。「コレクショ
ン」という言い方だと亡くなったあとに「こ
れ、どうすんだ」ということになってしまい
がちで、処分する方も困るけど、いまから
「マイ遺品」とでも言っておけば、周りの人
たちも「しょうがないな」「あ、それならも
う、どうぞどうぞ」容認してくれるんじゃな
いかな、と。「遺品ならしょうがないな」と
思うもんね。だってさ、「遺品を集めるな」
と言うなんて、ちょっと失礼にあたる気がす
るでしょう?
そういう意味ではさ、自分たちは生まれたと
きからずっと、遺品を集めてるとも言えるね
。生まれたときから余生のカウントダウンが
はじまっているようにさ。遺品のカウントダ
ウンもはじまってるわけさ。
個人的には、以前テマヒマブログでもご紹介
した「最後の講義」の中で触れられてもいた
アウトドア般若心経、SINCEあとは絵馬など
がツボでした。
この展示会は、3/6まで開催中です。ご興味あ
りましたら是非。
昨日今日と火曜日水曜日で定休日だったテマ
ヒマです。明日11時オープンで皆様のお越し
をお待ちしております。
明日明後日のランチのご予約がキャンセル発
生などもあり0件となっています。明日から
まん延防止等重点措置の期間に入りますが、
感染対策に引き続き留意しながら、皆様のお越しをお待ちしております。
それでは、好い夜をお過ごしください。
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