周縁
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
本日は臨時休業日!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
テマヒマブログ活用の回でレポートした先一
昨日のお味噌についてのお話会の中で、テマ
ヒマ店主(うちの奥さん)がお味噌の選び方の
中で極端に安いものは避けるみたいなことを
述べました。お味噌に限らないのですが、そ
ういったものには何かの無理、歪みがあると
思うのですが、安過ぎるというのはいくらぐ
らいのことですか?みたいな質問がありまし
た。即答は出来なかったのですが、テマヒマ
が選ぶものをについて語るだけでなく、テマ
ヒマが選ばないものについてももう少し知っ
ておく必要があるなぁと思いました。
少し前に読んでいた「アウト・オブ・民藝」
は民衆的工藝、略して民藝という言葉のもと
に柳宗悦があえてそこから外したものは何か
?なぜ外したのか?を探るというもの。周縁
を見ていくことで、その結果として民藝とい
うものが浮き上がってくるという仕掛け、狙
い。例えば、こけしなどの郷土玩具をなぜ民
藝の範疇に入れなかったのか?といった具合
。ちなみに僕のいた古巣の会社はこけしの頒
布会から実は始まったのですが、特別の回で
書いたミナペルホネンの話同様、遠く離れた
ところに来たと思ったら案外近いところにい
た、みたいな感覚です、というのはまた別の
話ですが。
民藝というもの自体は柳宗悦という1人の天
才の卓越した審美眼、その宗教・哲学・思想
無しには生まれ得なかったものだとは思いま
すが、同時代の他の動向からするとそれが突
然変異的に生まれ出たのではなく、社会的背
景があった上での必然性があったようにも思えます。ただ同時代の周縁のものが継承され
ることなく無くなっているのに対してなぜ民
藝運動、民藝という言葉や思想だけが時代を
越えて、ほぼ百年生き続けられてきたのか?
については気になるところです。このブログでも、なぜ「今」、民藝「的」なこと、発酵
「的」なことが、クローズアップされるのか
?ということについて私見を述べてきました
が、もう少し長いスパンでも考えてみたいと
思います。
というわけでこの「アウト・オブ・民藝」、
オススメです。僕もまた改めて読み返してみ
たいと思います。
昨日はランチ開始時間にお客様が集中して、
ご予約で満席だったため沢山のお客様にお断
りしてしまい申し訳ございませんでした。そ
の後時間をずらして頂けたら全然大丈夫だっ
たのですが。。。なかなか難しいですね。
今日は金曜日ですがかねてからご案内の通り
臨時休業日とさせて頂きます。ご不便おかけ
しますがよろしくお願いします。
明日11時オープンで皆様のお越しをお待ちし
ております。明日のランチは味噌キーマカレ
ーセットとなります。通常水曜限定メニュー
でなかなかタイミングが合わなかったという
方、この機会に是非!11時半のランチのご予
約も現在のところ0件てす。
それでは今日もよい一日を!
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