内輪

おはようございます。

高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ、テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田　準です。

最近ずっと中井正広・フジテレビの話題でメディアはもちきりです。こういう時はいつも竹村健一さんの

「マスコミが、芸能ネタなりスキャンダル事件を連日連夜、執拗に報道している時は注意しなさい。国民に知られたくない事が必ず裏で起きている。そういう時こそ、新聞の隅から隅まで目を凝らし小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい」

という言葉を思い出します。

中居正広さんの件は内容は全く知りませんし、結果憶測が憶測を呼んでる気がしますが、本人が引退したことでフジテレビ問題に移っていますね。いろんな角度、立場から突っ込みどころ満載で火に油を注ぎ炎上してる気がします。一方で、キャンセルカルチャーというか、みんなで寄ってたかって袋叩きにする、誰かが責任をとって辞めるとかしないと止めないような風潮の怖さ、気持ち悪さ、違和感はモヤモヤします。中井さんやフジテレビに元々非があって、火のあるところに煙がたってはいるとしても。

そんな中少し前の日本経済新聞の「内輪ノリ」文化の功罪という記事は興味深かったです。

女子アナをアイドルのように扱ったり、本来裏方なディレクターなどが芸能人と混じってバラエティー番組に出たり、フジテレビの内輪ノリで一世を風靡したが、その企業文化が経営にまで持ち込まれた結果、今の危機があるのではと。お台場への移転について当時同業他社から「メディアは街の中心を離れてはダメだ。」つまり普通の人々の視線を忘れ、内向きの論理に支配されがちになるから、という懸念があったともありました。

前職で某商社や某出版社との協業案件があって、KANさんの♪東京ライフの歌詞「雨が降っても道を選べば傘もささずに歩ける」ではないですが、地下鉄の駅からその会社まで傘を差さずに入れて、だから世間ずれしてるのかな？と思ったこともありました。

少し前に全然違う話の流れで前職の先輩が、「常連が（店の）進化や成長を止める」ということを言ってて確かにそういうところがあるなぁと感じました。常連さん比率が高ければおそらく経営的には安定するのでしょうけど、その居心地の良さに安住してしまうと堕ちていく可能性はあります。テマヒマの場合、常連さんとお呼びしてもよいと思えるお客様も勿論いらっしゃいますが、7年目でも比較的新規の方が多いお店なのでそこに適度な緊張感があってよいと思っています（お店はリラックス出来る空間です笑)。先日ご紹介した、飲食店コラボシリーズにしても、内輪だけで盛り上がるのではなく、そこはお客様への想いや目線が欠かせないのは言うまでもありません。

タイトル画像はお台場ではなく、神戸ポートアイランドから。

昨日は店主とスタッフにお店をお任せして、兵庫県民芸協会の総会・新年会に行ってきました。会場で人生の大先輩のお２人から「いつもブログ読んでます。勉強させてもらってます」という言葉をかけて頂き大変恐縮してしまいました。具体的に読み手をイメージして書いてる訳ではないのですが、読んで頂いてる方がいらっしゃることに感謝と少しの緊張があります。

兵庫県民芸協会の理事会は今年より新体制に移行しましたが、3期目になりますが引き続き理事をつとめることになりました。お店をやりながらですのでなかなか動けてはいませんが、役割を果たしていければと思います。

テマヒマは今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は三組の残り10席とお席にかなり余裕がございます。

それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を！