善悪
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
「愛の反対は憎しみでは無く、無関心だ」と
いうマザーテレサの言葉と並んで至言だと思
っているのは「正義の反対は(悪ではなく)また
別の正義」という言葉で、テマヒマブログで
も何度かご紹介してきましたが、もともと誰
が言い出した言葉なんでしょうね?今のとこ
ろ読み人(語り人)知らずです。
民藝と発酵をモノサシに、と常々言っている
テマヒマ的観点で言うと、「発酵と腐敗は紙
一重」ということも同じ文脈かと思います。
腐敗も発酵も微生物の分解の活動で、人間に
とって有益な活動を「発酵」、不利益なもの
を「腐敗」と呼んでいるだけでのこと。微生
物は人間の為に有益に働こうとしている訳で
も不利益に働こうとしたいる訳でもありません。
今朝の日本経済新聞の、腸内環境「善玉•悪
玉」は昔、という記事はさらにこういった
思考に沿ったものだなぁと感じました。
よく腸内細菌を善玉菌と悪玉菌の二元論、或
いはそのどちらでも無い日和見菌との3分等で
捉えられることが多いですが、(病原菌は悪玉
と言えるが)常在菌は、善玉・悪玉という概念
は成立しない、というのです。同じ菌でも、
人によって、場合によって、善にも悪にも働
くようです。善玉菌の代表的な存在とも言え
有名なビフィズス菌もアルツハイマーや花粉症との関係性の報告も。健康にとって重要な
カギはやはり腸内環境における「多様性」。
これも常々テマヒマブログで書いていまし
たが全てに通じるように思います。腸内環境
を考える時、食生活に意識が向きますが、こ
の記事によると、投薬による悪影響は食事の
3倍もあるとされて考えものだなぁと思います
。
柳宗悦の美醜の論ともまた違った意味で、こ
の善悪論(?)と言いますか、考え方は指針とな
るのでは?と思うのですがいかがでしょうか?
本日テマヒマは5周年記念、河井寛次郎お話
会・お茶会開催日で、貸切営業です。通常営業はありませんのでお気をつけ下さい。
間も無くスタート!ワクワクが止まりません
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!
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