茅葺
雑誌民藝は開店した2018年10月号からのバッ
クナンバーがあって、テマヒマ文庫(奥の本
棚)で販売しています。カフェでお待ちのお
時間などに読んで頂くのも可能です。テマヒ
マは小さな書店(主には古書ですが)でもあ
り、ブックカフェでもあります。
長屋門の修復ではクラウドファンディングも
茅は毎年同じ量を収穫出来るということで
低コストでサスティナブルな植物。屋根に
使えば断熱、調湿、保温、吸音効果があって
役目を終えた後は堆肥に使えて循環します。
人間の棲家であると同時に茅葺き屋根には
昆虫や小鳥や微生物など多様な生物の棲家。
茅を育てる、刈る、屋根に葺くという一連の
共同作業で行われ、お互いが助け合う地域コ
ミュニティがあってのこと、或いは茅葺き屋
根があることがあることでコミュニティが形
成、維持されているという面があることに気
がつかされました。
集落、周りの家がみんな茅葺き屋根であれば
こそ成立するお互いの助け合いで、もはや
望むべくもありません。昨年末に濱田窯さん
にお邪魔した際に茅刈りをお手伝いされてら
っしゃった方達もご近所の方という訳では
無かったと思います。地域コミュニティとは
別の新しいコミュニティの形があるのでは
?作れるのでは?と思います。
コミュニティということについて少し話が
変わるのですが、
民藝の心が生きるまち〜南砺市民藝調査報告
書の中で、となみ民藝協会会長で、大福寺住
職の太田浩史さんが、昔はお寺が果たしてい
たようなサードプレイス的な役割を今はカフ
ェが担っている。修行者の集まりをまとめて
運営するように、カフェのマスター(≒マエス
トロ)は黒子でもあり、司祭でもあると述べて
いて、カフェがコミュニティの要となり得る
ことを示唆しています(実際の文章はお寺って
元々そういう場でしたよね?という趣旨で書
かれてますが)。
る「場」ということをテマヒマが目指してい
るということをよくこのテマヒマブログでも
書いてきました。例えば、民藝、発酵、古民
家、暮らし、健康・・・何らかの興味・関心
の共通点によってコミュニティが生まれる、
生まれ得る、そんな「場」でありたいと茅葺
きの話から転じて改めて思った次第です。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。
11/3(日)
ショップ 11:00-18:00
ランチ 11:30-14:00
カフェ 14:00-16:30
簡易金継ぎWS 14:00-16:30
ランチのご予約は5組で残り5席となってます。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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