猿腕

おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ＆カフェ テマヒマ

本日は定休日！

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。

僕の祖母は晩年、認知症で施設にお世話にな

っていて、その最終盤は認知症からくる誤嚥

性肺炎のため施設から病院に運ばれ、手術•

処置をしては施設に戻るということを繰り返

していました。

亡くなった年なので約10年前のある時のこと

。病院から施設に戻るのに介護タクシーをお

願いしました。自動ドアが開いて、高齢の長

身のドライバーさんが入ってきた時、とても驚きました。それは何年か前に会社(当時）を

離れたSさんだったからです。

Sさんはアパレルの品質管理の担当をされてい

ました。先上げ検品や入荷前検品でSさんのチ

ェックをクリアするのは難しくて、特に縫い

目の滑脱検査はちょっと厳しすぎるのでは？

と思っていました。よくよく聞くと、学生時

代だったか社会人になってからだか、アーチ

ェリーの選手だったそうで、それを聞いてか

らそんな力で引っ張って検品したらどれも合

格しないよーと、ちょっとメーカーさん側の

気持ちになったり。

ある時Sさんと雑談をしている中で僕の腕を見

て「太田さんは猿腕だからアーチェリーには

向いてないですね」と言われました。猿腕と

いう言葉を聞いたのはその時が初めてでした

し、アーチェリーが急に身近に感じた瞬間で

した。人生においてアーチェリーをすること

はおそらく今後も無いと思いますが。

改めて、猿腕について、ググってみました。

手のひらを上に向けた状態で両腕を前に伸ばし、体の前で小指と小指の側面をピッタリと

合わせた時、肘と肘がくっつく人は猿腕とい

うのだそうです。特に生活する上で不自由を

感じたことはありませんが。

オリンピック開催中にふとその時のことを思

い出してブログに書こうと思ってるうちに、

オリンピックも終わってしまいました。特に

テマヒマと関係のある話でもありません。1週

間後にはパラリンピックも始まりますね。