啄木
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
テマヒマのランチでお味噌汁のお味噌を3種類
からお選び頂くのですが、その際にお友達同
士でお味噌の話で盛り上がるがよくあるとい
う話を何度かこのブログでも書いてきました
。親しいお友達同士でもなかなか普段そうい
う会話しないですものね。各家庭のお味噌の
話、実家のお味噌の話。実家のお味噌つまり
それは故郷の話。
スイーツでもお味噌をふんだんに使っていて
、分かりやすいのは冬季限定のぜんざいとお
味噌の食べ比べセットですが、箸休めに5種類
よお味噌をそえることでお味噌の違いも楽し
んで頂ける仕掛け。昨日、シフォンケーキを
召し上がった方が、スイーツにお味噌が使え
るなんてビックリ!でした、美味しかったで
すと仰っていて、島根の甘口の米味噌を使っ
てるんですよとお伝えしたら、私、島根出身
なんですと。そこからもう少し踏み込んで詳
しくご説明したところ、地元に戻ったら探し
てみますと。
冒頭の例のように、地元を思い出す、振り返
るみたいな役割•作用もありますが、昨日の例
のように地元を再発見するみたいなこともテ
マヒマにはあると思います。
湯町窯のエッグベイカーを見て、島根出身で
昔から慣れ親しんでましたという方も勿論い
らっしゃいますが、島根出身でもその存在を
知らない若い人達もいて、テマヒマで初めて
知る、地元を再発見するということもありま
すね。
先日お越しになった若いカップルは、それぞ
れの出身県を教えて下さり、その器はありま
すか?とお尋ねがありました。残念ながら無
くて申し訳なかったのですが、ふと石川啄木の
“ふるさとの訛なつかし停車場の
人ごみの中にそを聴きにゆく”
を思い起こしました。テマヒマの中に並ぶ各
地の器、テマヒマでお出しする各地のお味噌
を通して、ふるさとを懐かしんだり、懐かし
むふるさとを再発見したり、テマヒマは、そ
んな場所、役割も果たしているのかなぁ、果
たしていけたらいいなぁと思います。
昨日は、賑やかなランチタイム、穏やかなカ
フェタイムと、時間帯によって違う雰囲気の
店内でした。お越し頂きました皆様ありがと
うございました。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約状況ですが、
11時半が1組、12時が3組で残り4席となって
います。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い1日を!
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