郷土
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日は学生さん自主企画によるワークショッ
プ開催、藤本智士さん×小倉ヒラクさんのトー
クイベント@梅田蔦屋書店参加と盛りだくさん
な日でしたが、そのことはまたいずれ書くと
して。
玄関入ってすぐのところに地元高槻で作陶さ
れている中ノ畑窯さんの器を並べ販売してい
ます。テマヒマとして伴走していきたいご夫
婦です。高槻で作られてるということをご説
明すると驚かれる方がほとんどなのですが、
ご年配の方の中には古曽部焼き?って聞かれ
る方がごく稀にいらっしゃいます。
そんなわけで、どんなものかは分からないま
ま、古曽部焼という言葉だけはお客様からよ
く聞くという状態でした。
高槻市の市報 たかつきDAYS、普段は届いても
ちゃんとは見てなかった(スミマセン!)のです
が今月号は珍しく見て、そこに古曽部焼の記
事がありました。
古曽部焼の誕生は今から270年前。古曽部村出
身で京都で修行した五十嵐新平が故郷に戻っ
て窯を築き作陶を始めました。以降五十嵐家
が代々家業として営まれましたが、近代化さ
れた大規模生産地に押され、大正時代頃に廃
窯し約120年の歴史に幕を閉じました。
当初は近隣の月見町(うちの自宅はその隣の天
神町)から土を採取していましたが後に信楽の
土を使うようになったとのこと。
日常の雑器の他、茶道具、火鉢などが作られ
れていたそう。所謂、「写し物」が多く見ら
れるのが特徴で、海老や蟹の柄、辰砂釉もあ
りました。
しろあと歴史館に展示されてると書かれてい
たので一昨日早速見に行ってきました。
素朴な味わいのある器ですね。
底の裏面に「古曽部」と刻まれています。
テマヒマのある芥川のあたり、西国街道につ
いても説明がありました。お越しになったこ
とのある方はこの古地図からテマヒマのある
場所を想像してみて下さい。郷土史って面白
いですね。
今日ほどブログタイトルの漢字2文字縛りとい
う自分で決めたルールが邪魔したことはあり
ません。本来は古曽部焼というタイトルにし
たいところでしたが、この市報のタイトルが
郷土とやきもの・古曽部焼 でしたので郷土と
しました。
ところで、古曽部焼の謎は解けたのですが、
その古曽部焼が廃窯したのは約100年前のこと
それなのに今もなお古曽部焼?とお客様にな
ぜ聞かれるのか?別の謎が深まりました。
そして、現在は高槻と言えば中ノ畑窯!
中ノ畑窯の器も沢山取り揃えて今日も11時オ
ープンで皆様のお越しをお待ちしてます。
それでは今日もよい一日を!
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