編集

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


テマヒマを起業するきっかけだったり、お店を営む上での考え方や方針に、前職の反動があるということを書き過ぎてる気もしますが、もちろん経験や知見が活きてることもあり、テマヒマに底流で繋がってることもあります。


2000年代初頭にファッションカタログの中で「カフェ」を切り口にアパレル、服飾雑貨だけでなく、CDや生活雑貨までMIXして販売するという企画をやってたことがあります。カフェブームを背景に、ただモノを売るだけではなく、カルチャーを意識して、ジャンル横断で編集する、提案するというもので、リアル店舗になり、取り扱いジャンルが変わったりはしたものの思考、嗜好は変わっていない気がします。2000年代中盤、WEB上のファッション「セレクトショップ」を新規事業として立ち上げたことも、起業するのに繋がっているということは初期テマヒマブログではよく書いていました。そのセレクトショップはフランス語で「編集」という意味でした。


工藝店や本屋がセレクトショップという言葉を使ったり名乗ったりする時に、わざざわ名乗らなくてもセレクトじゃない店はないだろうとか、セレクトするのはお店ではなくお客様で、お店はセレクトされる側だろうとか、という批判、批評をよく見聞きしますが、セレクトショップという時、僕はセレクトすることよりも、その「編集」「提案」の機能に重きを置いています。0から新たらしい生み出すということは難しいし出来ないけれども、組み合わせたり、掛け合わせたりすることで何かが生まれる、そんなことをテマヒマ以前から、そして今までずっと志向してきたんだろうと思います。つまり「編集」するということ。


テマヒマに何度かお越し下さってる編集者の藤本智士さんの新著「日々是編集」が出ると聞いて、藤本さんにご連絡してお取り扱いをさせて頂くことになりました。だってこのタイトルの時点でめちゃくちゃ興味あるじゃないですか。この時点で全く読んでないのにきっと共感出来ることが書かれているのではという期待しかないじゃないですか。今日、その新著が届きました。これから読むのがとても楽しみですが、内容については現時点では全く触れることが出来ませんが、これまでの僕の経験と本のタイトルからしておススメです(ってちょっと雑過ぎますかね?)。また読み終わった時点で再度ブログを多分書くとは思いますが。


セレクト古書店(敢えて言ってみました笑)でもあるテマヒマは、古書だけでなくこれまでも「発酵文化人類学(小倉ヒラク)」「わかりやすい民藝(高木崇雄)」「ゆっくり、いそげ(影山知明)」などなど一部についは取次を通さず出版社からの直接仕入れで新刊書も扱っていて、本によってはかなり奥行を持って販売してきましたが、今回この「日々是編集」と前著「取り戻す旅」もそれに似た情熱(?)でメインテーブルにて販売していきます。是非お手に取って下さい。


この2冊については、藤本さんが考案された「Culti Pay」という仕組み?仕掛け?が導入されています。詳しくは以下のリンクを読んで頂けると分かりやすいと思いますが

古書を販売していて、そこからは著者に印税の形では届かないことについて忸怩たる思いもあったのですが、Culti Payだと少しはそれが解決するかもしれません。


木村恭子さんのミニ個展(メイン特集)初日だった今日、早速沢山の器が旅立っていき嬉しく思います。特に前回のデビュー展で気に入って下さった方が、お越し下さってお選び頂けたのが有難いことでした。慌てて木村さんに在庫確認・追加のご相談をしているところです。


明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で満席となっていますので少し遅めにお越し頂くのがおススメです。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様した。好い夜をお過ごし下さい!

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェはじめました。