破離

むかーし、むかし、

あるところにアートという村がありました。

鎖国していたわけではないのですが

あまりまわりの村のことを見ることもなく

村人は暮らしていました。

グローバル化の波というのでしょうか、

世界の中心だったサイエンスという名の村の

影響を受けるようになりました。

サイエンス村の良いモノが入ってくる中で

アート村の好いモノは失われていきました。

良いモノは説明が出来るものですが

好いモノはなかなか説明が難しいのです。

徐々にアート村はその特長を失っていきます

アート村の人は村を立て直そうと

サイエンス村の人に助けを求めました。。。


おはようございます。


暮らし、味わう。

食を通して豊かなライフスタイルを提案する

古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


テマヒマブログ 正解、意味の回でご紹介した

山口周さんの著書 世界のエリートはなぜ「美

意識」を鍛えるのか?(タイトル画像)を読んで

いました。

テマヒマブログでも効率化一辺倒、直線的な
考え方への極端な傾斜に対してバランスの重
要性を書いてきました。アートとサイエンス
に近い話で言うと右脳、左脳みたいな切り口
で書いたこともありました。

このタイトルの美意識には二つの意味で書か

れていて、

分析、論理、理性に対するものとして

直感や感性、情緒が大切ということ。

もう一つは客観的な外部のモノサシではなく

主観的な自分スタイルのモノサシで判断すべ

きということ。

過去に自分の周囲で起こったことを思い起こ

しながら、これからのテマヒマについても思

いを馳せながら読み進めていました。


なぜ美意識が必要か?については、

論理的・理性的に情報処理するということは

他人と同じ正解を出すということ、正解がコ

モディティ化することであり、必然的に差別

化の消失を招くこと。不安定・不確実・複

雑・曖昧(VUCA)な世界では機能しないこと。

自己実現欲求を刺激するのは機能性や価格競

争などの論理性より美意識であることなどを

挙げています。


著者の主張に同感ですが、きっとそれさえも

バランスや多様性なのでしょうね。もし仮に

サイエンスに立脚したとしても、守破離では

ないですが、守ということで留まらず破離へ

とステップを進めればよいのかもしれません

(そのためにはアートが必要ということでしょうが)


テマヒマは、守さえもない状態に思えますが

テマヒマなりの美意識を持って、そしてその

美意識を磨き続けていきたい、そう思っています。


今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち

しております。ランチは11時半がほぼ満席と

なっていますのでゆっくりお越し頂くか、の

んびりお過ごし頂けるスイーツタイムがオス

スメです。

それではよい一日を!

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01