加減

おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨日は手前味噌作りワークショップ今季第2回

目の開催日でした。今回の参加者はお味噌作

り経験者と初めての方が半々。店主(うちの

奥さん)の大学時代からのお友達も参加して

くれていて、会うのは5-6年ぶりだったとのこ

と。今回も和気あいあいとした雰囲気で皆さ

んお味噌作りを楽しんでらっしゃいました。


家で一人で黙々とやるよりも、みんなで一緒

にやる方が楽しい。とある経験者の方が

仰っていました。先週「交流」というブログ

で書いたこととも共通しますが、こういった

感想は、コロナ禍が始まって以降、いやそれ

が長く続いてる今だからこそ、より強まって

る気がします。

初参加のお一人で、ご主人からも質問を預か

ってきて沢山質問をして頂いた方がいらっし

ゃいました。沢山質問が出ると他の参加者の

皆さんの学びも深まりいいですね。その質問

の中に、お味噌を仕込む時に、どれぐらいの

柔らかさ加減がよいのか?というこれまでに

はなったものがありました。今回の手前味

噌作りは、煮大豆を使用していますが、ご家

庭で大豆を煮るところからやる場合、どれぐ

らい煮汁を加えるかは確かに迷うところ。そ

れに対して味噌ソムリエの店主は、丸めてて

ひび割れてくるぐらいだと水分が足りないと

思います、と感覚的な回答をしていました。

よく五感を使うことの大切さを説く店主です

が、感覚的なことを伝えるのってとても難し

いですね。ご主人も納得の回答になってたら

よいのですが。。。


お味噌作りを何度も経験してらっしゃるベテ

ランの方のお話が印象的でした。大豆をつぶ

す時に、以前は機械(フードプロセッサー?)を使ってたそうなのですが、お孫さんの手で

つぶしたところ、つぶれ方がよい加減になっ

たのかとても美味しくなったとのこと。感覚

的なところで理屈や論理的に説明するのは難

しいですが、思わず頷いてしまう話。


よく、男脳、女脳みたいなことが言われたりします。男性の方が論理的、女性の方が感覚的みたいな単純な話でもないでしょうし、個

人差もきっとあるとは思いますが、お味噌を作る時に(いや、そうじゃない時でもたまには)

無心になって、童心にかえって、感覚に身を

委ねてみる、普段とは違う脳を使うというの

もよいかもしれませんね。

いい加減や適当いう言葉は、投げやり、おざ

なり、無責任みたいに悪い意味で使われるこ

ともありますが、程よい、丁度いいみたいな

、良い意味で使われることもある、それこそ

感覚的な言葉ですね。


そんな風に盛り上がったワークショップのお時間でしたが、ランチタイムはお客様も少なめでのんびりとした感じでした。ワークショ

ップご参加の方含めお越し頂きました皆様あ

りがとうございました!

三連休初日の今日も11時オープンで皆様のお

越しをお待ちしています。ランチのご予約状

況ですが、祝日にも関わらず、0(ゼロ)件とな

っています。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを

テマヒマで。今日も好い1日を!


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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01