係数
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
エンゲル係数とはご存知の通り家計の消費支出に占める食料費の割合で、所得が上昇するにつれその割合は低下する傾向がある、という法則を19世紀にエンゲル(ドイツ)が発表したのでそのように呼ばれています。
そのエンゲル係数、日本はG7で首位で、しかも直近急伸しているというのです。各国の食生活の違いもあって単純比較は出来ないが上がり方のピッチが問題だと。短期的には庶民の味とされる食材ほど顕著な食材価格の上昇。中長期的には、女性の社会進出・共働き世帯の増加により(割高になりがちな)総菜など中食が増えていること、高齢者の増加もその背景となっているとのこと。個人的にはなんでこの値段で出来てるんだろ?と不思議になるような総菜も目にしたりもしますが自炊するより総菜を買って来る方が高くなるのはそうですね。
先日、ある工藝店さんで雑談をしてた時、(テマヒマで)飲食のお客様と物販のお客様が(開店前に想像していてたよりも)重なってないという話をしていて、その店主さんから外食をする層と、自炊する層とがあって、後者は器に興味があるが前者は興味が無いのでは?という説が出ました。言われてみればそんな気もしてきますが、そうだとすればテマヒマの営業スタイルはうまくいかなさそうですね。否定されたり、難しいとなるとかえって燃えてしまうとこがありますが(笑)、常々入り口となる店を目指しているという通り、その重なりを増やしていくのも役割だと思います。話を戻して、外食派の人が中食に移行したのであればエンゲル係数は下がる方向、自炊派の人が中食に移行したのであればエンゲル係数は上がる方向だと思いますがどちらが多いのでしょうね。物価高騰の中,生活防衛の為、外食は真っ先に控えられる、節約されそうですが・・・・
You are What you eat. 私たちの身体は食べる物で出来ていると言われ、実際福岡伸一さんの動的平衡ではないですが人間の細胞は何か月かで全て入れ替わります、それほどに何をどのように食べるかは我々の健康に直結します。何度かこのテマヒマブログでも書いていますが、体に良いもの、安全安心なものを選んでエンゲル係数は上がったとしても、医療費が下がるのならば、寧ろよいのでは?と考えます。食費と医療費と合わせて考えるということを提言したいですが、いかがでしょうか?
タイトル画像は、木曜日ということで、ランチの味噌ベジキーマカレーセットの写真。
高槻市は、主要駅半径250メートル以内のカレー店舗数がなんと大阪府内トップクラスとらしくカレー激戦区。2年前にも人気投票がありましたが、現在その第二弾が開催されています。カレー専門店でもなく木曜日だけ週1度だけのご提供にも関わらず、テマヒマもその候補に挙げられていて光栄です。よろしければご投票下さい。まぁそれぞれが違って個性あるカレーで、好みの問題で、順位をつけるようなものではないのですけどね。
テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお一組のみで残り12席とお席にかなり余裕がございます。ご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を!
0コメント