道具

おはようございます。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ、テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


お正月が明けると、お雑煮の地域性について会話やネットとかで一盛り上がりするのが常ですね。実家の味というか故郷の味というか、食の地域性がどんどん失われていく中、唯一残されたものというか。お味噌もそうですけど。

元旦は実家でおすまし×角餅のお雑煮、二日目は自宅で白味噌×丸餅のお雑煮を食べるのがここ最近の我が家のスタイル。実家はおそらく母の出身の三重県の影響?うちの奥さんの実家もおすましだったそうですが、お母さんは大阪出身。今年はうちの奥さん(テマヒマ店主)が10月30日に仕込んだ白味噌で。白味噌は麹の量がかなり多い分さすがに完成が早いですね。


昨日「100分で名著」(Eテレ)の筒井康隆特集を見ていて、語り手に俳優の岡部たかしさんが出演されていて、昨年見た「ボクらの時代」(フジテレビ)の岡部たかしさん×阿佐ヶ谷姉妹の出演回をふと思い出しました。不思議な組み合わせ?と思ったけど、3人は劇団東京乾電池の同期だったのこと。若手の頃の貧乏時代、岡部さんが昔やってたバイトの話に。それは道路で誘導するロボットが壊れないかをただひたすら何時間も監視し続けるという仕事。今だから笑わる貧乏話みたいなことですが、ちょっと笑えないなと。人間を便利にする道具に使われる人間というか。


生成AIを稼働させ続けるのには多くの電力が必要でそのために原発再稼働という流れがありますが、それも似たようなことのように思えてなりません。AIさんにどうやったら省電力に出来るか?AIさんに原発以外の方法を聞いてみて欲しいものです。


よく聴いてるラジオ(をポットキャストで)番組があるのですが、昨年末にAIに詳しいITライターの方(正確ではないかも)が2024年を振り返るという回がありました。AIへの期待から投資マネーが集まったため想定よりも早くAIが進化しているとのこと。AIに仕事を奪われる論がよく言われてますが、AIは奪って欲しいと思う仕事は奪ってくれないと自嘲気味に語ってたのが印象的でした(ロボット的なものと繋がっていくと変わるかもとも)。AIを使っているのか?AIに使われているのか?


初期テマヒマブログでもAIについて触れることがありましたが、あれから約7年経ちAIの話題もより増えました。今の仕事柄直接的には関わっていませんが、社会を見る、考えるにあたってはやはり気になります。そして民藝や発酵的なモノや考え方は人間らしくあるために必要だと当時よりも尚一層のこと思います。AIが道具から大きなシステムとなっていくのならば、影山知明さんの言葉を借りれば小さなファンタジー(創造的想像)として。


昨年は1/4(木)から営業開始でしたが,今年は1/7(火)とスロースタートの為ゆっくり過ごさせて頂いてます。1/7からは初売り!蔵出し市7DAYSスタート。皆様のお越しをお待ちしております。

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01