器語
こんばんは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ、テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
振替休日の11月4日ですが、ランチタイムを貸切営業として兵庫県民芸協会主催イベント「カレーの器とマグカップの会」を開催しました。
前会長で、木工家の笹倉徹さんから、これまで何度か開催したことのあった「食と器の会」をいつかテマヒマで開催して欲しいといったご要望を頂いていて、やっと実現した会です。僕自身その「食と器の会」に参加したことはなく、どういうものかも分からなかったのですが、結果、オリジナルな企画となりました。
コロナ禍中に、協会のインスタライブで自分の好きなマグカップを語り合うということがあり、僕も参加しましたが、そのリアル版といった方がイメージが近いかもしれません。隔月でテマヒマで開催している簡易金継ぎワークショップで、冒頭に、参加者の方がお直しするのにお持ちいただいた器についてご紹介する場面があって、器の思い出や器への想いを聞くのが楽しいというのが下敷きになっています。
今回の趣向は、参加者の皆様にお気に入りや思い入れのあるカレー皿やマグカップをお持ち頂き、それをご紹介頂きながら、器を愛で、触れつつ、皆さんで盛り上がろうというもの。作り手、配り手、使い手それぞれの違った立場からのお話でしたが、話は色々広がりとても楽しいひとときとなりました。好きについて語り合うのって本当にワクワクして良いですね。
お召し上がり頂いたのは、テマヒマのお味噌汁を選べる味噌ベジキーマカレーセットで、Special Curry Week の時にしかやらない酒粕•白味噌•麦味噌ベースの白カレーをこの日の為だけにご用意し、豆味噌ベースの赤カレーとのあいがけでご提供しました。皆さんの器に入れるとお料理が映え、器も映えます。そして器ごとに印象が違ってくるのも面白いですね。
写真上から斎藤十朗さんのスリップウエア、前野直史さんのスリップウェア、露古壽窯さんのリム皿、阿部眞士さんの白磁、金城次郎の孫の魚紋皿、(作り手のお名前は失念してしまいましたが)ペルシャのモノを再現したお皿。
食後には、ちょっとしたスイーツとともに珈琲や紅茶をお持ち頂いたマグカップで。気がついたらあっという間に時間が経っていました。
定員に対してはお申込みが少なかったのですが、その分かえってゆったり皆さんとお話が出来て良かったです。お蔭様でとても良い会となりました。ご参加頂きました皆様ありがとうございました!
10月12日に鷺珠江さんによる河井寛次郎お茶会を開催したばかりですので結果的に2ヵ月連続で協会イベントを開催することになりました。10月20日に開催した濱田琢司さんによる濱田庄司お話会もそうでしたが、参加人数が少ないと会のコミュニケーションの濃度が上がる気がして良いですね。一方で通常営業をお休みにしての貸切営業ではあるので経営的な意味で考えると難しいところです。まぁやるかやらないかは、以前も書いたように(自分が)面白いか面白くないか基準なので、今後も様々に企画していきたいと思います。
直近の店内イベントですが
11/11 ♪ミソドソ(味噌同窓会)
11/25 しめ飾り作りWS
12/2 季節の薬膳「冬の養生編」
いずれも定員まで余裕がございます。是非ご参加ご検討下さい。お申込みお待ちしております
明日11/10も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半,12時のお時間はご予約で満席となっていますので、少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っています。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで、
今日も一日お疲れさまでした!おやすみなさい。
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