浮上
昨日今日は火曜日水曜日で定休日!
魅せることになり、浮かび上がってくるようで、とても良かったです。柳が民藝(という
言葉はまだなかったですが)に目覚めるきっ
かけになった浅川伯教から贈られた白磁染付
面取壺もさり気なく置かれてて。
最近骨董市に行っては什器やインテリアを見
ていますが、より空間を心地よく素敵にとい
う想いと同時に、販売している器も相乗効果
で浮き上がってくればいいなぁと思っています。
併設の漆絵・螺鈿・卵殻貼の仕事、芹澤銈介
の特集もとても惹かれました。西館(旧柳宗
悦邸)が公開日だったのもラッキーでした。
ランチを挟み、次の次に行ったのが四谷にあ
る韓国文化院ギャラリーMI。「朝鮮とその藝
術」刊行100周年ということで、日本民藝館所
蔵の柳宗悦の朝鮮関連資料、貴重な肉筆原稿
やスケッチなどが展示されていました。中で
も館内で流れているアーカイブ映像がよくて
、柳やバーナードリーチが、川を渡るのに籠
が椅子になったような乗り物(名前をメモり忘
れました)運ばれてる様子が映されていました
が、その前後で韓国の当時の風景や風俗が写
っていてそれがとても興味深かったです。
思えば、日本民藝館の前回の沖縄の展示でも
モノクロ写真で、当時の生活シーンが切り取
られていて、その写真と一緒に見ることで、
民藝館所蔵の沖縄のモノが、モノとしてだけ
でなく、生き生きと浮かび上がって見えてく
る気がしました。
例えば自在鉤が分かりやすいと思うのですが
用の美的に生まれたものが、用から離れ、モ
ノだけで、モノそのものの造形的な美しさが
あるということも、もちろんあるのですが、
それがどう使われていたか、使われていた当
時の様子が分かることで、さらによく見える
こともあると思います。
開店当時のテマヒマは、結構、テーブルコー
ディネイト的な陳列とかもやっていましたが
店頭に出す商品量が増えるに従って、スペー
ス的余裕がなくなり、今ではほぼ無くなって
しまい、インスタでたまにやる程度です。
モノ、モノ、モノだけでなく、コーディネー
トや「編集」を意識したものにも回帰したい
なと思ったりもしています。
と言いつつ、明日9/22(木)から、
4周年直前!蔵出し&新着市4DAYS
モノ、モノ、モノのすごいボリュームで皆様
のお越しをお待ちしております!
それでは好い夜をお過ごし下さい。
浮かび上がってくるということからブログタ
イトルを「浮上」としましたが、明日からの
蔵出し市で浮上のきっかけになればいいなと
思います。
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