増補

こんばんは。


民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


本日出版・発売されました「にっぽんの美しい民藝」第二版(エクスナレッジ社)でテマヒマをご紹介頂きました。よくこのブログでも書いているように、開店8年目ともなると新店扱いでもないので、メディア露出もめっきり減っていますが、「発酵美食」という発酵専門WEBメディアに続いて、民藝専門書籍でご紹介頂けるのはとても有難いこと、とても嬉しいことです。この本は2020年に出版されたものに16ページ加わり、英語解説が付いた増補改訂版。


著者の萩原健太郎さんのお名前を最初に認識したのは、故久野恵一さん(もやい工藝)との共著の「民藝の教科書」シリーズだったかと思います。僕も持ってますが、結構ヒットしたようなのでご覧になったことのある方も多いのではないしょうか?これは民藝で、これは民藝ではない、みたいな解説があったり、久野さんが選ぶモノ・選ばないモノがあったり、久野さん独自の民藝観とも言えるものがあって、改めて読むと???ということもありますが、教科書と銘打ってるだけあって分かりやすかったです。


萩原健太郎さんとは、取材にお越しになった時が初対面かと思いきや、以前テマヒマにお越しになったことがあってその時は満席でランチを召し上がれなかったとのこと。その節は申し訳ございませんでした、とお詫びしつつ。

実は、萩原さんと僕とが同い年だということが分かって、その「民藝の教科書」をめぐる話など雑談から取材は始まりました。予定を超えたロングインタビューとなりましたが、我々夫婦と鳥取の岩井窯山本教行さん・房江さんご夫妻との邂逅もお話してそれも紙面に反映されていました。紹介本文を締めくくる「見て、触れて、味わいながら、知識欲まで満たされる豊かな時間を過ごせます。」という言葉は、テマヒマのことをうまく凝縮して表現して下さっていて有難いです。民藝のこと、発酵のこと、ゆっくり色々とお話出来たお客様がお帰りの際に「楽しかったです」と仰ることが多くて、知識欲あるいは、言葉には表しにくい感覚や感情が満たされた時なんだろうなぁとも思います。

日本民藝館をはじめ各地の民藝館や民藝店を旅しながら、各地の手仕事を紹介する本。旅のガイドとしてだけでなく、民藝の世界を感じたり、民藝の入門書としてもお楽しみ頂けます。


国鉄の”ディスカバージャパン”キャンペーンと民藝ブームを持ち出すまでもなく、柳宗悦が全国各地を巡って手仕事を再発見していったように、民藝と旅とは不可分。民藝館、民藝店、そして窯元さんなどの作り手を巡る旅、発酵で言えば、味噌蔵、醤油蔵などの蔵元を巡る旅、地元の発酵食品を使ったお料理を食べ歩く旅などは、名所・旧跡を回る所謂観光とは違った、もう少し旅を楽しむことが出来ることと思います。

こうやって旅行を推奨しておいて何ですけど、日本人の観光離れは欧米や韓国・台湾などと比べても顕著で、海外旅行では30年、国内旅行では15年あまり続く長期的な傾向とのこと。先日、日本経済新聞で「旅行をしなくなった日本人 観光の社会的価値再考を」(山口誠独協大学教授)という論説で拝見しました。


その記事によると「観光」を定義したのは井上万寿蔵という人で「人が日常生活圏を離れ、再び戻る予定で、レクリエーションを求めて移動することである」。レクレーション(Re-Creation)=再創造。つまり、心身の疲れを癒すにとどまらず、より積極的に個人や社会を、そして世界を再創造する力が観光にはあると井上は考えていたとしています。名所・旧跡を回る以上の意味が観光には元々意図されていたのですね。


今日も宮城や東京からのお客様がいらっしゃいましたが、遠方からご旅行でわざわざお越し下さるお客様も多いテマヒマ、その中には民藝の器を求めて、という方も勿論いらっしゃいます。既に、テマヒマにお越し頂くお客様の中には、大山崎山荘美術館とセットでお越しになる方、大阪日本民藝館とセットでお越しになる方もいらっしゃって、密かにゴールデンルートと呼んでたりします。


このガイドブックを片手に、民藝を巡る旅を楽しまれてはいかがでしょうか?旅をしながらご自身にとっての民藝を探して頂ければと思います。

書店で見つけたら是非お手に取ってご覧下さい。店内閲覧用に1冊テマヒマにもございます。


英訳が付いたということは外国人のお客様がいらっしゃるということかしら!?開店以来、手話の方が英語より使ってるぐらい、英語を使う機会は少ないですが、もう少しは話せないといけないですね・・・・


明日8月11日は火曜日ですが、祝日(山の日)のため営業致します。11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。創作沖縄料理がテーマの今回のランチは明日が最終日ですが、11時半,12時のお時間はご予約で残り1席となっています。12時以降のお時間はお料理の確保予約(お席は空き次第のご案内も承っております)。

尚明日は一時間早い17時閉店とさせて頂きます。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する古書のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 ヴィーガン対応、ロースイーツもあります。 食に関するワークショップも随時開催中! 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、お買い物、ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01 哲学カフェ、コンサルはじめました。