味方
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
火曜日水曜日は定休日!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
前回のブログ「好人」の続き的な感じな?ブ
ログを。
サラリーマン時代、ファッションジャンルを
担当していたので、ビームスの設楽社長の言
葉で頭に残っていることがあります。確か繊
研新聞で読んだと思うのですが、「気づきの
タイムラグ」という言葉。
改めてネットで調べてみたら、上の図が見つ
かりましたが、ファッションのトレンドが三
角形の上から順に伝わっていく、下に行く程
人数が増える、(書いてはいないですがおそら
く)下にいくほど価格帯が下がるという考え方
。イノベーター理論(下図)とかとも共通する考
え方かなと思います。
ファッション感度に限らず、情報感度とか他
のことにも当てはまる、応用出来る考え方か
とは思います。
通販会社に勤めていたので、少し違う捉え方
をしていました。当時(今も?)カタログ販売
というのは、モニターカタログを作って需要
予測をしていたりして、企画制作〜販売開始
までに時間がかかっていたので、この情報伝
達の時間差を価格差で販売するようなビジネ
スモデルでは無いかと。なので、トレンドだ
ったり情報だったりをいかに早く気がつける
かというのが重要なのかと考えていました。
時間を短縮することでトレンドを取り入れる
か、或いはトレンドとは違う切り口を探すか
。時間を短縮する試みはあって、自分が関わ
ったところだと、雑誌社とのコラボやこのブ
ログでも何度かご紹介してるwebショップもそ
うだったと思います。一方、ファッションが
より細分化したり、ネットやSNSもあって上か
ら下への情報伝播のスピードが速くなったり
して、限界がきているのかなと思います。そ
れはカタログからネットに主戦場を移せばい
い話では無く、開発の作法自体を変更する必
要があるのかもしれません。
テマヒマがテーマとしている、民藝や発酵と
いうものが流行とかとは無縁のもの、無縁で
あるべきもの、といったことをこのブログで
も書いていました。流行となると流行はいつ
か終わってしまうものであり、そうでは無く
常に当たり前にある、あって欲しいから。時
の流れがますます速くなる現在にあって、民
藝や発酵が身近にあるというのは健やかさを
保ってくれると思います。ファッションが前
述の通り、どこか時間の流れに抗ったり、戦
っている感覚があるのに対して、民藝や発酵
って、時間を信じたり、時間を味方にする感
覚がある、最近そんな気がしています。時間を信じる、時間を味方にする、というのは、
ともに小倉ヒラクさんがどこかで書いたり話
してたりした言葉かと思いますが、なかなか
の名言。昨日ぬか床作りワークショップを開
催しましたが、ぬか床作りとか、手前味噌作
りとかって、待つ楽しみがあって、独特の時
間感覚があります。今度のまいまい京都さん
のお話会ではそんなこともお話出来ればと思
います。
テマヒマは今日明日火曜日水曜日で定休日で
す。木曜日11時オープンで皆様のお越しをお
待ちしております。
今日は荒天予報ですが、お店にこもって、木曜日からの牛ノ戸焼特集の準備をする予定で
す。皆様好い一日を!
写真はブログ内容と直接関係ありませんが、
昨日のぬか床作りワークショップの一コマ。
0コメント