巡礼
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日、ふと思い立って、柳宗悦が京都時代に
住んでいた3ヶ所のうち2箇所が吉田山にあり
、そのあたりを散策してきました。参考にし
たのは「柳宗悦と京都〜民藝のルーツを訪ね
る」(光村推古書院)、古美術骨董月刊誌「目
の眼」2022年4月号。柳が京都に住んでいた
のは関東大震災後の1924年から1933年の10
年間、35歳から44歳までにあたり、下手物に
変わる民藝という言葉が生まれたのが1925年
なので、民藝は京都で生まれた、という言い
方も出来るかと思います。
漫画やアニメの熱心なファンが、その縁のあ
る土地に行くことを聖地巡礼と言ったりしま
すが、民藝と言えば、東京駒場の日本民藝館
と西館(旧柳宗悦邸)、栃木県益子の濱田庄司
記念参考館(旧濱田邸)、河井寛次郎記念館(旧
河井邸)などが聖地として挙げられるかもしれ
ませんが、吉田山を散策するのも言わばそん
な聖地巡礼でしょうか。
1箇所目は、改装はされてるようですが、現存
しています。急な階段の横に建っていて、弘法さんとか天神さん(骨董市)で蒐集して運ぶ
の大変だっただろうな?とか要らぬ想像をし
たりしてました。普段の買い物とかも大変そ
う。一般の個人の方がお住まいなので前を通
っただけ、外から見ただけですが、ここに柳
家の人が住んでたのかぁと感慨にふけったりしていました。東大路の方から歩いていく
と、このあたりは碁盤の目からはずれ、道が
曲がっていたり、アップダウンがあったりし
て、迷子になりそうですが歩いていても楽し
い。特に急勾配なので階段を登りきると、街
を見下ろす感じになり眺めもよいです。
そこからGoogle上は7分(道に迷ったり寄り道
したりしたのでもっとかかりましたが)の所に
京都時代2箇所目はあったようです。ここも
坂道に面していました。今は建て替えられて
いますが、樹齢の古そうな松の木が生えてい
てもしかしたらそれだけは当時のものなのか
しら?なんて想像をしていました。
吉田神社をはじめこのあたりはやたら神社が
多いです。ちなみに正月3日間と節分祭及び毎
月1日だけしか開かない斎場所大元宮は、ここ
で拝むと、日本中すべての神社を参拝したの
と同じご利益があるって看板が建っていまし
た。凄い。。このブログ書くのに吉田神社のことネットで調べてたらなかなか深くて、話
が違うところにいきそうなのでこのへんで。
30年程前、この近くの大学に通っていた(いや
ほとんど大学には行ってなかったけど)のに、
柳宗悦についても知らずかなり残念なことで
すが、ぶらぶら歩きながら約100年前のこと
に思いを馳せていました。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。本日はお酢のワー
クショップ開催日、本日よりお米スイーツの
販売開始日です。ランチのご予約は0組です。
皆様のお越しをお待ちしております。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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