美暮
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、発酵食品
中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田です。
昨日は中之島美術館で開催中の
「民藝MINGEI〜美は暮らしのなかにある〜」
展を観に行ってきました。
個人的な感想としては、民藝館に何度も訪れ
てるような方、民藝についてお詳しい方など
にとっては物足りないと感じるかもしれませ
ん。実際展示してる物の数も少なかったよう
に思います。その中で全体を網羅しようとす
ると致し方無いのかなと思います。でも逆に
民藝がちょっと気になり出した、これから民
藝を知りたいという方にはおススメです。先
日の蔵出し市にお越し下さったお客様は、民
藝初心者なので分かりやすかった、展示を見
てて、器が欲しくなってテマヒマに来ました
って仰ってました。
やはり見所は、1941年に日本民藝館で開催された生活展の再現展示と、元ビームス・ファニカで昨年MOGI Folk Artを開店されたテリー
•エリス・北村恵子さんによるインスタレーション(撮影可能エリアです)。
(1941年生活展)
(MOGI Folk Artによる2023年民藝Mix style)
こうやって見比べて頂くと、民藝が過去のも
のではなく、時代とともにアップデートしな
がら、時代を超えていくものだということが
分かります。そしてやはり民藝とは単にモノ
の美しさだけではなくライフスタイル全般の
提案であり、運動であることを感じられます
。
作り手といま、というコーナーで、小鹿田焼
、丹波布、八尾和紙、倉敷ガラス、岩手の竹細工を取り上げていて、過去と今とを比べた
り、モノ作りの様子、作り手のインタビュー
を映像で見れるのも良かったです。
物の展示が少なかったと書きましたが、各地
の民藝店が協力しているミュージアムショップはかなり充実していました。
ちなみに入り口の暖簾は、テマヒマのショッ
プカードや店内の現代日本味噌地図を型染め
で作って頂いた宮入圭太さんによるものです。
中ノ島美術館を後にして、阪急梅田本店へ。
9階では伝統工芸系の催事で桶屋近藤(近藤太一)さんが、7階美術画廊では小島紗和子さん
(小島工房)が、そしてくらしのギャラリーさん
では大久保ハウス木工舎さんの個展で大久保
公太郎さんがそれぞれいらっしゃってて、会
いに行きました。それぞれ色々お話も出来て
良かったです。
くらしのギャラリーでは、仁科さんとお話し
ててなんだか刺激と元気をもらいました。帰り際に「一人じゃないから」って言われた言葉がなんだか沁みたなぁ。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約は
3組で残り8席となっています。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い1日を!
「美は暮らしの中にある」という展示会タイ
トルから、漢字2文字は美暮としてみました。
「心の持ち方、美しさの見方によって
充分暮らしを豊かに美しくし
和やかにすることが出来ると思います」
という言葉が展示会場にも書かれていました
が、まさにそうですね。
0コメント