根張

おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


2018年10月1日に開店しましたテマヒマは本日で4周年を迎えました。

これもひとえに、これまでテマヒマにお越し

頂きました本当に沢山の皆様、作り手の皆様

・お取引先様、そして一緒にテマヒマを作っ

てきて下さったスタッフの皆さんのおかげで

す。本当に本当にありがとうございます!

5年目のテマヒマも変わらず、尚一層のこと、

宜しくお願い申し上げます。

前職の先輩(でも実は入社同期)が還暦で退職
され、先日その卒業呑み会に参加しました。

10歳年上ですが若くお元気で、離れる会社への愛、いや離れるからこその愛も感じました

テマヒマにもご夫婦で何度もお越し頂いて

るその先輩から、テマヒマの今後の展望を尋

ねられ、「ないですね~」とお答えしました


コロナの影響、特に最近の長期低迷傾向で、

今に必死という意味で展望を「持ちにくい」

というのもありますが、展望を「持たない」

ということがあります。

これまでこのブログでも書いてきたように、

売上〇〇%UPだとか、2店舗目だとか、そうい

った目標や野心は全くなくて、強いて言えば

より好い店でありたい、より長く続けたいと

いうことでしょうか。

これまでのテマヒマも周囲の環境に合わせて

、あるいはスタッフの陣容が変わる中で、

化・進化してきました。それは動物的という

よりはどこか植物的な感じで。


前職の亡くなった創業者は「企業植物論」を

唱えていて、企業の成長のためには、太陽に

あたる「企業理念」、水と空気にあたる「公

正・透明性」、土にあたる「従業員の心」の

3要素が重要であるとしていました(先程ネ

ットで改めて調べました)。従業員の心は企

業風「土」と言い換えてもよいかもしれませ

んが、土って本当に大事。

テマヒマの庭にある芭蕉。夏場にお越し頂く

とその成長、生命力に皆さん驚かれますが、

芭蕉をテマヒマに置き換えて、企業植物論を

考えるとよく当てはまる気がします。

立花隆さんが、人間の生命は連環していると

地下茎で繋がる竹藪に喩えていましたが、

芭蕉も土の下の根はどのようになっているの

でしょうか??

奇跡のリンゴの木村秋則さんも言ってて、ち

ょうど一年前も引用していましたが、成長と

いうと、見えている部分に注目しがちですが

大事なのは「根っこ」。テマヒマは4年間で、

どれだけ大地に根を張ることが出来たでしょ

うか?

「根を張る」

それは5年目の、いや5年目以降もずっと、長

く続けていくためのテーマのようにに思います。


テマヒマの風物詩ともなっている赤ちゃん抱

っこ(根っこと韻を踏んだわけではなく笑)

抱っこしていると、お母さんから、前にテマ

ヒマに来たときはこの子はお腹にいました、

とか、実は上の子も抱っこしてもらいました

という話を聞くことがあります。長く続けて

いことで、ライフステージの変化に立ち会う

場面ももっと増えていくのでしょうね。


改めまして、5年目のテマヒマもよろしくお願

いします!


というわけで、開店記念日の恒例、夫婦人文h字。今年は4周年の「4」の字を。

タイトル画像は上半身で4の字。

そしてこちらは下半身で4の字。

昨年(人文字:3)
2年前(人文字:2)
3年前(人文字:祝)
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約は
3組のみで残り6席となっています。本日は
4周年記念で日頃の感謝込めてボサノヴァライ
ブを開催します。ランチやカフェ、お買い物
しながらお楽しみください。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

最後に、夫婦人文字のオフショットを。
下半身で4の字をした時にバランスを崩す49歳
夫婦。ちなみに本日結婚23周年です。

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01