探検

おはようございます。

暮らし、味わう。

民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。

「東北へのまなざし展」ですが、モノとして
グッときたのは、昨日ご紹介した「黒こけし
」以外には、藁手袋や藁靴、亀の子笊や米揚
笊など。こちらも図録から失礼します。雪に
おおわれる東北の冬や普段の暮らしの必要性
から生まれたものですが、カタチがとても美
しい。こぎん刺しの模様の美しさもそうです
が、それも雪に閉ざされる東北の長い冬が、
テマヒマかかる手仕事を生み出したと言え素
晴らしい。蓑もそういう意味では東北の気候
風土が生み出したものと言えますが、民藝に
ハマり家のインテリアに影響を受け始めた頃
、壁に蓑を飾るようになったら行き過ぎ、や
り過ぎな気がするから注意してって、うちの
奥さんに言ってたのを思い出しました。話は
ずれましたが、あとは、よく色々なところで
も紹介されてる羽広鉄瓶。カタチがたまらな
く格好いいですよね。解説によると、柳宗悦
は南部鉄瓶について、形や模様やろくなもの
がないと酷評していたが、これだけは高く評
価していたそうです。
今回一番気になった「まなざし」は、展覧会
冒頭、第一章の「ブルーノ・タウト」の東北
「探検」。桂離宮や伊勢神宮を高く評価した
(逆に日光東照宮は酷評していた)ことでも有名
なドイツの建築家は、ナチスの迫害を逃れ、
日本にやってきました。3年半の滞在中に、日
本に関する本を3冊出版、東北へも3度訪れて
います。

旅の案内をした、秋田の版画家・勝平得之と
の出会いというかきっかけもドラマティック
だったのですが、ブルーノ•タウトと勝平得之
が目にしただろう「民具」をまとめた展示は
当時の暮らしを想像することが出来て圧巻で
した。ちなみに下の勝平の作品。冬の寒い東北を暗く描くのではなく、明るく生き生きと
描いていて素敵です。ブルーノ•タウトも勝平も、自分の目で実際に見るということを重視
していた点が共通していたようです。
ブルーノ•タウトは日本では建築の分野ではな
く工芸の分野で仕事を得て活躍しました。そんなタウトが残した言葉で気になったものを

欧米デザインの模倣、外国の嗜好に合わせた
ものを「イカモノ」と呼び、本当に良質なモノとは何かを問いかけていました。また本物
らしく見せかけることを「インチキ」と呼び
批判していました。

「ゲテモノ」(民藝という名前が生まれる前は
下手物と呼ばれていました)に対して、機械工
業や現代主義を「ハイカラ」として、どちらが正しいではなく、松尾芭蕉の言葉を引用し
「古人の跡を求めず、古人の求めたるところ
を求めよ」としています。この言葉、民藝に
ついても勿論、それ以外の様々なことにもあ
てはまる至言ですね。
最後に柳宗悦・兼子、河井寛次郎、バーナー
ド•リーチとブルーノ・タウトが収まる写真。

この展覧会、実は先日テマヒマにお越しにな
った編集者・藤本智士さんと色々お話しする中でおススメされて観に行ったのですが、本
当によかったです。ご紹介ありがとうござい
ました!9月25日まで開催されていますので
機会がありましたら是非!



昨日で厳しい厳しい7月が終わりました。暑い
という意味とお客様が少ないというダブルミ
ーニングですが。そんな中お越し頂きました
皆様ありがとうございました!
今日から8月。ランチのご予約も0(ゼロ)組で
幸先不安なところです。状況が好転すればよ
いのですが。。。今日も11時オープンで皆様
のお越しをお待ちしております!

ご案内の通り、今日は営業終了後、20時より
沖縄のスタジオde-jin若山大地•恵里さんご夫
妻と結んでインスタライブを行います。お時
間合いましたら是非ご覧下さい。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!

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テマヒマ

テマヒマは、高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01