懸橋

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ、テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


土曜日はお店を一時間早く閉めて、HIDA大阪店(グランフロント北館4F)で明日2/11まで開催中のイベント「飛騨、民藝、暮らし」に関連した、やわい屋朝倉圭一さんのお話会に行ってきました。昨年朝倉さんの「わからないままの民藝」の出版されたことを記念したものかと思いますが、同じ飛騨高山の飛騨産業さんの家具が並ぶショールームの中で、やわい屋さんがお持ちになった飛騨の手仕事を見ながら、お話を聞きました。民藝について、飛騨について、主に歴史から辿り、俯瞰して見ていきます。栁らが民藝という言葉を作ったり、民藝運動を興した背景はある程度理解していたつもりですが、その当時の暮らしぶりを写真や絵でご説明頂くと解像度が上がってよかったです。土井善晴さんがよく仰ってる「和える」⇔「混ぜる」と言う話を〆で使ってらっしゃいましたが、共感することも多かったです。民藝の器を売る店(モノとしての民藝)は沢山あるけど、民藝の志のある店(思想としての民藝、モノサシとしての民藝)でありたいと思う僕としては、やわい屋さんのような存在は心強いです。それにしても博識というか研究熱心ぶりに改めて感心しました。

その前日、行商の前にテマヒマにお立ち寄り下さいました。実は開店前にやわい屋さんでの安土草多・小島鉄平2人展でお会いして以来なので7年弱ぶり。その間にやりとりがあったからか、それほどお久しぶり感なく、自然と色々お話出来て良かったです。また語り合う日や場がありますように!「わからないままの民藝」に朝倉さんにサインしてもらいましたので、よろしければ。


さて、このブログはそのことではなく(違うんかいな!?)土曜日の朝、NHKの関西ローカル番組の中で、京都のネコちゃんを取り上げるコーナーがあって、河井寛次郎記念館のえきちゃんが取り上げられていました。テマヒマでも河井寛次郎お茶会でお世話になった、河井寛次郎の孫で、記念館の学芸員である鷺さんがインタビューに答えてました。

「(えきちゃんがいることで記念館が)美術館ではあるけど、河井の家になる」

と仰っていて、ハッとしました。気が付いてなかったけど、えきちゃんがその繋ぐ役割を果たしている、懸け橋になってるのだなと。思わず鷺さんのフェイスブックについてそのことについてコメントしました。鷺さんの返信がさらになるほどと膝を打つものでした。

「いつも非日常の空間を日常にえきちゃんが変えてくれます」


開店当初よくお越し下さってた方に、テマヒマのことを正確には覚えてないですが「日常の隣の非日常」「日常と地続きの非日常」と言われてなんだかいい言葉だなぁ(の割にちゃんとは覚えてない・・・苦笑)と思ったのを思い出しました。


今日は、ことことの庭田村明子さんをお招きし、3年目となる薬膳入門編を開催しました。ご参加頂きました皆様ありがとうございました!

来月からは「季節の養生」第三期が始まります。是非ご参加ご検討下さい。


明日2/11は火曜日ですが、祝日ですので営業致します。11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も一日お疲れさまでした!おやすみなさい。

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テマヒマ

テマヒマは、大阪府高槻市にある、 民藝の器、暮らしの道具、 食に関する書籍のセレクトショップ、 みそソムリエの作る発酵食品中心のカフェです。 食を通して暮らしの豊かさを提案しています。 「暮らし、味わう」 高槻市にお越しの際は、 築90年の古民家をリノベーションした 隠れ家的空間で、 器や暮らしの道具のお買い物、 ランチ、スイーツをお楽しみ下さい。 Since 2018.10.01