分類
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
東京ステーションギャラリーで開催中の巡回
展「東北へのまなざし」。建築家ブルーノ・
タウト、民藝運動の柳宗悦、考現学の今和次
郎など、1930-1945という時間を区切って、
当時後進的な周縁と見られていた東北を彼ら
がどのように見ていたか、それぞれの違った
切り口で見ていくことで、多面的・複層的に
東北の文化的豊かさを見ていくというもの。
改めて、この展示会のこと、特に展示会冒頭
のブルーノタウトのことはまた書きたいと思
いますが、今日はピンポイントに「こけし」
のことに絞って。
日本民藝館所蔵の「黒こけし」が会場にあり
ました。タイトル画像は展示会図録からなの
ですが、朱を中心とした印象的な模様、顔が
描かれていないもの。こけしと言えるかどう
かは分かりまんが、でもやっぱりこけし。模
様がない分、造形の美しさが際立ちます。暫
しの間、立ち止まって見入ってしまっていま
した。民藝館の蒐集の中に郷土玩具は含まれ
ておらず、こけしもありません。唯一この黒
こけしのみなようですが、柳宗悦はなぜこの
一体だけを選んだのでしょうか?
このブログを書くにあたって、ググってたら
「こけし手帖第6号」(昭和30年)に掲載された
米浪庄弌さんという方の記事を見つけました
。こけしだけでなく大津絵なども蒐集されて
いた尼崎の方のようです。
東北のまなざし展の第3章は「郷土玩具の王国
」。その中にこけし系統マップがありました
。
こちらも図録からの写真失礼します。アウト
オブ民藝をまとめられた軸原ユウスケさんが
作成されたものなのですが、産地別に11系統に分類することが出来るとしています。この
分類めちゃくちゃ面白い!展示会場で系統マ
ップと展示されてるこけしを比べながら見て
いました。
僕の前いた会社は、こけし千体趣味蒐集の会
を名前の由来として当初こけしの頒布会から
スタートしました。設立は1955年11月。入社
したのは1996年で事業内容も違っていて、社
史の中の出来事ではあるのですが、当時、職
域で何千、何万ものこけしを販売したかと思
います。新たにこけしを企画制作販売するのにあたってこういった系統とか分類とかは意
識されていたのかは気になるところです。こ
のブログを読んでる、前職の先輩方で、もし
分かったら教えて頂きたいものです。こうい
う分類とか系統とかを面白いと思うのはもし
かしたら男性的で、こけし販売は女性向けだ
ったので意識されてなかったかもしれませんが。
分類と言えば、現在販売しています、「石獅子探訪記」。村落獅子をその顔•形で、〜ぽい
という感じで著者の若山恵里さんが分類して
らっしゃってて、これがまた楽しいのです。
本当に色々ありますね。何かわからんってい
う分類も。是非お手にとってご覧ください。
パラパラっとめくって石獅子の写真を見てる
だけでも楽しいです。
明日8/1 20:00〜はそんな若山さんご夫妻とつ
ないでのインスタライブを予定しています。
お時間合いましたら是非ご覧下さい。
昨日はランチのご予約も朝の段階で0(ゼロ)組
でどうなることかと思いましたが、暑い中お
越し頂きました皆様ありがとうございました
。
7月最終日の今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約状
況ですが、3組でスタートのお時間は残り6席
となっています。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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