能面
こんばんは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
物販と飲食併設のお店というあり方について、鳥取の岩井窯さんや、たくみ工芸店・たくみ割烹を参考にしたり影響はありつつ、ありそうで無い、ひとつの理想の形だよねと自画自賛したり、その一方でホールスタッフが僕であることだけが除けばと自虐的に思ってたりもします。
高槻市の飲食店に特化した某アプリにテマヒマも参加していてその中でそのホールスタッフを酷評するコメントがあって、年末のチームテマヒマの忘年会でもその話をしました。あるメンバーからはいちいち気にしなくていいですよ、何か言われてもそんな時は能面でスルーしてって言葉もありました。そう言えばサラリーマン時代、部下と面談をする際、雑談してる時はそんなことは無かったのに面談が始まった途端、能面みたいに無表情になる人がいたのを思い出しました。今考えるときっと防御反応的なことだったんだろうなとふと思い出しました。アドバイスはアドバイスとして、やはり無色透明になることなく、色がある、それこそが個人店だとさえ思ったりします。ちなみにそのコメントに反応はしていますが気にはしていません。。
予約の時間になってもお見えにならず、のちに遅れますという電話があって、先程予約なしでお越しになった方をお断りしてしまったことをお伝えしたケース。ランチをお召し上がった後特に追加のご注文もない中、次のお客様が長らくお待ちであることを伝えたケース。低評価な点数をつけてる方のコメントを読んでるとどの時のことかを思い出せました。わざわざ点数を入れたり、コメントを入れたりするのは、よっぽど良かったか、よっぽど悪かったか、だと思うのでよっぽど許せなかったのかと思います。お店の回転率とか売上の為ではなく、おおげさに言うと「利他」、他者への配慮を頂けない方に僕は伝えているというのは想像して頂けるかと思います。念のため書いておくと、本当にいいお客様に恵まれて、多くの方は次の方にお席をお譲り頂いたり、席を移って頂いてりしています。これだけ酷評・低評価の方がいるのに平均すると高い水準なのは多くの方にはご満足頂けている証左とも言えます。だから良いというわけでもありませんが。。。。
最近よくご紹介している(というか絶賛販売中!の)影山知明さん(クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店)の新著でもカフェにおいて時間制を設けるべきか否かについて書かれていました。テマヒマでは開店以来その手のルールを設けたことはありません。ですが次のお客様がお待ちの場合にはお声掛けさせて頂いています。逆に次のお客様がお待ちでなければお声がけしないので(出来ればドリンクなど追加注文頂きたいとは思いますが笑)滞在時間3-4時間という方もいらっしゃったりもします。全てはタイミング次第。
繰り返しになりますが、明確なルールを設けないままそれでもうまく回っているのは、お越し頂く多くの皆様のご配慮によるもので、そういったお客様が多いことに感謝しています。全ての人に開かれている「場」と言いつつも結果的に自然と絞られている面はあるかと思います。たとえ酷評したり低評価をつけたりする人が出たとしても今後もルールを設けることなく、お客様に委ねつつ営んでいきたいと思っています。常々書いているように性善説に立っているので...
初売り蔵出し市も今日で7日のうち4日が終わりました。かなり静かな滑り出しでその分お客様とはゆっくりお話し出来ています。後半3連休に期待したいところです。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れさまでした!好い夜をお過ごし下さい。
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