批評

おはようございます。

高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

昨日、宮崎駿監督の「君たちはどう生きる
か」を観に行ってきました。内容を明かさな
い、宣伝しない、というおそらくかなり珍し
い映画で、パンフレットさえ制作•販売されて
いませんでした。なので、映画の感想を書く
場合も出来るだけネタバレしないように書く
のがお作法な気がするので、頑張ってみます
笑。

告白しておくと。。。
スタジオジブリの作品はいつも映画館ではな
く、テレビで金曜ロードショーで観ています
。しかも晩酌しながら、あるいは晩酌後に観
てるので、寝てしまってかなりの確率で最後
までたどり着いていません。。。(苦笑)

そんな僕が観に行きたいと思ったのは、「君
たちはどう生きるか」という話題になってた
吉野源三郎の著書のタイトル(映画でも登場す
るが原作では無い)であること、引退宣言を撤
回してまで宮崎駿が表現したかった世界は何
だろう?という興味、とは言えもしかしたら
ご年齢的に本当の最後の作品になってしまう
のでは?ということ。そして宣伝しないとい
う宣伝方法(純粋に予見なく映画を観て欲しい
というメッセージかもしれませんが)にまんま
とはまったからです。
ちなみに、この宣伝しない宣伝というのは、
スタジオジブリや宮崎駿というブランドやイ
メージが確立されているからこそ、これまで
の積み重ねがあるからこそであり、テマヒマ
が同じように何も宣伝(テマヒマの場合広告で
は無く広報だと考えてますが)しなくてお客様
がお越し下さるだなんてことは無いと思います。。。

観た感想は、とても良かったです。宮崎駿さ
んの映画でよく描かれる、異世界への冒険物
語とか、主人公の成長物語とかと表現出来る
かと思いますが、きっと輪廻転生だったり、
エントロピー増大の法則(「物事は放っておく
と乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発
的に元に戻ることはない」)といったこと、
宮崎駿さんの世界観や人生観を表現してるの
かと思います。

もし評価が低かったり、酷評してる人がいる
としたら、それは人によって色々な解釈が出
来るでしょうから、一つに定まらない分、難
解に感じたり、描ききれてないといったこと
を言うのかもしれません。僕自身は色々な解
釈が出来るからこそ面白いと思いますし、そ
の解釈を考えるのが楽しいと思いますし、映
画を観てる時点ではその解釈を考える間もな
く、没入感があったので、とても良かったと
思います。

少し話はズレますが、批評家を名乗る、若松
英輔さんが批評について、新聞の連載コラム
でこのように書いていました。
批評とは向き合う対象の本質を見極めようとする営みだと感じている。対象に優劣の判断を下したり、批判するのは「評論」で、批評という仕事は、対象をまず、そのまま受け容れるところから始まる。
映画のレビューだったり、飲食店のレビュー
だったり、そこには感想とともに点数があっ
て、どうしても優劣をつけがち、皆が評論家
になりがちです。世の中に広がる”失敗したく
無い“症候群から既に観た人のコメントや点数
を重視してしまいがちですが、自分で感じる
、まずは受け容れるという姿勢が肝要では無
いかなと思います。映画の感想に乗じて最近
感じてることを書いてみました。

テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約は
0(ゼロ)組ですのでご予約無しでもお席ご案内
出来るかと思います。かなり暑くなる予報で
すのでお気をつけてお越し下さい。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

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テマヒマ

テマヒマは、高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01