親方
おやかた
【親方】
同じ業の一群の職人・弟子(でし)の技能を導き、また生活の面倒を見て、監督する人・頭(かしら)。
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
一昨日ですが、高槻の北端にある中ノ畑窯さ
んに仕入れにお邪魔してきました。先週、交
野にある翁再生硝子工房さんにお邪魔した時
に、実は一年以上ぶりだということをお伝え
したら驚いてらっしゃいましたが、中ノ畑窯
さんも訪問という意味では(前回は行商にお越
し頂きましたので)、テマヒマの品揃えの中心
的存在にも関わらず、1年以上ぶりになってし
まっていました。。。
窯焚き•窯出し直後ということもあって、豊富
な中から、定番的なモノ、人気のモノだけで
無くテマヒマでは初めてなモノも選ばせて頂
きました。くん炭の釉薬で作られたクリーム
色に近いシリーズもグッときました。もみ殻
を炭化して作ったくん炭は田畑などの土壌改
良にも使われてるものとのこと。佐藤さんは
ご自身で田んぼもやってらっしゃることもあって、暮らしながら作る、作りながら暮らす
という印象が強く、暮らしに根ざしてるこそ
の使いやすさ、美しさがあるように思います。
少し前ですが、お2人は修行先の沖縄読谷村の
北窯の開窯30周年の記念式典に行かれていま
した。北窯は、宮城正享、松田共司、松田米
司、與那原正守の4名の親方による共同窯で、
多数のお弟子さんを輩出し、沖縄だけで無く
全国で活躍しています。中ノ畑窯佐藤さんの
ご主人央巳さんは米司親方、友美さんは宮城
親方のお弟子さんです。
色々なお話をする中で、今回のその沖縄行き
で何かモノ作りや心境の変化はありしたか?
とおたずねしたら、久しぶりに各地で頑張ってる仲間達と久しぶりに会って刺激があった
という央巳さんに対して、何も変わらないと
いう友美さん。気負いのない感じが友美さん
らしくもありますが、お二人の個性のご夫婦
共同体として中ノ畑窯さんの魅力があるよう
に思います。
お2人に共通するのが、親方へのリスペクト。
宮城親方が、昔も今も何も変わらず、偉くな
ったりもしていないこも、お元気で何よりと
いったことを友美さんは仰ってましたし、央
巳さんはリスペクトという言葉そのままを使
ってらっしゃいました。
「師匠」ではなく「親方」という言葉が、響きも含めていいですよね。話は違いますが、
自宅を建てた時に、工務店の社長のお父さん
(社長さんは親父と呼んでました)が、元宮大工
として工事に参加していて、他の職人さんか
ら、親っさんと呼ばれていて、親っさんの親
という字は親方の親でもあったんだなぁとふ
と思いました。明日はそんな自宅に引っ越し
てきて11年になるようです。
佐藤さん、一昨日は台風接近中の大変なタイミングで、お世話になりありがとうございま
した!いつも美味しいお食事を頂きありがと
うございます!
昨日、インスタで今回選ばせて頂いた器のご紹介をしつつ、棚入れも終わりました。早速
通販のお問合せも頂きありがとうございます
!新入荷ラッシュでかなり見応えのある店内
となっています。是非お手に取ってご覧下さい。
テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越
しをお待ちしております。ランチのご予約は
お一人のみで残り15席とお席にかなり余裕が
ございます。カフェのご予約もありがとうご
ざいます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い1日を!
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