嵩増
おはようございます。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です
昨日夜ごはん作りながらTVつけていたら、米の価格が上がる中、もち麦が注目されているというニュースがありました。もち麦を入れることで嵩増し(かさまし)になって節約になるという話。少し前には朝の情報番組でハンバーグの特集をやっていて、豆腐で嵩増しすることで節約!みたいなことが言われていました。
テマヒマの現在のランチメニューの豆腐ハンバーグは酒粕やお味噌を使ったヴィーガンチーズで召し上がって頂いていますがその名の通り豆腐がメインです。もち麦は前々回の豆腐焼売の中に使っていましたし、ちなみに前回好評だったポテサラ風の中身は押し麦でした。
いずれも食感だったり、美味しさだったり、ヘルシーさだったりの観点でテマヒマでは使ってきたので、嵩増しだったり節約だったりという文脈で語られるのはとても抵抗があります。雑穀や豆腐の立場にたっても、嵩増し要員として扱われるのは不本意だろうと思うのです。
定食の中で添え物扱いになりがちな味噌汁を主役に据えるなど、ある意味価値転換をしてきたテマヒマとしては、豆腐や雑穀などが脚光を浴びるのは良いことだと思います。が、冒頭のもち麦のニュースはそれに伴ってもち麦の値段も上がっているというオチがついてるので、なんだか複雑なところです。
どこまで物価は上がっていくのでしょうか??
少し前に「茶わん一杯、パン価格の倍」という記事を読みました。パンに使われる9割ぐらいがアメリカなどからの輸入で価格は下落傾向だそうです。一方米の値段はご存知の通り上場が続きます。備蓄米を放出しても価格が下がったり安定してるということはあまり聞かなかったり、米の値段については、物価上昇だけではなく、構造的な問題があるのでは?と思えてなりません。お米が高くて節約の為パンやパスタ(いずれも小麦)にという話もよく聞くので、物価の問題だけでなく、日本人の主食、食の問題としても考えなければならないと思います。
ちなみに、テマヒマのごはんは、高松のまるざ発芽玄米研究所さんの契約農家さんから送って頂ている自然栽培の玄米を店内で1-2日浸水しながら発芽させ土鍋で炊いてお出ししています。元々お安いお米ではありませんが、米不足米騒動の影響を受けず、毎月送って頂けているので本当に有難いことです。
テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約はお二組のみで残り12席と週末にも関わらずお席にかなり余裕がございます。現時点ではご予約無しでもお席ご案内出来ます。最近は当日にご予約がバタバタ入ったり、ご予約無しでお越しの方がいらっしゃったり、と思ったら全然いらっしゃらなかったり、と本当に読めないですね。あくまで完全予約制では予約優先性で、予約無しでは入れない店(と思ってらっしゃる方もいらっしゃいますが全然そんなことはありません!)は目指していません。でも予約してでも行きたい店ではありたいと思ってはいますが。難しいところです。
それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も好い一日を!
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