間違
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
一昨日大阪府民に「出来る限りの不要不急の
外出自粛要請」が出ました。不要不急の前に
出来る限りのという言葉がつくことでなんだ
かフワッとした感じ。その影響が直ぐに出た
のでしょうか?昨日はご予約頂いていた10名
の方でランチタイムはパタっとお客様な止ま
り、カフェタイムにお1人のお客様が2組で終
了。ひっそりとした店内でした。お越し頂き
ました皆様ありがとうございました!今日明
日この週末はどうなることでしょうか?
あまりに時間があったのでテマヒマ文庫に最
近並んだ「注文をまちがえる料理店」を読ん
でいました。よく聞かれますが本棚に並んで
いる本を全て読んでいるということはありま
せん。風邪気味で鼻じゅる気味だったせい
か?鼻をすするというか目頭が熱くなる感じ
がありました。
「注文を間違える料理店」は、僕が記憶力が
無くオーダーを覚えきれない、たまに間違っ
てしまう、という話では無く笑、認知症のお
じいちゃんやおばあちゃんがホールスタッフ
をするレストランの話。2日間のプレオープ
ンでの出来事・舞台裏、プレオープンに到る
までの話が書かれています。
メニューは同一価格で3種類しかないのですが
注文と違うお料理が届いたのは6割を超えてい
たそうですが、9割の方がまた来店したいとア
ンケートに答えたと言います。そこは働く人
もお越しになるお客様も笑顔のあふれる空間
。「おおらかさ」「寛容さ」に満ち溢れた幸せな場所となっていました。
僕の亡くなった祖母も最期は認知症でしたの
で、目頭が熱くなる感じはその頃のことを思
い出したのもありますが、よい本でした。内
容は読んで頂くとして、その中のこの言葉が
刺さります。
認知症の◯◯さん と ◯◯さんが認知症
とでは意味が全く違う。「認知症である前に
人」。
その考えが根底にあった上でのこの企画があ
ったので、コストと考えられがちな、間違え
るということ(あるいは認知症ということ)が
大きな価値となり成功したのだと思います。
タイトルのメッセージ性がますます強まって
るテマヒマ文庫ですが、遊び心は忘れずに、
「注文をまちがえる料理店」は「注文の多い
料理店」の横に並べておきましょう。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約状況ですが、
ご予約のキャンセルもあり、12時がお1組のみとなっています。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い1日を!
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