展示
こんにちは。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに食と通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
前職で、ファッションの仕事をしていて、当時まだ会社の景気も悪くは無かった頃で、パリやニューヨークにも出張に行かせてもらっていました。ニューヨークで、バーニーズ・ニューヨークの展示をはじめて見た時に感動したのを覚えています。展示の仕方や空間のおしゃれさもなのですが、展示の考え方が素晴らしかったのです。今でも同じ呼び方かは分かりませんが、百貨店は(ブランド別の)箱と(ブランド以外の商品或いは自主編集)平場という構成というのが一般的なのですが、全てがバーニーズによる自主編集で構成されているようで、ブランド毎の垣根がない感じでした。バーニーズにステータスなりパワーがあるからこそ出来ることかと思いますが、お客様はブランドで選ぶというよりは、バーニーズのセレクトから選んでる感覚になります。のちに、新規事業としてWEBセレクトショップを立ち上げましたが、ブランド別ページ以外に、ブランドMIXのコーディネート提案をしたのは、その原体験からきていました。WEB上にお店空間をCGで表現したのも。
初出店させて頂いた高島屋民藝展大阪会期@難波高島屋では、テマヒマは入口入ってすぐの一等地を頂いていて、また他の配り手の皆さんと比べても広いスペースを頂いていて、とても有難いことでした。少し歪なレイアウトで、仕切りがあるわけでも無いので、どこからどこまでがテマヒマのブースかはちょっと分かりにくかったかと思います。個人的には、お客様がお店の垣根を超えて回遊していて良かったと感じています。テマヒマで買ったということよりも、例えば木村恭子さんという作り手の作品に出会って買った、ということが何よりも大事なので。もちろん、テマヒマという名前を知って頂きたい、そして高槻のお店にもお越し頂きたいというのが催事出店の目的の一つではあるのですが。前段の話の延長のようでもあり、真逆のようでもある話ですね。
今回、痛感したのは、自身の空間把握力の低さでした。事前に高島屋さんから図面を頂き、催事場にもリサーチにも行き、お店でメジャーで測りながら什器を選んだりしたのですが、前日搬入で現場に行ってみると想像よりも広いスペースで、柱に背の高い什器を並べ、囲んだため、通路が広々として、ちょっと間延びした雰囲気になってしまいました。展示についても、日々レイアウト変更して改善を重ねましたが、高さが積めてなくて、ちょっと平板な感じになってしまったなと反省しています。特に上から吊るというのは自分の引き出しの中にありませんでした。仮に同じ品揃えでも見せ方の工夫でもっと違った結果になったのではないかと。百貨店催事出店は高槻阪急2回,神戸阪急2回、昨年の難波高島屋を経験していますが、今回そのことをリアルに感じることが出来たのはやはり他の配り手の皆さんの存在でした。思えば、前職の通販の仕事はカタログにせよECにせよ二次元(平面)の世界で、三次元(立体)での展示については、開店から8周年を迎えようとする今も、日々勉強です。
今回3回目の出店のテクラ(静岡)さん、展示場の一番奥で、後ろに壁が控えていたということもありますが、什器の配置により、導線が囲いこまれる感じで、前述の言い方で言えば「箱」、品揃えだけでなく、見せ方でも、独自の世界が作り上げられていました。どう伝えるかということについて細部まで行き届いて感心していました。二日目の夜の席でテクラ店主の宮入さんに陳列のことについてお伺いしていたら「展示は僕にとっての創作だから」といった趣旨の言葉が返ってきました。民藝運動の創始者・柳宗悦も同様の表現をしていたのでハッとしました。あくまで主役はモノであり、作り手ですが、モノの良さをうまく伝える中で、結果として、テマヒマらしさが生まれてきたらなと思います。ある方に言わせると既にテマヒマらしさというのがあるらしいのですが、自分では分かっていません。。。
8周年直前!蔵出し市8days。間もなく本日6日目の営業終了です。
残り2日。旅立って行ったものもございますが、まだまだまだまだ好いモノございます。
明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。
それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。
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