手癖
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
民藝と暮らすはずだった展も今日で6日目。11
日までの会期の折り返しとなります。6,7日は
火曜日水曜日で定休日ですのでお気をつけ下さい。
今日のブログは昨日に引き続き、インスタラ
イブ、突撃!工房探訪②翁再生硝子工房編か
らそのさわりを。
今回はテマヒマでも人気のワイングラスを吹
くところを中継していて、なかなか見る機会
も少ないと思いますのでご興味ある方は是非
ご覧になってみてください。制作中は奥様が
撮影してくださってますが、解説音声入りで
す。そして相変わらず僕は見守る係です笑。
翁再生硝子工房さんのワイングラスは、頑張
っても1日15個作るのが限界と仰ってました
が、実際にご自身ご家族が使いながら、そし
て無駄をそぎ落とすようにしながら、進化し
てきて今の形に到達したそうです。
ガラスに限らず古いモノ、アンティークの好
きな森岡さんご夫妻はデザインのアイディア
はお二人で出し合うそうですが、作品の参考
にするとしたらそんな蒐集したアンティークガラス。もっともそれは職人さんがひたすら
同じものを作り続けることで生まれたモノで
もあり、個人作家として様々な種類を作る環
境とは違うので難しいとも仰ってました。
-ガラスを吹く時に大事なことは?
「精神を穏やかに保つこと」
-作るのに一番大変、しんどいのはどのタイミ
ングは?
「吹き始めたら吹くだけなので吹き始める前
が一番しんどい。素材よりも体調やこころが
モノに反映される」
というやりとりもありましたが、ガラスを吹
く際に精神状態やそのコントロールが大切だ
というが印象的でした。
意外だったのは、ご自身のことを不器用だと
表現していたこと。謙遜も含めてだとは思い
ますが、前日の中ノ畑窯佐藤さんも同様のこ
とを仰ってましたので、だからこそのモノ作
りへの姿勢がきっとあって、好いモノが生み出されるのでは?と思いました。
素材として吹きガラスには向いてない(ご本人
談)再生ガラスをあえて使って作っていると
いうのもどこかその不器用という言葉とも共
通することがあるような気がします。再生ガ
ラスで作ると、どんなにやってもシュッとは
ならない(関西弁のニュアンス分かりますか?)
が、でもその分柔らかな雰囲気が出るという
森岡さんの言葉に象徴的なように。
最後に今後のモノ作りの目指すところをお伺
いしたところ、(あれこれ考えずに?)手癖だけ
で作っていきたい、そして古いモノにある
(多少の歪みを超えた)寛容さを表現したいと
いうお答えでした。それには配り手や使い手
側にも寛容さが必要だとは思いますが、その
域に達した翁再生硝子工房さんの器を見てみ
たい、これから伴走させて頂く中で、その
変化・進化を見守り続けていきたいと思いま
した。
森岡さん、貴重なお時間を頂戴しまして、ありがとうございました!!
挑戦中のテマヒマのクラウドファンディング
も7/7 23:59の終了時間まで残り3日弱とな
りました。これまで114名、1128500円のご
支援を頂きありがとうございます!引き続き
宜しくお願いします。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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