緑汁
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
昨日からランチはグーグー藤カレーさんとのコラボSpecial Curry Weekスタートしております。カフェタイムには杮落とし的にグーグー藤カレー店主の藤田健人さんを講師にお迎えしてのスパイスカレー講座を開催しました。このブログでも書いたようにここ数回、薬膳講座、ぬか床講座、親子味噌玉作りなどお客様のお申込みがなく中止になっていたので、久しぶりのワークショップ。今年で3回目となりますが、初めての方からカレー店開業を目指す強者まで、男性1名女性8名がご参加下さいました。北摂の方が多かった印象でしょうか。
今回は我々夫婦が偏愛する山椒グリーンカレーがテーマ。特に夜営業では麺に変更出来て、山椒グリーンカレー麺のファン!なのです。昨日から13日までのコラボカレーでもご提供しています。逆に今日明日がグーグー藤カレーさんでテマヒマの味噌ベジキーマカレーをご提供して頂きます。両店のカレーが同時に召し上がれる機会もなかなかないと思いますので是非ご賞味下さい。こういうアイディアが生まれ実行出来るのも、僕も、元小学校教諭の藤田さんも飲食業界出身ではないのもあるかもしれませんね。グーグー藤カレーさんは、バステマティライス(インドの長粒種のお米)、テマヒマは土鍋で炊いた自然栽培の発芽玄米なので、その違いを楽しんで頂くのも面白いかもしれませんね。
3年目にしてタイ系のグリーンカレーは初!これまでのインド系のスパイスカレー(飴色タマネギのミソ!)と随分違って、参加者のお一人がもしかしたら気付かなかったコツがあったのでは!?と拍子抜けするほど簡単。藤田さんもコツらしきコツは無いと仰るぐらい。コツでは無いですがポイントとして「材料は全部揃ってなくても大丈夫!あるモノでやりましょう!」とレシピに書いていて、共感があります。ある意味「ブリコラージュ」的だなぁとも思います。何度かテマヒマブログには書いていますが、ブリコラージュは、フランスの文化人類学者のレヴィ・ストロースが提唱した、設計主義とは対極の概念。藤田さんの教え方もレッスン用にレシピは一応あるものの結構目分量でやっていて、そこも共感がありました。その揺らぎが楽しいですし、結果的に「オリジナリティ」が生まれますよね?以前書きましたけど、レシピには功罪があります。
土地土地の気候・風土・材料といった「制約」から地方性豊かな民藝や発酵は生まれたと思うので、それも「ブリコラージュ」的。「冷蔵庫の中であるもんで」というのは民藝的、発酵的発想。「足るを知る」にも似て、低成長(成長しなかればならないのか!?という問いはありつつ)の現代における成熟した態度というか、モノサシになり得ると考えています。ってなんでも民藝や発酵に結び付けなくてもよいですけど・・・。
今回の山椒グリーンカレー、テマヒマとのコラボということで、ヴィーガン仕様でメニュー開発をして頂いたのも嬉しいところ。ランチの方は塩麴、昨日のワークショップではお味噌を使っていて、発酵が味の深みをもたらしてくれていい仕事をしています。ヴィーガンと発酵も相性が良いんです。
ワークショップ参加者の皆さんから「美味しい」の声が沢山出ていて良かったです。ご参加頂きました皆様、講師の藤田さんありがとうございました!
話は変わりますが(って言いつつ違う話をしているようで実はつながっているというのがテマヒマブログの醍醐味だと自己分析していますが、今回は本当に変わります)、少し前に読んだ、ビートルズ来日60周年に合わせての日本経済新聞の記事が気になっています。というか記事の結びに書かれていた、ある言葉が気になっています。
『日本には「年を取った若者」はいても 若者の壁となる「大人」は消えたのか』
ビートルズがその後の社会にどのように影響を与えたのか?という中で、アメリカでは、ヒッピー文化の広がりを経て「情報を独占企業や支配層から解放し価格をゼロにする」という情熱を生み、90年代のIT(情報技術)革命へとつながった。イギリスでは音楽やデザインなどの魅力で競争力を復活させる政策(クールブリタニア政策)の源流になったと指摘している一方、「ビートルズを呼んだ男」(野地秩嘉著)からの引用で、日本では「大人にならなくていい、と自覚した世代が誕生した」と。
この「大人の消えた社会」、「(高齢化はしているが)成熟化しない社会」ということについては、ぼんやりと感じているところ。おそらく僕も「年を取った若者」の一人なんだろうと思います。53歳の男性は「僕」って昔は言って無かっただろうなぁ。53歳って立派な大人なはずなのに思ってたより大人じゃない。そもそも「大人ってなんだろう!?」今週末に月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)第十五回目の開催(まだ残り2席ございます!)があるので、「問い」として提案してみようかなぁ。
テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半、12時のお時間はご予約で残り8席となっています。カフェのご予約もありがとうございます。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を。
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