饅頭

おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

益子到着後、スターネットでランチをした後
まず訪問したのは濱田窯さん。色々お話もさ
せて頂きつつ、バーナード・リーチが滞在し
ていた部屋をご案内頂いたり、最近発掘(とい
う言葉を使ってもいいぐらい)されたお宝的な
ものを見せて頂いたりと貴重な時間を過ごさ
せて頂きました。

工房で、テマヒマで販売する器を選ばせて頂
いてる横では職人さんが型のお仕事を。黙々
と作ってらっしゃる様子を傍らでずっと見せ
頂いてました。


職人さんのお名前は高根澤ミツ子さん(82歳、
通称ミッちゃん)。あっ、お名前も年齢も後で
調べました。濱田窯は3代目の当主友諸さんとお弟子さんの他に職人さんが4名いらっしゃっ
て高根澤さんは濱田庄司時代から60年位働い
てらっしゃるそう。友諸さん曰く彼女の方が
濱田家や濱田窯のことを知ってるのでは?と
のこと。最初は濱田家の女中さんから、後に
濱田庄司に抜擢され職人さんとなり型のお仕
事を中心に作られています。型のお仕事は土
を型に押し込むのでとても力もいりますが、
ご高齢の今もお仕事されているのが驚きです

濱田窯の器の中にまんぢゅう皿と呼ばれる三寸サイズの型皿があります。濱田庄司がイギ
スのスリップウェアの形に着想を得たとい
そのカタチは型で作られ底は素焼き、表面
模様が施されます。当時濱田家には毎日多くの来客があり、そのお客さんに地元産の
お饅頭を出しておもてなしをしていたそうで
そのお饅頭を乗せるのにその器を使っていた
ことから饅頭皿と呼ばれるようになったとも
言われています。当時来客と濱田家の人分とで毎日100個もの饅頭を注文していたとか。
友諸さんの奥様雅子さんに先述のリーチルー
ムで煎茶と落花生のお菓子でおもてなしを頂
いてとても美味しかったのですがその際もそ
の饅頭皿を使っていました。テマヒマではラ
ンチの際にぬか漬けなどをのせることが多い
ですね。

昨年、映画監督の川瀬美香さんが、「手鏡」
というWEBで公開している映像シリーズで、
高根澤ミツ子さんが饅頭皿を作ってる様子を
撮影されました。YouTubeで公開もされてい
ますので是非ご覧になってみてください。
丁寧にでも手早く、美しい所作で饅頭皿を作
ってる様子をご覧になれます。

おそらくこの続きに出てくるシーンだと思う
のですが、高根澤さんが颯爽とスクーターで
濱田窯に通勤する様子を撮る際に、スピードが速すぎてうまく撮映出来なかったとかで、何テイクか撮り直してた、という裏話を友諸
さんがSNSで明かしてました。男女、年齢、
関係なく、今も他の職人さんと一緒に元気に
働いてらっしゃいます。

その後訪問した島岡桂さんの所で、たまたま
話が最近のお弟子さん事情になったのですが
今は陶芸を志す若者は女性比率が高いとのこ
と。高根澤さんの頃とは随分状況が変わって
きたのだろうなぁと想像します。
タイトル画像のものは現在テマヒマにある、
饅頭皿で、今回選ばせて頂いた中で別の柄も
増えました。届き次第準備して棚入れしたい
と思います。高根澤さんが作られるこの饅頭
皿を柄違いで揃えるのも楽しいかもしれませ
んね。

昨日まで3日間お休みを頂きましたテマヒマですが、今日はいつも通り11時オープンです。
沢山の器、暮らしの道具、古書とともに皆様
のお越しをお待ちしております。ランチのご
予約状況ですが、11時半、12時、それぞれ1
組ずつで残り11席とかなりお席に余裕がござ
います。

昨年の緊急事態宣言から一年、大阪はまん延
防止等重点措置、加えて昨日医療非常事態宣
言が発出されました。引き続き感染拡大防止
の対策をとりながら皆様のご協力を頂きなが
ら営業して参ります。皆様のお越しをお待ち
しております。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

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テマヒマ

「暮らし、味わう。」 テマヒマは 民藝と発酵をモノサシに 食を通して暮らしの豊かさを提案する 古民家セレクトショップ&カフェです。 みそソムリエの店主がテマヒマかけて作る 発酵食品を中心としたカフェ、 テマヒマかけて作られた暮らしの器・道具、 食に関する書籍を販売しています。 古民家を改修した隠れ家的空間で、 ランチ、スイーツ、お買い物を お楽しみ下さい Since 2018.10.01