三島
「木村恭子 三島手のお仕事 メイン特集或いはミニ個展」
半乾きの状態で印花を押して紋様を付けその上から化粧土を塗り、乾燥させた後に化粧土を剥ぎ取り紋様を浮かび上がらせる象嵌の技法、花三島。繊細な模様、リズム感が魅力で、三島手の作り手を探していたのですが、昨年、富山で作陶されている木村恭子さんとの出会いがありました。
木村恭子さんは砺波市庄川でモノ作りされていて、現在は富山県内のグループ展などを中心にマイペースに活動されています。陶芸教室出身というテマヒマの中では異色の経歴ですが、三島手以外にもスリップウェア、掻き落とし、イッチンなど様々に手掛けられています。中でも自作のバリエーション豊かな印判を使って生まれる三島手の器は繊細さとおおらかさが同居していて、木村さんのセンスやお人柄が作品に現われているように感じます。
窯から生まれ出たばかりの器を中心に、今年も木村恭子さんの器をご紹介させて頂きます。三島手以外にも、前回好評だったアイヌ紋様に着想を得たシリーズなど沢山の器が届きます。
富山県外ではなかなかご覧になる機会は無いかと思いますので是非ご期待下さい。皆様のお越しをお待ちしております。
■開催日時
2025年5月22日(木)~6月9日(月)
■開催場所
テマヒマ
〒5691123 大阪府高槻市芥川町3-10-13
Tel/Fax 072-655-3259
Mail temahimaselect@gmail.com
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
昨年10月のテマヒマ・デビュー展からまだ7ヶ月のタイミングですがミニ個展/メイン特集の開催となりました。富山県外での展示はほぼ初めてで知名度が高いわけではありませんが、大変ご好評頂きました。小売で使われる言葉で、今の営みにはそぐわない言葉で言うと消化率(なぜ違和感を感じるのかを哲学対話的に掘り下げるのも面白いと思いますが、筆を進めます。筆って笑)も高かったです。名前で売れているのではなく、純粋にモノとして見て感じて選んで頂けてとても嬉しく、ご紹介するご縁を頂けたこと、配り手としてある種の役割を果たせたことも嬉しいことでした。
今回の個展は、案内文にもありますように、ごく最近のお仕事が中心です。実はそこに向けては新作についてのアイディアをお送りしたりもしましたが、今後の参考になると幸いです。それもまた配り手の役割でしょうか。
現在、富山新聞では工藝王国×民藝大国という連載があって、木村さんがその記事を写真に撮って送って下さって、有難く読ませて頂いています。内容について感想をお返事したりもしていて、その対話を通してお互いの考えを伝え、知ることもまた有意義なやりとりとなっています。
準備は整いました。先程SNSにアップしたら、木村さんから早速、展示についてお褒めの言葉を頂きましたが、皆様にとってはいかがでしょうか?
この後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。
ランチの11時半、12時のご予約は5組で残り4席となっています。12時以降はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内)も承っております。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を!
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