禿山

こんにちは。

高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、発酵食品
中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

昨日からホテルカンラ京都で始まった、工芸
品の展示会dialogueに行ってきました。テマ
ヒマ開店前に行って以来なので5年ぶり。5年
前は京都紫野の桶屋近藤さんと出会うきっか
けになった展示会でもあります。ホテルとい
う空間で見るとまた新鮮ですよね。その後お
邪魔した柴田雅章さんの個展は町家空間で。
空間が変わると、見え方も変わります。テマ
ヒマの空間は素敵に見えてますでしょうか?

さて、dialogueのお目当ては、三谷 武さん
(MITTAN)、中川 周士さん(中川木工芸)、
鞍田 崇さん(明治大学理工学部准教授)によ
るトークイベント「作り続けること、使い続
けること」を聴講することでした。

「新しい民族服」というコンセプトを掲げる
MITTANは工藝店で扱われていることも多い
ブランドですが今回初めて展示を見ることが
出来ました。トークイベントの冒頭、MITTAN 
のご紹介があり、トレンドを追わず、長く着
れるということを意識してらっしゃって、修

理修繕を受けたり、不要になったものを20%

の価格で買い取ったりもしています。服の寿
命を伸ばすことが、環境問題や人権問題など
アパレルにつきまとう課題解決のほとんどに
なると仰っていていました。元アパレル関係
の仕事をしていた人間としては、無理やりト

レンドを作って販売する、価格を抑える為に

どこかに歪みが出来る、本当に届けたいもの
より売れるものを作る、それでも売れないも
のは大量廃棄される、そんな世界から離れた
思いもありましたが、その業界にあってこう
いった考え方のブランドがあるということだ
けでも本当に素晴らしいことだと思います。

中川さんも木桶のお直しを承ってるそうです
が修理や修繕という言葉はしっくりこないと
。直すことで若返るような印象とか。MITTAN
さんのお直しもお直しした後の方が味わい深
いというか。思えば、テマヒマが不定期で開
催している簡易金継ぎのワークショップも、
元通りにするというよりは、新たな価値を加
え、再生する活動ですよね。作り手がお直し
を承るのとは違った、使い手自身が直すこと
意味というか意義もあるように思います。


中川さんは師匠?祖父?(はっきり覚えてま

せんが)から、例えば300年かけて育った木を

使うのなら、300年は使えるモノを作るべきだ

と教えられたと仰ってました。そんな木材に

ついて天然林の方が人工林よりも価値があるとされている中で、例えば300年に渡って

(何代にも渡って)育て続ける、人が手を加

え続けることの価値についても問いかけられ

ハッとさせられました。天然と人工という言

葉で単純に判断してはいけないなと。


CO2削減で、悪者になっている、石油や石炭

ですが、昔の方がよかったという単純な話で

ないと。薪を使っていた明治の頃は山も伐

採によりハゲ山になってしまっていて、戦後

、杉や檜を植えて再生させたという話(結果

、今みんなが花粉症で困ってるのですけど)

CO2に絡んで付け加えると、太陽光発電にし

て山を切り開いて太陽光パネルが敷き詰めらてる姿も本当どうかと思います。


進行役の鞍田崇さんからは「作り続けること

、使い続けること」というテーマには、続い

ていかないという不安が裏側にあり、(始め

ることは考えていても)どう終わるか、どう

閉じるか、考えることも大事では?という投

げかけがありました。50歳ってそういうこと

を意識し始める年齢でもあるなぁとか、人生

もそうだし、お店もそうだなぁと思ったり。


今日はほぼランチタイムに集中していました

お越し頂きました皆様ありがとうございま

した!明日3/10(木)も11時オープンで皆様

のお越しをお待ちしております。ランチのご

予約はお2組のみで残り10席とお席にかなり

余裕がございます。

明日から新メニュースタート。皆様のお越しをお待ちしております!


今日も1日お疲れさまでした!好い夜をお過

ごし下さい。

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テマヒマ

テマヒマは、高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01